ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840139113

作品紹介・あらすじ

新聞やテレビを賑わす、緑陵高校の度重なる不可解な事件。マスコミは集団ヒステリーとして結論づける。生徒会長・安原の懇願を受け、SPR一行が向かった学校には、様々な怪談が蔓延し、「ヲリキリさま」という占いが流行していた。数カ月前に起きた男子生徒の自殺と、一連の事件との関係は?調査が難航するなか、麻衣が不気味な夢を見る。

感想・レビュー・書評

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  • 楽しみにしていた安原少年登場の巻!
    より安原少年の頭の良さが強調されている印象。”手の者”って君は何者やねん(笑)

    他のエピソードもそうなんだけど、より深くエピソードに切り込んでいる印象。坂内君が学校に対して恨みを持っている、という点は当然前と変わらないわけだけど、錦戸君に学校の状況について語らせたり、なぜ現象が生徒達にも降りかかったのか、という点を描写することでよりリアルさ、を感じられた。

    怖さ、に関しては読んでて思ったけど、麻衣が怖がっているかどうかの問題なんだよね。彼女が居直り出すと、とたんに怖くないという。でもそういうふうに読めるってことはやはり文章がうまいんだなぁってしみじみ思った。

    最後に。リンさんが生徒全員分の偶人を用意した、っていうところ、必死で木を削りまくっているリンさんの姿を想像すると、結構笑えますな(同人でそういうネタあったけかね)

  • ヲリキリ様=コックリさん、学生時代やったことはないけど興味本位でやらなくてよかったな。
    蠱毒が出てきた瞬間、奈落!!と思った私と同年代の人がいるはず!

  • ゴーストハント4作目も学校の話。
    また学校が舞台かぁ…と思いきや、生徒会長の安原くんがとてもいい味を出してくれています。
    麻衣にも能力があると前作でわかって、今作はとても活躍していました。
    ただ、麻衣が夢で観たことをなかなかナルに言わないところが読んでいてもどかしくて!!
    オカルトな話がとても光っていましたし、キャラクター全員も色々補いあっているので、段々とこのキャラクターたちに愛着がわいてきたのもこの巻あたりからでした。

  • 安原少年登場の巻。おおよその内容は覚えていて、かつ細かいところはさっぱりなので、旧版とどこらへんが違うのかはさっぱり分からずという感じですが、楽しく読みました。

    シリーズ全体にちらほらと組み込まれている伏線に気づくと、ふふふとなるのは、既読者ならではの楽しみ方かもしれません。

    7月に出る本はとうとう、あのお屋敷のお話。中学生時代一番怖い思いをした内容です。

  • またまた息も吐かせぬ展開
    緻密な状況分析と描写はリアリティ濃厚
    子供の霊の描写は怖すぎ!!
    麻衣はちゃんと自分の高校に通ってるのか心配。

  • こんなに学校の先生は現在ならパワハラで訴えられそう…
    心霊事件が起こっているのに完全否定とか生徒の安全を守ることがでにていないのに威張り散らすとかありえん!!
    生徒は大人だな~と。
    それが鬱屈して結果事件が起きる…なんて不毛…

  •  麻衣ちゃんのサボりは学校が許可を出しているとのこと。学校休んでまでバイトに励んでいい高校ってあるのかしら……?
     さて、今回も血みどろ教室のシーンなど、怖いシーンがありました。綾子は口だけ出して役立たずという印象だったけど、優しいなぁ。ずっとあまり好きなキャラクターじゃ無かったのですが、今回ほろりときました。
     独断専行のナルとリンさんは「言ってよ!!」という感じではありましたが、最悪な結末は回避出来て、ひとまずほっとしました。あの先生は、これにもっと懲りて欲しいです。
     次は学校以外の舞台が見たいな、と思いつつ、次巻に進もうと思います。

  • 嫌味な先生恨まれすぎ…ってちょっと笑いました。ていうか安原さんのキャラが最高すぎて。あんな豪快な人いたらたのしそう。今回はリンさん活躍しててカッコイイ。

  • こんな大人にはなりたくないなぁと思いつつ、今回の舞台である学校の先生達を見ていました。

    思春期の子供って扱い難しいのは当たり前で、どうやって正しい(?)道に誘導してあげるかは大人の永遠の課題なんだろうけど、頭ごなしに否定して縛り付けるのは違うよなぁ。

    だからこそこんな結果だったんだろうなぁ。

    そんな事に目がいってしまいました。私ももう生徒ではなく、先生の立場で物を見るようになったのね。年取るはずだわ。

  • オカルトな現象にも色んな種類があって、対応もその都度変わってくるからとにかく細やかな調査が大事!っていうせちがらい感じが特徴のホラー。ミステリー小説チックにも感じられて面白い。
    まいは相変わらず学校にいってない。なんでだ?

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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