なまなりさん (幽BOOKS)

著者 :
  • メディアファクトリー
3.45
  • (9)
  • (24)
  • (28)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 140
感想 : 32
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840118682

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「怪異実聞録」なので、実話ですよね…(||゚Д゚)

    因果応報ですな…(-_-;)



    初読みの作家さんです。

    中山市朗さんと言えば『新耳袋—現代百物語—』
    未読ですがね(^▽^;)(だって怖いもん)


    プロデューサーの伊藤礼二からホラー映画の監修を依頼される。

    彼は、退魔師(琉球金剛院正一位法会師)という除霊師でもある。

    自身に起きた恐ろしい体験を、2日間に渡り語る。

    呪い、呪詛系の話です。

    双子の美人姉妹が、自分達になびかない男を奪い取ろうと、その彼女を執拗に追い詰める。

    病んだ彼女は自殺。

    その後、双子に奇妙な現象が起こり始める。


    双子の実家の仏間で起こる怪異現象が怖い…。

    双子の母も怖い…。

    一家の祖先が四国の〜とか、ご先祖や家系のせいにするのは…どうなのかなと思いましたが…(-∀-`; )

    四国の『犬蠱(こ)』という呪詛を初めて知りました。

    ーーーーー

    飢えた犬を土の中に生き埋めにして、頭だけを出しておく。
    その犬の前には食べ物を置いておくんです。
    犬は食べ物を前にしながら、飢えて恨んで死ぬ。
    この犬の怨念、恨みを利用して、相手の子孫までも祟りをなすよう念じるんです。(本文より)

    ーーーーー

    なんと…言葉も出ない……(`‐ω‐´)

    人間の欲に動物を使うとは…。


    見どころは怪異と祓い。

    そこまで怖くはないですが、
    実話という意味での怖さは、ありますね…。


    因果応報。

    人に優しく、呪われないよう心がけて生きていきましょう.☆.。.:*・°(ムズイ)




  • これから読まれる方に一言言っておきたい。(; ・`д・´)
    怪談、奇談を自らに欲したのならば
    これから起こるかもしれない奇怪な事は
    自らに招いた結果であると思う。
    故に責任は読者自身にあるのだ。
    何故、この様なこと申すのかと言いうと
    これは……『実話だ!』(*•̀ㅂ•́)و✧
    もう一度言うぞ!!これは『実話だ!』(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!

    著者である中山市朗氏あるきっかけで
    伊藤礼二と言う企画、プロデューサー兼【琉球金剛院正一位法会師!…か、かっこいい(☆-☆)⠀】と出会い
    伊藤氏が体験したなんとも恐ろしい話を聞くのであった。
    その内容はある男性を愛した女性たちの
    壮絶な奪い愛!……正確には片方のアホな絶世の美女姉妹による嫉妬、妬みによる壮絶な嫌がらせにより男性の、奥さんは自殺してしまった…
    しかしそれは序章に過ぎなかった。
    呪いvs呪い戦い ( っ˙-˙ )≡⊃)3゚)∵
    そして因縁に纏わる呪いが、相乗効果を
    もたらし呪われた一家、
    そして深く関わる人にも呪いが、襲いかかるのであった。

    要所要所で背筋がゾッとする所があり
    中々の怖さを楽しめるんではないんだろーか。
    ページ数も170ページとなんとも少なく
    1日もあればすぐに読み終わってしまうレベル
    しかし内容は十分に濃い〜〜〜内容となってるので満足できる内容です。:(´◦ω◦`):プルプル
    どうでしょう?この暑い夏にぴったりな
    なまなりさん
    十分に楽しめるはずです!
    そして最後にこのなまなりさんに深く関わらない方がいい…なんせ実話なもので…Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ

  •  2時間もかからず読み終えられるほどひたすら読みやすい。だけど、それでは"面白い"のかというと特筆するほど面白くはない。"つまらない"のかというとそういうわけでもない。"怖くない"のかと問われると怖くなくもないが怖いと言い切るほどに恐ろしくはない。
     関連して、小説(媒体は限らないが)というのは、私にとっては、その作品のどこかに理解しつくせない箇所や不明瞭な謎が残る方が、面白く感じられるのかもしれない。ホラーというジャンルであればそれは尚更。
     叶姉妹みたいなやつらに裏切りがない。叶姉妹みたいなやつらというのはそれだけでオモロではあったけど。

  • 期待して購入したのだが、完全に裏切られた。滅多にお目にかかれないほど怖くない怪談本である。なぜこれほど「怖くない」のだろう。理由を思いつくまま挙げてみる。

    (1)語り手(体験者)の一人称で綴る擬音の多い文体が「稲川淳二モノ」を思わせるところ。
    (2)登場人物のキャラが立ち過ぎなところ。特に双子の姉妹は否が応にも某セレブ姉妹を連想させてしまう。一度そう思っていしまうと怖いものも怖くなくなる。(注!これから読む人は今のところ忘れてください)
    (3)大映ドラマ的展開。「それは警察沙汰だろ!」とか「そこでもっと驚けよ!」といった突込みどころが満載なところ。登場人物にはもう少し常識的に行動させて欲しい。

    もし続編等企画されるのであれば最低限上記の3つは修正していただきたいところです。
    怖いといえば、購入した本の後ろ15ページくらいが落丁しており、一瞬「何だ?この終わり方は?」とわけがわからなくなりました。新しい怪談のスタイルか?とも思われましたが落丁と判明し、「いまどき落丁本に巡り合うとは、、、。」とその事実に慄然としました。
    「中途半端」な怪談素人読者の評ですので、もっとコアな怪談プロの方はお試しあれ。

  • 実話にしてはリアリティが乏しく、創作にしてはキャラクターや台詞回し、ストーリー展開に魅力を感じられず途中で離脱。
    同筆者の『怪談狩り 四季異聞録』はお気に入りの作品なので、怪談狩りシリーズの新作が出たら手に取りたい。

  • カバー写真:TAKANORI YAMAKAWA / SEBUN PHOTO / amanaimages
    ブックデザイン/泉沢光雄

  • 話の本筋をまとめたものを読んだ事があるような気がした。

    人の振り見て我が振り直せ とも思った。気を付けよう。

  • 人の恨みを買うような真似はするものじゃない、という話。

  • ドラマとか見ていて「あっ!そんなことを言ったら今度はあなたが殺されるのに!」みたいに思うことはあるけど、そんな感じ。

    ただこの姉妹はもともとなまさりさんに祟られていたのかもしれないなぁとも思うから、姉妹も沙代子さんもみんな可哀想だな。…いや、やっぱり沙代子さんが一番可哀想なのか。

    なまさりさんの恨みがなんで伊東さんのところまで来たのかはよく分かんなかったけど。

  • ちゃんとホラーなんだけど、なんにも解決してないんだけど、
    自分には関係なかろうと思えるからそんない怖くない。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

(なかやま・いちろう)兵庫県生まれ。怪異蒐集家、放送作家、オカルト研究家。クリエーター養成塾「作劇塾」塾長。木原浩勝氏との共著『現代百物語 新耳袋』(全十夜)は、ロングセラーとなった。著書に『怪異実聞録 なまなりさん』『聖徳太子 四天王寺の暗号』『怪談狩り 市朗百物語』『怪談狩り 赤い顔 市朗百物語』などがある。

「2022年 『なまなりさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中山市朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×