この中に1人、妹がいる! (MF文庫 J た 5-11)
- メディアファクトリー (2010年8月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840134880
作品紹介・あらすじ
将悟は、父の遺言に従って、政財界のお嬢様たちが多く通う深流院学園に編入した。「在学中に伴侶となる女性を見つけること」…つまり彼女を作ることが遺言だったのだ。ところが将悟には、顔も知らない生き別れた妹がいることが判明する。そして将悟の誕生日、差出人不明のケーキが届き、携帯の着信音が鳴る。「お誕生日おめでとうございます、お兄さま。お慕いしております」-どうやら妹もこの学園にいて、正体を明かさずに将悟に近づこうとしてる!?将悟は妹と"正しく"再会して彼女を作れるのか!?魅惑の変則ラブコメ、始まる。
感想・レビュー・書評
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全11冊、完結。
ラブコメでサスペンス&禁じられた愛といった、ライトノベルで昼ドラ的展開を見せる凄い作品でした。
実質的最終巻の最後の『グランベリオン』には感動した。
宝生柚璃奈…柚璃奈…ゆずりな…
柚璃奈の、話が絵が、もっと欲しい
スピンオフ作品とか出たら鼻血だす詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
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ヒロインたちの思考や行動が飛び過ぎていて、ここまでくればもうありなのかも知れない。
ミステリ的な仕掛けもあって、次巻以降もこういうふうにオチを考えているなら読んでみたい。 -
最後には12人ぐらい妹が…。(嘘
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なかなかエロい。設定は戦車道並に無茶。それを受け入れられれば楽しめる。
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9784840134880 261p 2010・11・11 4刷
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薄い、すぐに読み終われる
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キチってていいと思います.
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【読了】田口一「この中に1人、妹がいる!」 8月17冊目
2012夏アニメとして放送されている「この中に1人、妹がいる!」。最初はアニメから入ったのだけれども、当初はイマイチ感を心に抱いていたのに、最近は妙に楽しく感じられるようになってきたので、原作小説も読んでみることにした。BOOKWALKERで1・2巻が100円キャンペーンをやっていたので。
さて、基本設定をおさらいしておくと、主人公は大企業グループの御曹司。父親が亡くなったので跡を継ぐことになったのだが、どうも父親には隠し子、主人公にとっては実の妹がいて、嫁さん探しに放り込まれた学園の中に妹も潜伏しつつ、なぜか実の兄と結婚したがっているという設定。
妹は兄を兄だと認識しているが、兄は妹を妹だと分からない。でも卒業までに生涯の伴侶を見つけないといけない。でも、それ、妹だったらトラップです。困っちゃいます。そういうお話です。
学園ハーレムラブコメの中にホラーミステリー的な要素を詰め込んだというところが新機軸な気がしないでもないけれども、バランス的には学園ハーレムラブコメの比重が高め。1巻は2人のヒロインの話だけれども、基本的に最初からデレているチョロインであり、この攻略のスピード感は最近の流行なのだろうと思う、たぶん。
つまるところ、この作品の構造的なヒロインは実は主人公であり、主人公こそが攻略される対象になっていると言える。主人公は攻略しつつ、攻略されるという二重構造を持っているのである。もっといえば自分で自分を攻略するという要素もあるので三重構造だ。
1巻を読んでみると、アニメは基本的に原作に忠実に作っているらしい。細かいところで違いはあるけれども、ほぼ原作通りの進行と言える。とりあえず2巻も読もうと思う。