魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫 J た 5-1)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2007年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840120609
作品紹介・あらすじ
クラス委員の羽田琴也は、登校中いきなり後ろからタックルされ、思いっきり踏みつけられてしまう。ちょっ!何事だよ!?とパニくる琴也を、見下ろす美少女は「やっとわたくしを愛してくださる人に巡り会えた」と不適に微笑む。霧間留美華と名乗った少女は、以来ことあるごとに琴也に絡んでくる。そしてついに琴也のためと称して、仕事をさぼるもう一人のクラス委員の水越を深夜の教室で椅子に縛って監禁するに至り、琴也は恐怖心を覚えてしまう。一体、彼女の目的は…!?第3回新人賞佳作受賞のゴシックホラー風味エロチックラブコメ、華麗に登場。
感想・レビュー・書評
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全4巻完結。
ゴシックホラー風味エロチックラブコメのとおり、女の子の体の場所の描写とか、主人公の体が裂ける描写とか生々しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新人賞受賞作ということで、(黒幕らしき人物の影はちらつくものの)きれいに一巻でまとまってはいる。
ラブコメパートはさておき、シリアスシーンでの文章表現や語彙は懲りすぎず稚拙すぎず、なかなか読みやすかった。MFの傾向だから仕方ないかもしれないけど萌えを意識しすぎないシリアスバトルもの書いてほしいなぁ。
キャラクターは弱く、本作内では個性付けで書き分けはできているものの、全員「どこかで見たテンプレキャラ」の枠を脱し切れていない。
ただ、主人公の命を狙う敵から主人公を颯爽と守るヒロインとの恋愛、となる展開が多いところ、ヒロイン自身が主人公の命を狙う敵のような位置づけで登場するダークヒロイン(アンチヒロイン?)的設定は面白かった。
しかし同時に、主人公がなぜあれだけ恐怖の対象であったヒロインに惚れたのか、それも自分の身を投げ出して彼女に尽くしてしまうようになるほど惚れたのかがわからず置いてけぼりにされた感がある。(デートなどは成り行きでしているものの、身をなげうつほどに絆を深められていたようには見えなかった。)
キャラや展開、世界観は特に突出したものを感じなかったが、ダークヒロインの設定は面白く、バトルシーンの文章はわりと好みなほう。総合して平均くらいかな。
※ヒロインに命令されて脚を舐めさせられたり主人公がそれによって痛い目(ガチ出血レベル)にあったりするのでそういうの好きな紳士の方は燃えると思います。 -
4巻がすぼみすぎな...
全体的に中途半端。 -
BOOK-OFF 175円(文庫半額セール)
半額だったんで勢いで4巻まで買っちゃったけど、読んでみた感想は〜、、イマイチ。
なんだろう、語り口に魅力がないのか、どうもストーリーがダラダラっとしちゃっててただ読んでるって感じ、キャラの個性?魅力?も出し切ってない感じで”どっかで読んだ設定”だったりキャラだったり…もうすこし惹かれる内容が欲しかったかも。
でも、まー四巻まで出てるわけだし、人気がないわけじゃないらしい。でもまぁ、エロい部分+エロイラストで獲得してるのでは??とも思ってしまうね。2巻に期待。