変態王子と笑わない猫。 (MF文庫 J さ 8-1)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840135559

感想・レビュー・書評

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  • このラノで発見!!
    月子可愛い!!
    絵が超好みでした♡

  • 本音と建前を取り返すために奮闘する二人の男女のラブコメディ。
    といってもあんまり恋愛は重要視されてない感じ。
    主人公は変態だし女の子はかわいいし依存症ぎみだし、なかなか今後が楽しみな作品。
    ただ、設定だとか感情表現だとかに深く考えさせるようなものはない。
    良くも悪くもエンターテイメント作品。

  •  巻名のとおり主人公が見事な変態であった・・ 

    最初は、イケメンだったのに一気に変態扱いへ・・これは辛いw部長が鈍いおかげで、主人公の変態性には気づいていないし凛としたキャラなのに、どこかアホな子なのがまた可愛いい!
     おねぇちゃんいいよ! 

  • とにかく可愛い、その一言に尽きます。
    表紙絵で買った人も多いのではないでしょうか、僕もそうです。
    そしてこの表紙絵のどこに変態王子成分が入っているのかというと、もうてんこもりです。
    もう冒頭5ページ読めばこの作品がいかに病的に変態かがよくわかります。猥雑ではなく、あくまで変態です。
    そしてこれを聴いて 著者は変態 と思う方が多いでしょうが甘いです。著者どころか絵師さんも、担当編集ですらも変態です。もう変態達の作り上げた変態ラノベです。
    とりたてて卑猥な表現は取り上げられてはいないと思うので、下ネタが苦手な方でも手を出せる作品かと思います。ですがやはり変態なので、下ネタ嫌いの人は向いていないかも、ごめんなさい。
    しかし表紙の月子ちゃんが可愛いと思ったなら、買って損なしです。思う存分萌え倒してください。
    一巻完結で読める作品だと思います。

  • おもしろかった。

    おもしろかったんだけど・・・うまい言葉が見当たらない。
    建前がなくなる設定は斬新。
    内容もすんなり入ってくる。
    変態度は・・・そんなに高くない?
    けどあれだけ本音で話して、あんなもので済むところがうらやましい!???
    それが恋愛に発展するのが納得いかない~~~。
    まして気がつかないのも納得いかない~~~。

    何よりきになるのが。。。
    1巻完結じゃないの?
    2巻どころか5巻まで出ているのに驚きを隠せない!

  • 月子ちゃんかわいい。

  • 文に多少のクセはあるもののさほど気になるまではいかないかと思う。
    内容は変態な主人公が内向的な変態から外向的な変態になってしまう。
    原因は建前を、いらないものを誰かに渡す石像の猫、"笑わない猫像"に無くすよう祈ってしまったのが始まりだった。
    展開は変態だからこそ出来る行動を繰り返す。
    恥を知っていては出来ないようなこともやる。流石、王子。

  • ちょっと前に拍手で進められて購入。
    主人公が変態過ぎる・・・どういうことなの・・・
    なんて思ってましたが中盤以降、いい感じにステレオタイプの主人公になり、ラブコメしていて面白かった。
    登場キャラクターも個性的かつ可愛らしい。こいつぁ引き続き読んでいかねば。

  •  変態王子などというインパクトのあるタイトルだが、後半に進むに従って、友人や姉妹の人間関係に悩む人たちのハートフルストーリーという雰囲気になっていく。とにかくキャラクターが魅力的で可愛らしい。

     横寺陽人は人よりも少しだけ煩悩の多い高校二年生。何せ陸上部に入部した理由も、競泳水着を除けるスポットに近い場所で練習をしているから、というくらいだ。だからそのためには努力を惜しまない。早く休憩するために誰よりも早く走れるように練習をしていたら、鋼鉄の王と称される陸上部長(女性)から、次期部長に任命されてしまった。
     横寺の人生はいつもそう。欲望に基づいて行動しているだけなのに、何故か誰かの役に立っていて称賛されてしまう。それもこれも、横寺が他人の言葉を否定して自分の意見を言えないからだ。そんな自分を変えたくて、友人のポン太から聞いた笑わない猫像にお願いしに行くことにした。

     ポン太曰く、笑わない猫像はお供え物をしてお願いすることで、自分のいらないものを、必要とする誰かに渡してくれるという。夜遅くにお供えの抱き枕を持って出かけたところ、その場にいた少女、筒隠月子とぶつかってしまう。
     深夜の暗がりで抱き枕を抱えた男に恐怖を抱かない女性はいないだろう。散々怖がられ泣き叫ばれたあげく、ようやく事情を説明することが出来た横寺は、月子と一緒にお願いをすることにする。横寺は嘘やごまかしをしない様に、月子は本音を隠して感情を抑えられる様に。だがその結果として、横寺は本音ダダ漏れの変態王子に、月子は感情表現が出来ない様になってしまったのだ。状況を元通りにするため、二人の協力関係が始まる!

     タイトルにインパクトがあるのだけれど、後半に行くほど結構真面目な人間関係に関するストーリーになっていく。他人を信じて裏切られてしまった子。好かれたい人に遠ざけられてしまった人。自分の本音が何なのかよく分からない人。表面的なことで留まりたくないならば、言葉を尽くしてぶつかり合うしかない。
     この作品の大きな魅力は、キャラクターの可愛らしさにある様な気がする。イラストがそれを助長しているのは確かだが、元々の文章におけるキャラの言動の表現が良いと思う。そしてそれが読者の望むものをおそらく外していない。
     きっとまだ続くので、この先のストーリーが楽しみです。

  •  面白かった。本音と建前のテーマがしっかり貫かれている感じがしてよかった。。テンション高すぎないギャグが心地よかった。

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著者プロフィール

ライトノベル作家。東京都在住。
2010年、『変態王子と笑わない猫。』で、第6回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞を受賞し、デビュー。
趣味は将棋。

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