赤いヤッケの男(文庫D) (MF文庫 ダ・ヴィンチ あ 2-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840132916

感想・レビュー・書評

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  • 山にまつわる怪談の短編集。
    遭難者の幽霊の話は、恐怖よりも寂しさが先に立つ。

  • 評判どおり、これを読むと一人で山を登ったり、テン泊するのが不安になる。いい話、悲しい話もあるけど、やっぱり怖い話のインパクトは大きい。「笑う登山者」と「アタックザック」は背筋凍ります。

  • 2018/8/13(月曜日)

  • 表紙が怖いのでそっちの面は伏せながら読了。
    山での怪異は、街より信じたくなる。
    山で死ぬ人は自ら行ってるし、
    人を呪うより帰りたい人が多いからかな
    あんまり怖くない。
    後、山に行かなければ大丈夫という安心感もあるし…笑
    解説のみなみらんぼうが明るすぎて
    なんか笑えた。

  • ホラーは大好きなワタクシ。
    「笑う登山者」を読んで、もうダメ、と本を閉じました。
    加門七海はいっこも怖くなかったのに、私ってこんなに怖がりだったっけ???

  • 古来から信仰の対象としても祀られている山。それ故に不思議な出来事も数多くある。山登りを趣味とする著者が自身の体験や山仲間から聞き集めた怪談集を読友より教えてもらう。うん、これは面白いぞ。身の毛もよだつ強烈な話ではないがゾッとする話が連発する。リアリティがあるからこそ余計に怖い。作中には心温まる話もありメリハリの効いた構成に一気読みは必至。昔見たBS怪談夜話で語っていた人が著者なんですね。赤いヤッケの男の話はうる覚えですがハッと思い出しました。しかし、こんな本読んだら山行けないよ。そして絶対1人では行ってはダメだよ(;´д`)

  • 山での怖い出来事の短編集。
    怖い話だけでなく、不思議な話もある。
    表題の赤いヤッケの男が一番怖かった。

  • 山岳怪談集。くせのない文体で幻想的な山という異界を描いています。山の話ばかりですが怖いものからほのぼの幽霊譚までバリエーションあり飽きることなく最後まで楽しむことができました。実話風怪談集で最初から最後まで読み切れるのは自分としては珍しいのですが、一編一編が実話風の味と物語としての面白さのバランスが絶妙だったからだと思います。紀行文というほどではないですが、紀行文っぽい雰囲気もあってよかった。
    好みは「ザクロ」「銀のライター」「残雪のK沢岳」あたり。

  • 会社の休憩中読んで鳥肌ぞわぞわ。
    予想とは違って幽霊系の怖い話。

  • 山岳ミステリー怖かった。やはり、自然の中は不思議な事があっても、おかしくないね。

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著者プロフィール

1958年、東京都生まれ。ウェブサイト「北アルプスの風」を主宰。山登りと酒と煙草を愛する。99年、くも膜下出血を発症するも奇跡的に回復する。その後、サイト内にて怪談作品を発表。2004年、『幽』第二号から連載の「山の霊異記」でデビューする。08年に怪談集『山の霊異記 赤いヤッケの男』を刊行。怪談語りにも長けており、さまざまなメディア(怪談TV番組、『R25』、『ほんとにあった怖い話』など)で山の怪談の第一人者として取り上げられるなど活動の場を広げている。

「2020年 『山の霊異記 ケルンは語らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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