睡眠はコントロールできる (メディアファクトリー新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840134415

感想・レビュー・書評

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  • 睡眠をコントロールする方法を解説する本……と思ったが少し違った。睡眠に関する9種類の病気や問題について、症状や治療法を解説している。
    本書で取り上げられているトピックは次の九つ:睡眠相遅延症候群、過眠症、ストレスによる不眠、4時間半熟睡法、睡眠時無呼吸症候群、寝たい時間と眠れる時間、夢遊病、ナルコレプシー、冬季うつ病。
    中には睡眠の問題と認識されにくい症状(冬季うつ病など)もあったのが意外だった。読むと、治療には睡眠薬と並んで抗うつ剤(抗不安薬など)も使うことがあるらしい。確かにうつ病患者は睡眠に関する問題も抱えることが多いので、言われてみれば密接な関係があるのは納得できる。
    各章の導入には漫画があるので読みやすいが、わざわざ漫画を挿入する必要があったのかはやや疑問が残るところだ。

    覚えておきたい点:
    ・体内時計には履歴(くせ)がつきやすい。悪い履歴は1ヶ月も続けると染み付いてしまう。
    ・自分で満足する長さより少し短めの睡眠時間のほうが質は良くなる。

  • 本書は、睡眠障害の関する内容が8つと著者が提唱する「4時間半熟睡法」を説明している本です。
    江川達也氏の漫画を導入としていて話に入りやすいように工夫はされているが、「睡眠をコントロール」したいから読んだのであって、睡眠障害に関する知識を得ることが目的ではない。
    「4時間半熟睡法」部分はまだしもそれ以外の部分は、タイトル的にもう一歩かな。

    ただ、「4時間半熟睡法」については、平日は4時間半睡眠+昼寝、休日に不足分を爆睡で補う、というものだが、個人的に使える。この部分だけは良かった。

  • できないできない。
    経験上、薬が一番、ハーブが二番
    パブリックな場所では耳栓必須。

  • 巻末対談が必読。
    みんなが自分でエンドルフィンを出せるようになれば、もっと楽しくなる…
    先送りじゃなくて、次のステージに行ってしまえば、前の負債はチャラになる…
    マイケルが言うことを素直に聞くか?に対しカリスマになりたい…等、
    遠藤拓郎の発言が面白い。江川達也がハッキリ物言うとこも格好良い。

  • 自分はその昔、睡眠相遅延症候群だったと思う。完全に昼夜が入れ替わっていた。今は光治療というものがあるらしい。そのほか、睡眠の病気も奥が深い。201312

  • 読みやすそうなので特に期待もせずに読んでみました。
    テレビで病気の特集なんかをよくやっていますが、あれをちょっと詳しくした感じ。
    本気で治したいという人には不向き。
    何となくの暇つぶしに読んでみる教養としては最適だと思います。

  • 江川達也のツッコミがおもろかった。

  • 睡眠のコントロールをして、『パフォーマンスを最大限に引き出す』
    ただ、睡眠のコントロール??
    時間を単に削ればいいというわけでなく、睡眠の質を上げて、短い時間でも快適に過ごせるように☆

    起きてる時間が長ければやりたい事がやれる!
    そのためには、睡眠のメカニズムを知る!
    ただ、メカニズムを知るというより、本書はスリープクリニックを開業されてる睡眠の医療の専門家が書かれてるのが、ポイントだと思う!

    構成は9つの実際の患者さんの相談とそれを解決するために、原因と治療についてそして、実話だからその後も記載されている!

    相談編はあの『まじかる☆タルるートくん』を描かれた江川氏の漫画ってのが読みやすさの後押しもしてくれてる。

    目次
    ①遅寝遅起き
    ②過眠症
    ③ストレスによる不眠
    ④4時間半睡眠
    ⑤睡眠時無呼吸症候群(いびき→呼吸停止)
    ⑥寝たい時間と眠れる時間
    ⑦夢遊病
    ⑧ナルコレプシー(いつどんなときでも、寝てしまう…こう書くと楽観的だが、、かなり申告な睡眠障害)
    ⑨冬季うつ病(10月〜3月のみ発症のうつ病)

    あたしも本書を読むまでは、あまり深く考えて、無かったけど読むとかなり勉強になった☆
    睡眠は人が生きる上で必要不可欠な日常!!
    ちょっとした違和感や、深刻な問題まで睡眠の質が関係している可能性は多いにあると思う。

    是非1度読まれることをオススメ☆

  • 2012/10/30
    マクドナルド

  • 阿佐田哲也でお馴染みナルコレプシーとか、睡眠時無呼吸症候群とか、朝起きられないとか、様々な症状には様々な治療法があるということをひと通り知ることができる。ドーパミンとか、抗うつ剤とか、睡眠導入剤とか、覚せい剤とか、様々な薬のこうのうもひと通り理解できた。こちらも極東ブログさんの書評につられて購入。しかも今回電子ブックでの購入というところまで真似してみた。xperia acroでsony readerで読んだけど問題はない。まあもうちょっと画面が大きくていいけど。amazonで中古を買ったほうが安いし読みやすいってのが難点だな。

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著者プロフィール

遠藤拓郎 (えんどう・たくろう):著医学博士・スリープクリニック調布院長。元慶應義塾大学医学部特任教授。女子栄養大学客員教授。東京慈恵会医科大学卒業、同大学院医学研究科修了、スタンフォード大学、チューリッヒ大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校へ留学。東京慈恵会医科大学助手、北海道大学医学部講師を経て、現在スリープクリニック調布院長。 祖父 (青木義作) は、小説 『楡家の人々』 のモデルとなった青山脳病院で副院長をしていた時代に不眠症の治療を始めた。父 (遠藤四郎) は、日本航空の協賛で初めて時差ボケを研究。祖父、父、息子の3代で90年以上、睡眠の研究を続けている「世界で最も古い睡眠研究一家」の後継者である。スリープドクターとして、テレビやラジオなど多くのメディアでも活躍中。

「2023年 『脳と心を癒して心地よく眠る 和の花もようのぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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