厠の怪 便所怪談競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ひ 1-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840132893

感想・レビュー・書評

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  • 2010/05/31 22:53:43
     『便所の神様』京極夏彦:確か5歳くらいまで住んでた家のトイレがボットンだった。色んな意味で怖かったなぁ。
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    2010/06/01 13:46:20
     『きちがい便所』平山夢明:うぅん、この話は余り好みじゃなかった。汚いし表現が残酷で、怖さより嫌悪感が強かった。
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    2010/06/01 13:48:49
     『盆の厠』福澤徹三:怪談と厠はあんまり関係なかったけど、この話は好き。懐かしい感覚。
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     うーん、『厠の怪』となってたけど、直接“厠”に関係している話が少なかったような。勿論出て来るんだけど、別に厠関係ないじゃんて思ったのが幾つか。
     やっぱり感性が似ているって事なのか、女性が書いた話の方が怖く感じた。

  • 京極作品が入ってたので読みました。

  • トイレにまつわるホラーアンソロジーみたいな。トイレって、妄想を掻き立てる磁場なんでしょうね、自分が小学生の頃に流行っていた怪談を思い出して懐かしくなりました。

  • 便所怪談というだけに、やはり古い厠=便所が舞台にならざるを得ないのだろうけれど、1人くらいは現在の水洗トイレを舞台に書いて欲しかったような気もするが。
    ちなみに厠→便所とトイレへの怪異譚の変遷については、編者による巻末のエッセーで言及されている。

    旧き佳き昭和の香り(臭気混じり?)漂う京極夏彦「便所の神様」福澤徹三「盆の厠」、やはりこの作者らしい壊れ方、鬼畜ぶりを見せる平山夢明「きちがい便所」もいいが、陰惨なカニバリスムものになっていく長島槙子「あーぶくたった―わらべうた考」が印象的。


    詳しくはこちらに。
    http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2010-05-19

  • 便所怪談アンソロジー。まさかこんなテーマでアンソロジーが組まれるとは思いもしませんでした(笑)。でもあくまでも「トイレ」ではなく「便所」なのですね。レトロな「便所」でないと、やはり怪が巣食う闇がないのか~。なので読み終えてトイレに行けない、という事態にはならずにすみます。
    お気に入りは岡部えつ「縁切り厠」。いったいどうなったのかが曖昧な結末ですが、いろいろと想像させられます。

  • 見返し
    いまも学校の便所、
    いやいやいまはトイレかな?
    その怪談は子どもたちの間で
    語られているのではないだろうか。
    この先もずっとずっとこうして、
    怖い話は生まれていくことだろう。-松谷みよ子
    裏表紙
    一冊まるごと「便所怪談」!
    懐かしくも恐ろしい怪談のふるさと-。
    誰もが利用する身近な空間でありながら
    常に怪異と隣り合わせな「便所」を舞台に
    名手たちが描く恐怖と郷愁の便所怪談集。

  • 京極夏彦目当て。

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著者プロフィール

飴村行 1969年、福島県生まれ。東京歯科大学中退。2008年『粘膜人間』で第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。デビュー第2作『粘膜蜥蜴』で第63回日本推理作家協会賞を受賞。特異な作品世界で注目を集める。著書に『粘膜兄弟』『粘膜戦士』『路地裏のヒミコ』『粘膜黙示録』『ジムグリ』など。

「2018年 『粘膜探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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