変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫 J さ 8-3)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840138932

作品紹介・あらすじ

体育祭が迫る九月の朝。のどかな二人乗りの最中、ちっちゃな宇宙怪獣ツインテールが降ってきた。『完璧』な笑い方をするその女の子は、ぼくにロケットダイブして-そして平穏だった学校に『笑わない猫』の笑う声がする。校舎はイタリア、水着が制服、横寺王子は今日もみんなの人気者!…いやいや待てよ、なにがどうしてこうなった。もしかして、ぼくを悩ませ続ける『小豆梓問題』と関係が-?大人気爽やか系変態ラブコメ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 変態的に変わった小説
    キャラクター小説としてのライトノベルとしてどうというより
    小説として読ませる小説
    かなりすごい

  • ライトノベル

  • これまでほどはおもしろくなかった。
    残念な方向に展開してるわ。

  • 新キャライタリア娘。
    なんかあんまりだったかもなあ。長く感じた。
    月子さんとのコミュニケーションはとても良いものがありますが^^

  • 何これすごく面白い。ヒロイン3人のバミューダトライアングル完成したところに新キャラ投入。義妹的な筒隠月子と違い、今度の妹はまさに妹な感じ。

    地の文も会話文も相変わらず言葉遊びが面白く、テンポ良くペース良く読ませる。主人公は女の子のちょっとした仕草から気分を読みとるくせに、恋心には鈍感。些細な、本人でさえ気付いてなさそうな仕草に気付くところが長所。こりゃモテるわ、変態発言さえしなければ。
    ヒロインズは見えにくいようで好意が見えていて可愛い。全く笑わない筒隠月子の可愛さが言動から伝わってくる。小豆梓の想いもよく分かる。これ以上近付くと本当に好きになっちゃうから、彼女になれないことは分かっているから、辛くなる前に引いて見込みがない恋は諦めるんだよね。

    猫神が正体を現し、何やら波乱万丈になりそう。1巻完結ものをシリーズ化したのだと思うが、違和感を感じることなくうまく続いている。主人公の無くした記憶とか、気になることが多すぎる。タイトルで変なラブコメかと思い、今まで手に取らなかったことが悔やまれる。まあグッズを買う訳でもないし、安く手に入ると思えばいいか。

    無表情の義妹系ヒロイン筒隠月子、ぺちゃぱい不器用ドジっ子の小豆梓、勘違い系巨乳脳筋の筒隠筑紫とヒロインはそれぞれ違ってていい。何よりカントクさんのイラストが可愛い。線がしっかりしていて非常に安定感がある。次巻以降も楽しみに読みます。

  • 意外な方向に話が進んできた。後乗せサクサク感はするけど、ちょっと目が離せない。
    ほんわかラブコメじゃなかったのか。。。

    136ページの文章は、ちょっと鳥肌立った。

  • アニメで放送済みの体育祭のエピソード。あれ、体育祭してたっけ?
    水着とイタリアのイメージしか残ってないな。
    エミも今回から登場。日本語変換してて気づいたけど、エミ=笑みというネーミングなのですね。多分。
    猫神の伏線とかを残しつつ、小豆梓の逆襲というクライマックスはよかった。

    今回は陽人の心象で繰り広げられる一人ボケツッコミがくどく感じることがあるかな。

  • 小豆梓の逆襲巻
    今回もやりとりが面白くてテンポよく読めました。ダラっとしない。
    ラブコメとして楽しんで読んでます
    作中の色んな謎も気になる

    余談ですが、鋼鉄の王がかわいくて、
    本筋とズレると分かってても
    ちょっと横寺弟との展開を応援したくなったりしましたw

  • エミちゃんも可愛すぎて辛い

  • 叙述トリックを使用してるので、読みにくい、というか真相にたどり着きにくい構成になってる
    (叙述トリックというより、信頼できない語り手といった方が正しいか)。

    日常の会話描写等のみにボリュームを割かず、ストーリーに起伏を与えるために新しい手法を用いてマンネリ化を回避しようとする姿勢は、個人的には好評価。

    まぁ、この巻で張った伏線がこの巻で回収されてないので、よく分からない・すっきりしないといった感想を抱くも分からないではない、が。

    この巻で切っちゃわないで、4、5巻と続けて読むと面白い。

  • 今回のお話は梓の(?)お話です。

    テンポはいんだけど、読みにくかったです。
    猫神が出てきちゃってどうするのか、
    オチも弱かった印象です。
    ただ、相変わらずキャラの描き方が好感が持ててよかったです。

    んー、どうするつもりなのか、このお話をどう持っていくのか気になります。

  • 話としては「?」が浮かぶところがしばしばあるけど、こういう展開は嫌いじゃない。
    ただ、3巻にしてちょっと中途半端な進め方じゃないかなぁ、とも思ったり。

  • 後半のカオスすぎる話の展開や意味も節操も感じられない伏線ばら撒きなどなど、どうも慣れないことをしすぎている感じがする。まあストーリー的にはこれからが根幹なようなので、次巻での挽回に期待。
    一巻の時からさらにパワーアップした、ハイテンションでノリノリな文章が魅力。

  • 体育祭に備えある休日に学校へと向かう中、一人の幼女(であろう女の子)に遭遇。親友の願いで幼女を高校見学に付き合うことになる。
    そこから何らかの違和感を抱えながら物語は始まる。

    後半の方、話しがだいぶややこしくなり、あと付けのような猫神の設定があるものの西尾維新或いは森博嗣に入間人間を加えたような話しの展開は目を見張るものがあった。

  • 前巻を読んだ時から間を開けてしまったので若干話は忘れ気味だったのだが、そのせいか文章が読みにくく感じた・・・と思ったら他の人も感じていたらしい。何故だろうか。
    1巻2巻と単体でお話が完結できてしまうような感じだったが、今回は露骨(若干無理やり)に伏線を貼りまくった感じ。売れたから引き伸ばし政策?
    カントクの絵は相変わらず素晴らしく可愛いので挿絵を見るだけでも買う価値がある。

    新キャラのエミは最初から胡散臭い感じだったが、最後まで読んで納得した。素の方が可愛く感じた。
    月子と鋼鉄さんは、出番は多いけど今回やや印象が薄い。
    逆に出番が少なかったが印象に残ったのは小豆梓であるな。
    小豆梓の心境を踏まえ、読者として「諦めんなよ!」と微妙にフラストレーションが溜まっていたところに最後のアレでカタルシスを得た。
    全体を通してあまり出番がないが、最後にアレをもって来るためにあえて出番を減らしたのだとしたらなかなかの構成。
    ただ、変態王子が未だ完璧に小豆梓を女性として意識しなままアレしたのだとしたらちょっと小豆梓がかわいそうだよね……

    あと最後の猫神がちょっと可愛く思えたんだが、アレを経て再び猫神に会った時に彼(?)が変態王子にどんな反応をするのかが次巻のちょっとした楽しみである。

  • 猫神の設定が次から次へと増えていく為に、後付感を感じてしまう。猫神はシンプルに書いていたほうが良かったと思えるような1冊になっていると思います。
    キャラクターや、会話は面白いので、☆3評価です。

  • 3冊目.
    幼女の登場ですよ.
    昔建前だけで喋ってた頃のツケが廻ってきてたり
    変態王子を「おにーちゃん」と呼ぶツインテ幼女に懐かれたり
    筒隠月子といちゃいちゃしたり
    勘違い大魔王の鋼鉄さんに勘違いによるラブラブ光線を送られてきたり….
    そんなこんなで3冊目です.
    面白かったんだけども,なんだかなぁ….

    65点

  • ヘンティカンヘンタイ!
    続刊への助走回な感じもあるけど、とりあえず月子さんペロペロ

  • マジカオス。論理構成がはっきりしてないし、何が起きているのかさっぱり。映像化できない。ただ唯一評価できるのは、最後に小豆と熱いキスを交わしたこと。あれはグッジョブでした。

  • 小豆梓(がるがるわんこ)の逆襲、来ましたわー!
    文章や地の文に独特のセンスを感じます。 何よりカントクさんのイラストの可愛さは言わずもがな。
    エミの登場により出てきた伏線は次巻でスッキリ?
    4巻は副部長の逆襲ってことでどうでしょうか(笑)。

  • 結構伏線張ったり猫神登場させたりで動いた巻だったね。
    スクール水着が制服とかすばらしい展開があってそこだけでも買って良かったw
    横寺でたしかに「おうじ」ってなるなって感心したのは秘密

  • 相変わらず文体が好きです。ついに猫神登場。

  • 筒隠妹も後半のエミも素敵だったけど、やっぱり小豆梓だわ!

  • 話が少し急展開というか、後付けの過去設定のような。とりあえずは、次巻以降の展開に期待。そして、月子は相変わらず可愛い。

  • 新キャラ登場、新たに浮上する過去設定に、突然の感じは否めない構成でした。
    でも、相変わらずのとんちが濃縮された文章と会話のテンポのよさは健在。
    次の巻でモヤモヤした伏線を一網打尽にしてくれると期待。

  • がるがるがる。
    終盤のたたみ方が納得いかないというか理解出来ない。
    でもかわいいので許す。

  • 今回はちょっと読みにくかったかなという感想です。
    これからの展開に向けて伏線を張りまくりだったからですかね。
    まぁ、ぺちゃぱいが可愛かったからべつに良いんですけど。
    王子の一人称で書かれているため、何が妄想で何が事実なのか、何が嘘で何が本当なのか、何が『猫』の仕業で何が『人』の仕業なのか、所々曖昧に流されて結末へと進んでいったからちょっともやもやした気持ちも残っています。
    まぁ、ぺちゃぱいが可愛かったからべつに良いんですけど。
    前巻のあとがきにあった『小豆梓の逆襲』も、予想してわくわくしていた『逆襲』ではなくちょっと残念でした。
    まぁ、ぺちゃぱいが可愛かったからべつに良いんですけど。
    そして、もっとぺちゃぱいが可愛くなってもべつに良いんですけど!

  • 「ごわごわしておる……」には盛大に笑った。
    これは書いていいのかよw

    けど全体的に言うと、むしろラブコメというよりはホラーとして楽しめた。
    なにが嘘で、何が正しいのか。自分の感情すら操られているのかもしれない。そんなことを考えながら読んでいたら、結構ぞくぞくした。

    結局人間にとっては、現実の認識を脅かされることが一番の恐怖なんだろうなあ。そこを突き詰めた哲学者はことごとく自殺しているし。

    あ、ラブコメとしてももちろん楽しめます。
    ニヤニヤするし、笑うところもしっかりあるし、カントクの絵はかわいいし。
    カントクの挿絵は卑怯なほどかわいいし!
    挿絵でもここまでしっかり描く人って、他じゃなかなかいないよなあ。

  • 前巻は梓のあまりにも不遇さに涙さえ流してしまったが、今巻で巻き返せた・・・かな?え?

    今巻は表紙にもなってる新キャラ・エミが登場。またまたこの子がなかなかのくせ者で・・・。鋼鉄さんはどんどんデレるし、副部長にも心境の変化が!?
    相変わらず王子の変態っぷりも素晴らしく、ここまで酷い作品はなかなかない(褒め言葉)。

    梓というより今巻は猫が最強ポジションだった。ぶっちゃけると、今回遂に猫が発言する。そして王子の運命は・・・!

    最後に忘れてはならないのがカントク先生の画。今巻も安定感抜群の素敵なイラストだった。ブヒィィィ

  • 最後は流れがもうひとつ私的にまとまりきらなかったけど、王子の変態残念ぶりは健在だし、鋼鉄さんの王子とは別ベクトルの残念さは炸裂してたし、月子は笑わない修羅(嫉妬ver.)と化しつつあるし、小豆梓は持っていくし、なかなか濃厚でした。新キャラ?それは今後次第ということで(笑)

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著者プロフィール

ライトノベル作家。東京都在住。
2010年、『変態王子と笑わない猫。』で、第6回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞を受賞し、デビュー。
趣味は将棋。

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