僕たちの旅の話をしよう (MF文庫ダ・ヴィンチ)

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  • メディアファクトリー
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レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840130608

作品紹介・あらすじ

赤い風船が運んできた手紙。それは、一人の少女が出した"誰か"を求める声だった。風船を受け取ったのは、どれほど遠くのものでも見えてしまう健一、どんな匂いもかぎわける麻里安、そしてあらゆる音を拾う耳を持つ隼人。不思議なチカラを備えた3人は集い、少女に会いに行くことを決めるが、理不尽な現実が事件となって彼らを襲う-。

感想・レビュー・書評

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  • わくわくした!4人の出会い方が素敵ですね。ロマンチックというかなんというか…こんな出会い方もアリだなぁと。特に終盤辺りは本当に鳥肌が立ちました。私も舞ちゃんと一緒になって飛び跳ねたい気持ちになるくらい嬉しかったし、興奮しました。できることならお父さんがどうやって普通の道に戻ってこれたのか、舞ちゃんとどうやって夏休みを過ごしたのかもっと詳しく知りたかったなぁという気もしますが、書かれていないからこそ良いのかもしれない。あの後どうなったのかな、中学生になっても仲良くしているのかな、そんなことを考えながらしばらく心地よい余韻に浸っていたくなる、そんな作品でした。

  • 解説にもある通り、久々に気持ちのいい話を読みました。
    sfチックだし、突っ込みどころは多々あれど。

    大人が子供の目線を思い出しながら読んでも、子供が読んでも楽しいと思います。

  • 小路幸也さんの「僕たちの旅の話をしよう」読了。小学生による出逢いの物語。東京に住む小学生3人の下に風船で運ばれてきた手紙が届く。「はじめまして、あなたはどの町でこの手紙を読んでいますか」手紙の送り手と小学生は文通をしながらお互いのことを知っていくのだが。。この3人、ただの小学生じゃなく、それぞれ目、耳、鼻に特別な力を持っています。手紙を通じて夏休みに旅に出かける計画を立てるのだけど、いろんな出来事が起きてハラハラ。物語では親と子供の愛情について考えさせられた。最後は心温まる展開。金原さんの解説も良かった。

  • H29.11.20 読了。

    格安ワゴンにて購入。著者の名前を見たことがあるのでなんとなく。
    後で調べてみると、電子書籍化とかもされてないみたいで、マイナーな作品なのかな?

    私自身の、小説の好みを、この作品を読んでやっと気付けた。
    青春モノって面白い!
    というか、いわゆるヤングアダルト・ティーンズ向けの話が好きなんだな、と認識できた作品だった。

    目がめちゃくちゃよく見える男の子、人の性格を匂いで判断できる女の子、耳がめちゃくちゃよく聞こえる男の子という、ファンタジーな設定が受け付けられない人にはまず楽しめないだろう。
    ストーリー自体も御都合主義だし、現実的ではない話なのに、頑張れー!って応援したり、時にはホロリと泣けたり。
    こういう面白い作品を映画化したら良いのに。

    多分、ツッコミどころを挙げたらきりがないんだろうが、とても楽しめた。
    素直に面白かった。
    ただ、A級なお話か、と考えたら、うーんって所があるのも事実。
    あまり深く考えず、すらすらと読んで楽しめた作品。

  • 【あらすじ】
    赤い風船が運んできた手紙。それは、一人の少女が出した“誰か”を求める声だった。風船を受け取ったのは、どれほど遠くのものでも見えてしまう健一、どんな匂いもかぎわける麻里安、そしてあらゆる音を拾う耳を持つ隼人。不思議なチカラを備えた3人は集い、少女に会いに行くことを決めるが、理不尽な現実が事件となって彼らを襲う―。

    【感想】

  • 赤い風船が運んできた手紙。それは、一人の少女が出した“誰か”を求める声だった。風船を受け取ったのは、どれほど遠くのものでも見えてしまう健一、どんな匂いもかぎわける麻里安、そしてあらゆる音を拾う耳を持つ隼人。不思議なチカラを備えた3人は集い、少女に会いに行くことを決めるが、理不尽な現実が事件となって彼らを襲う―。

  • 家族の話で友情の話。小路さんらしい不思議な雰囲気がある。
    2016/1/13

  • 山奥の少女が風船につけてとばした手紙が東京に住む不思議な力をもつ3人を結び付けます。それぞれ問題を抱えながらもそれを解決し、少女のもとを訪れる過程にすかっとしました。

  • どうしようもないこともあるけれど、僕らは夢みることをやめない。

    ここまでくると最早ファンタジーなのでは、と思うほどの、安心設計。どんでん返しを期待する必要はない。裏切られない、優しい世界。よく見える目、よく聞こえる耳、よく嗅ぎ分けられる鼻。特殊能力はもっているけれど、それがとんでもない大冒険を導くわけでもないし、少しは特殊能力の哀しみもあるけれど、身を滅ぼすほどでもない。そこらへんが小路幸也の優しさだな、と思う。殺伐とした話やミステリを読み過ぎていると拍子抜けするかもしれない。でも、これはこれでいいと思う。

  • タイトルに惹かれて購入。最初はどんな冒険の話なんだろうと期待していましたが、良い意味で期待を裏切られました!!思っていたのと違い残念に思いながらも、読み進める手が止まらない・・・見事に話に引き込まれました。話の展開もわかりやすく、とても読みやすい作品だと思います。

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著者プロフィール

小路幸也
1961年、北海道生まれ。2003年、『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』でメフィスト賞を受賞しデビュー。「東京バンドワゴン」シリーズをはじめ著作多数。近著に『マイ・ディア・ポリスマン』『猫ヲ捜ス夢 蘆野原偲郷』『花歌は、うたう』などがある。魅力的な登場人物と温かな筆致で、読者からの熱い支持を得ている。

「2019年 『あの日に帰りたい 駐在日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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