- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840127714
感想・レビュー・書評
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なにがやりたいのか見つからない。
そんな著書が行き着いた先、それは「なにもやりたいことがないことを知れるのが収穫、だったら人の役に立てばいい」と言う。
そこから導き出された道と言うのが、やりたいことが見つからない人達の支援。
ニートの支援だった。
そこからニートの支援をする為のビジネスモデルを考え失敗を繰り返しながらも諦めず継続し、黒字経営するまでのビジネスになった。
この経緯を見ていると、自分の今後の起業に対するモチベーションになった。 -
やりたいことのない人は選手になろうと思わないのであればサポーターになるのが良いのでは、という提案本です。
社会起業家なんてまだまだ珍種のような響きを感じますが、著者の辿った経緯は普遍的だと感じました。
人生や死を真剣に考え限られた時間を意識する事で、ガムシャラに行動し、経験し、ぶつかりながらまた考え、徐々に大きくやっていく。
やりたいことがあろうとなかろうと、時間は過ぎていきます。何もしない人生を自分自身は気に入るでしょうか? -
社会起業家、山本繁さんのバイオグラフィー的な本です。
如何にお金を儲けられたかで成果を図る一般の企業に対して
如何に社会に影響力を与えられるで成果を図る社会起業家という仕事の魅力を感じさせられました。
自分が影響を与えたい人の為に働くことは魅力的だ。 -
ニートや若者の支援を行う、山本繁氏。氏がなぜ、このような事業を行うようになったのかが描かれている。
世の中をよくしたい、という人は多い。しかし、実際に実践している人は多くない。山本氏のような、社会の問題を事業を通して解決しとうとする社会起業家には、どのような原体験があって今に至るのかとても興味を持ちながら読んだ。病気や、利益を追求しすぎた起業経験、ボランティア活動が、氏の人生の方向づけていることを、私なりに理解した。
タイトルでもある、「やりたいことがないヤツは社会起業家になれ!」の根拠は、p29,30に描かれいます。目からウロコでした。
p129の「精神と時の部屋」の話も個人的におもしろかった。
参考文献も載っているし、ストーリーもとても読みやすくおもしろいので、社会問題の解決に興味がある人にはとてもオススメの本です。 -
やりたいことがないのではなく、何もやりたくない私のような人間はもうどうしようもないな
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この本との出会い:
社会起業家、気になるし
やりたいことわからないし
概要:
オールニートニッポンや、中退予防のNPOを運営している山本さんの話。
大学時代、やりたいことが見つからずにもんもんとしたことや、事業が軌道に乗るまでの紆余曲折について。
感想:
パートごとにまとめもついていて、読みやすい本でした。また、山本さんの活動は「すごい」のに、全然「すごいだろ」アピールしていない部分も、読みやすさにつながっているのかもしれません。
ぶっちゃけ:
またSFCか…。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99212967 -
”ユヌス自伝のとなりにあって、毛色が違ったので購入
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T:
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<読書メモ>” -
【やるだけやってダメだったら、夢をあきらめることも必要な経験になる】
みなさんは将来どんな職業に就きたいかはもう決めましたか? もしまだ決めていないなら、社会起業家という選択はどうだろうか。社会起業家とは社会における様々な課題を事業により解決する人だ。つまり、社会問題をビジネスにより解決するのが社会起業家だ。社会起業家は他人のために自分を犠牲にし、時間や能力を捧げるだけではなく、お金儲けも同時に出来る。理想的すぎると思われるかもしれないが、著者の山本繁はこういう仕事をしている人だ。今も健全なモデルで自分の組織を運営している。もしやりたいことがないなら、社会起業家はどうだろうか。もし興味があり、もっと社会起業家のことを知りたい、あるいは社会起業家にチャレンジしたい人は、簡単な、わかりやすい経験といくつかのコツがこの本に詰まっているので、ぜひ読んでもらいたい。
作者はどこにもいる普通の人だった。大学に入ってすぐはなんでも興味があってやる気満々だったが、たった二週間でやる気を失い、2年間ほぼ出席せず、ネットで不動産関係の事業をしていた。学生としては失格といえるだろう。しかもその事業は最終的にはやめてしまった。だが、それは作者自分が選んだことだ。この事業は自分が本当にやりたいことではないとはかったからだ。自分はしたくないことはよく知っているが、何をしたいのかはさっぱりわからないということが分かった。そういう人も結構いるだろう。あなたはどうだろうか。著者がもがき、苦しんで出した答えは、「自分に夢がないなら、他人の夢のために努力すればいい」という面白い答えだ。
一見するとそれは自分の人生を無駄にする行為かもしれない。だが、それが作者の立場からすると自分の才能を最大に活かす唯一のルートだ。なぜかというと、自分に夢がなくて方向性がなくても、他の人のためなら、方向性が明らかになるからだ。しかも、自分が夢がないから、ほかの人より、もっとそのひとの夢を大事にすることができる。だからこの職業はやりたいことがない人に一番ふさわしいだろう。
私がこの一言をおすすめする理由はこれだ。20歳前後の私たちは、情熱が一番強い時期かもしれない。何にもチャレンジする勇気がある。それはいいけれど、どうしても乗り越えられない、自分の限界を超えたら、やめるのも勇気がある行為の一つだと思う。そして、その失敗した経験は必ず未来の成功へのエネルギになる。このことを証明できる例もこの本の中にあるから、これを信じて。ぜひ読んでみてください。