ラノベ部 (MF文庫J)

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レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840124294

作品紹介・あらすじ

物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた…!かといってたいそうな事件が起こることはなく、ライトノベルを読んだりちょっとだけ変わった友達と友情を育んだり、一風変わった先輩に絡まれたりと、楽しく日常を過ごしたり過ごさなかったりしていた。そんな、どこにでもありそうな、でもどこにもなさそうな日々が繰り広げられる新感覚ライトノベルのはじまりはじまり。

感想・レビュー・書評

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  • 「はがない」が傑作だったので、天才平坂を遡って読む企画。基本的にははがないと同じテンプレート。はがないほどのキレはないものの、ライトノベルに対する思いが伝わってくる良書。この頃からすでにうん●が出てきていて、そのぶれなさもさすが。

  • 初ラノベ。ラノベ読んだことない人はこれから入るといいかも!ラノベに対しての偏見がなくなった。ラノベってなんだろう。という疑問が少し消えた。すごく良いこと言ってるので、借りた本だけど自分でも買おうと思う。リレー小説がマイナスポイント。

  • ラノベ部 (MF文庫J)

  • 再読
    改めて読むと全体にかなり上手い出来でおどろき
    『僕は友達が少ない』ともどもライトノベルてきなそれに
    自己言及をごろりと肯定して提示しているのが面白げよ

  • 「作中作としてリレー小説を書いたりするラノベ好きの集まりを舞台にしたラノベ」というメタなネタで「高二病?」という印象なのだけれども、「作中作として推理劇を演じたりするミステリ研究会を舞台にしたミステリ」の多さを思い出し、私は貝のように口を閉ざすのだった。

  • 同作者の「僕は友達が少ない」が意外と面白かったのでこちらも読んでみた。
    初期の「僕は友達が少ない」を読んだときとだいたい同じような印象で、無難に楽しめた。
    この作者、「ライトノベルのお手本」のような文章を書くなぁと思う。
    ライトノベルの読みやすさや親しみやすさを強調しつつ、ライトノベルの枠を逸脱しない安定感?みたいなのがある。
    刺激が少ないのでちょっと退屈だけど、安心して読める気安さが特長かなぁ。
    「はがない」でも途中から刺激物や爆弾を放り込んできて面白くなったから、この作者が「安定路線×刺激物」の方向で作品を作ってくれると俺的には楽しめるのかもしれない。

    ところで。
    主人公が少女のライトノベルを読むのは非常に久しぶりかもしれない。
    近年読んだ中では西尾維新の化物語シリーズのいくつかはヒロイン視点で描かれてたはずだから「主人公が少女のライトノベル」だったかもしれない。
    他に読んだことがあるとしたら、ヤマグチノボルのタバサの冒険とか。
    アレは外伝だけど完全に少女ヒロインだった。
    あとは・・・大昔に読んだ時雨沢恵一のキノの旅とか。
    でも途中の巻を少し読んだだけだったから、つい最近までキノが女だって知らなかったんだよなぁ。
    とにかく、主人公が少女のライトノベルってほっとんど読むことがないんで、今回そこが少しだけ新鮮に感じた。

  • はがない作者ということで、はがないの前作を読んでみました。

    はがないよりも私は好きだなーと。
    ギャグも笑えたし、たまにしっかりとしたテーマで書いているのもあります。
    台詞まわしが上手で、作者の得意技なんだと思います(笑)。
    ただ、たまにわざとらしくなっているので、それはまぁ仕方ないかなとも。

    本当に何も考えずに読める部分もあるし、
    短編集になっていてちょっとした時間に読めます。

  • 『僕は友達が少ない』で有名な平坂読先生の作品。

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    高校生になった物部文香は悩んでいた。部活動所属が必須のこの高校で、自分はどこに入部すべきか…。「軽小説部」という妙な名前の部室前にいたところ、当の部の部長・浅羽美咲に勧誘され、なんだかんだで部員になることに。どうやら、そこは軽小説すなわちライトノベル好きな生徒が集う部だったが、文香はライトノベルなど生まれてこの方読んだことがなかったのだった。
    とある高校のラノベ好きの生徒たちが、ラノベを中心とした何気ない話題について軽妙なトークを繰り広げていく様を描いた、「日常系ラノベ」。
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    【良かったところ】
    ・作者の「ラノベ愛」がこの作品を通して全面的に伝わってきた。作者はライトノベルという手法でライトノベルを取り扱う物語を描くことで、「ライトノベルとは『こういう小説』なのだ」ということを読者に必死に伝えようと試みているようにみえた。だからこそ、この作品はライトノベルをよく知らない、あるいはライトノベルに対して偏見を持つ読者諸君にこそ手に取ってもらうべき作品だと思う。
    ・会話劇というのはラノベの面白さを支える重要な要素の一つであり、それを実際面白いと思えるかどうかは作者のギャグセンスであったり、読み手の感受性に多分に依るわけだが、幸運なことにこの作品は自分に合っていた。すなわち、笑いどころが多くて飽きなかった。特に、部員たちがリレー小説に挑戦するあたりの展開のはちゃめちゃ具合には、声を出して笑ってしまった。
    ・物部文香が良い。最近読んだ学園ものは、男子が主人公で1人称語りで展開されるものばかりだったが、本作は女子が主人公で3人称語りだったので、自分にとって新鮮だった。そして、重要なのはライトノベルについて知識が浅薄な彼女が、「ラノベとはこういうものなのだ」ということを一から学んでいく過程が、平易な口調で語られているところ。本来ライトノベルが想定している読者層にきっちり届けようという狙いが伝わってくる。


    どうも2巻までしか続いていないようなのが、ちょっぴり残念。多くの続刊を出さないことも、この「実験的作品」の試みの一要素なのかもしれないが。

  •  

  • なかなか

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