ちがたり。 (MF文庫 J か 7-4)

著者 : 刈野ミカタ

• メディアファクトリー (2010年8月21日発売)

作品紹介・あらすじ

紫十字学園第二図書委員会。その主の少女・雨夜冥利は、実は吸血鬼だった。ただし、血を吸うことがほとんどできない、吸血鬼としてはどうしようもなく欠陥品の。そんな彼女の生きるすべは、血の代わりに「知」を吸う-すなわち、知的好奇心によって吸血衝動を抑えること。そのため、冥利の幼なじみであるぼくたち第二図書委員会のメンバーは、世界の真理に近づくための知識の断片(=しょうもないネタ)を生徒から集め、深遠かつ崇高な知的談義(=ぐだぐだ話)に日々花を咲かせている。ある日、冥利のもとに集まったネタの中に、「ドSをなおしてください」という依頼があった。けれど、ぼくたちが会った依頼者は、まるで天使のような美少女で…。

感想・レビュー・書評

[ケイさんの感想 · 2012年6月27日]

ヒロインには吸血鬼という設定はありますが、ストーリーはほぼ無い感じの日常系ハーレムもの。主人公は最初からものすごい勢いで周囲の女の子にちやほやされてます。

[かりおんさんの感想 · 2011年3月31日]

はい，そんなわけで「ちがたり。」ですよ．

第二図書委員会の主，雨夜冥利．

彼女は血の吸えない吸血鬼で，吸血欲求を満たす代わりに

知的好奇心を満たしてすごしている．

まぁ，そんなわけで第二図書委員会のメンバーで

図書館の片隅で基本だべっている話．

なんていうか，某生徒会室から図書館へ場所が変わっただけだとか

そういう感想を持ってしまったりしないでもないわけですが．

面白かったよ．

学校に設置された箱に面白いネタやら悩みやらを投書してもらって

ソレを見ながらなんやかんやするということです．

あれ，ここだけみると今度は初期の「めだかボックス」か？

でも基本は駄弁りで．

そして学園異能バトルへは発展しませんが．

うん．面白かったよ．

[manafeelさんの感想 · 2010年11月14日]

吸血鬼もの

著者プロフィール

『プシュケープリンセス』で第五回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞佳作を受賞。同作にてデビュー。

「2015年 『インディフィニット・リンケージ　04.』 で使われていた紹介文から引用しています。」