サクサクわかる現代史(メディアファクトリーの新書)

  • メディアファクトリー
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840131483

感想・レビュー・書評

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  • 私が物心付いた頃からパレスチナとイスラエルは戦争状態にあったと記憶しています。
    本の導入部分はパレスチナとイスラエルの戦争の原因とこれまでの経緯の解説です。
    国を擬人化して、漫画にしてあるのでとても取っ付き易く、内容も大変分かりやすかったように思います。


    漫画で書いてあるので、イメージとしてとらえやすいです。
    現代史で今までボンヤリとしか理解していなかった部分が、具体的に理解出来る(気がする)本です。


    ひょっとしたら偏った切り口の本なのかもしれませんが、読み終わって、イギリスとアメリカには「大概にしとけよ」と、若干の不信感、嫌悪感を持ちました。

  • 誰に聞いても 何度聞いても 理解できなかったパレスチナ問題
    それがこんなにすっきり理解できるだなんて思わなかった。
    全く知識がなくてもサクサクわかる とは言い切れないけれど
    ニュースを見ても「なんだかよく分からんわ中東...。」とか
    「なんでアメリカはイスラム教徒からあんなに憎まれているの?」と、悶々としている人には必読の書だと思う。
    世界をあるひとつの教室に見立て、二枚舌のイギリス君や
    横暴なアメリカ君。国連を番長連合としているのには思わず笑ってしまった。
    中学生が読んでも分かる内容なのに、こんな世界情勢のなか
    日本はどうあるべきか?など深く考えさせられる内容になっている。

  • 試験対策で時事問題集をやり始めたら、前提になってる現代の情勢がわからない。
    現代の情勢をわかろうと思ったら、その背景にある歴史の流れがわからない・・・。
    ということで手にとった一冊。

    国を擬人化し、世界を1つの学級に例えた片山さんのマンガが面白かったし理解をすごく助けてくれた。
    歴史的事実を羅列されるじゃ面白くないんだけど、色んな国の思惑とか関係性をストーリーにしてもらうと歴史って面白いなあ。
    そしてそんな目で今の世界を見ると、新たな疑問とか「それっておかしくないか?!」が少しずつ見えてくる。

    第3章対談「戦争を起こしているのは誰だ」も面白い問題提起だ。
    「戦争さえなければ、いい」。
    今また戦争の影がちらつく現在、わたしにできるのは、わたしたちが起こせる行動は何か、も考えたいね。

  • 各国をクラスメートにたとえたマンガのセンスがイイ!

    日本くんが情けなくて、なんか泣けるw

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著者プロフィール

福岡県出身。九州大学文学部史学科卒。河合塾福岡校の重鎮。実況中継の著者としても知られる。初めて授業を受ける人は面食らうが、世界史の知識量に関してはそこらの世界史講師の比ではない。口は悪いが、聞くと思わずふ~んと関心してしまう話をする。誰もが認める河合塾の看板講師。

「2020年 『1日1実況 歴史に学ぶ365日の教訓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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