厠の怪 便所怪談競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ひ 1-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840132893

感想・レビュー・書評

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  • その名の通り、トイレ(というか便所)にまつわる怪談集。

    かなり凄まじいです。
    読んでいる時に、気づくと鼻で息を止めているほど。
    恐怖とは別な意味で、背筋が寒くなる部分多数。

    とりあえず、食事前には読まない方がいいです。

  • 恐怖のふるさと・便所。そこは日常生活で唯一、人が孤絶を余儀なくされ、また無人であることが常態とされる場所でもある…。懐かしくも恐ろしい厠=便所をテーマとする書き下ろし小説8篇にエッセイ2篇を加えた、妖しくもニオイたつ、空前絶後の便所怪談競作集。(アマゾン紹介文)

    揃いも揃って出てくる舞台がほぼほぼ汲み取り式便所ってのが印象的。やっぱり今の一般的なトイレよりあっちのが怖かったよなぁ…。
    ただ、お話としては怖いというより汚いと思わせられるもののほうが多い。それってどうなんだろう。

  • まずはタイトルがおもしろいなと思い手に取ったのと、
    カバーデザインが素敵だなと思いましたが、
    この本に参加している大御所方々の名前を見てかなりびっくりしました!!
    やはりというか、
    胸糞悪くなる作品テイスト、
    好きな人にはたまらないと思いますが、僕は嫌いです。
    嫌いだけど読んでしまうこの不思議w
    クソまみれなの好きな人にはおすすめです☆

  • 夢さんがダントツでお気に入り。京極夏彦さんは初読みかな?ちょっと合わないや。福澤徹三さんは、らしいなぁ。飴村行さんは初読み。一線を超えちゃった世界観が衝撃的でした。

  • 大祖母ちゃんの家のくみ取り式トイレが怖かった記憶が蘇る。
    落ちたら死ぬような気がした

    くみ取り式は下からヌゥッと、水洗は上からヌゥッと
    形は変わってもトイレの怪談は無くならないんですね

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:913.68||K
    資料ID:95100497

  • 便所アンソロジー。トイレというよりも便所。厠。
    えぇと、とにかく汚くて臭いです。便所だから仕方ないね。
    厠には綺麗な女神様はいそうにありません。
    「縁切り厠」が予想外にいい話で和みました。
    昔、祖母の家が汲み取り便所で怖くて仕方なかったことを思い出しました。今のトイレの怪談と昔の厠の怪談では恐怖の次元が違う。作中にもあったけど、あの異次元へ繋がっていそうな黒い口がぽっかり開いてるところに腰を下ろさなければならない恐怖!

  • 何度、途中で読むの止めようか・・・と思ったか知れない本(笑)

    怖いと言うより汚い。
    良く考えたら舞台が「トイレ」なので・・・
    トイレ=汚いなのか?と聞きたくなるほど話のメインは殆ど大便小便なので
    匂って来そうで・・・

    トイレの花子さん風なと言うか日本昔話的怖さを期待して取った本ではありましたが…
    怖くはないが(全く)汚さのエグさ。と言うかグロさが際立って面白いとか思えなかった。
    ある意味、夢に見そうな話ではありましたが(笑)

  • お便所の怪談、ということでウキウキしつつ読みましたが…。
    忘れてた。お便所に糞尿は付き物でしたね。おええ。
    飴村さんの作品が文字通りクソでした。おええ。
    松谷さんの集めてくれたお便所怪談みたいのがやはり好き。
    糞尿云々ではなく個室に固執して欲しかっ…クソのような洒落やな。

  • 恐怖のふるさと・便所。そこは日常生活で唯一、人が孤絶を余儀なくされ、また無人であることが常態とされる場所でもある…。懐かしくも恐ろしい厠=便所をテーマとする書き下ろし便所怪談競作集。
    京極夏彦、平山夢明ら人気作家も参加した短編集だが、中には全く怖くない怪談もあって、企画倒れの感が強かった。
    (D)

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著者プロフィール

飴村行 1969年、福島県生まれ。東京歯科大学中退。2008年『粘膜人間』で第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。デビュー第2作『粘膜蜥蜴』で第63回日本推理作家協会賞を受賞。特異な作品世界で注目を集める。著書に『粘膜兄弟』『粘膜戦士』『路地裏のヒミコ』『粘膜黙示録』『ジムグリ』など。

「2018年 『粘膜探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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