あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- メディアファクトリー (2011年7月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840139571
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
小学生の仲良しグループの1人が亡くなり、高校生になった時に、亡くなった子が高校生になってグループの1人だけに姿が見える状態で現れた。まだまだ謎が多いので、続きが気になります。文章は読みやすいです。
-
部屋に引きこもってゲームにふける高校1年生の仁太(じんたん)の前に、あの日に失った少女、「めんま」が現実のように現れる。
成長した姿で、あの頃と同じ声で、無邪気に小学生だった「じんたん」の心を責めるかのように。
あの頃から変わってしまった幼なじみと変わらないめんま。めんまの願いを叶えるために幼なじみが集まり始める。
アニメの後半3話を偶然見て、最終話で泣いてしまって小説を手に取りました。
小学生時代の考えなしの言葉をきっかけに、永遠に謝る機会を失ってしまった仁太の元に現れる幽霊の少女「めんま」。
少女の死に、それぞれの形で向き合えない幼なじみの5人、めんまの家族も巻き込んでゴーストストーリーらしい切なさの残るストーリー展開です。
登場人物のあだ名と本名が文脈で読み取りにくいところがあったり、アニメを見た人向けなのは確かですが、それぞれの登場人物が抱える重しを丁寧に描いている素敵な作品だと思います。
ライトノベルですがかなり好きです。これ。 -
新たに知り合った友人が進めてくれた本。読み易い。「変わってしまった自分、もうできない自分」を変えることはできるんだろうか。
同じ事実からでも、受けるインパクト・与えられる傷は違うんだな~。ということが俯瞰できる一冊。続編待ち -
同名のアニメ作品の脚本を書いた岡田麿里さん自ら小説化した作品です。
高校生の主人公宿海仁太(じんたん)のところに、本間芽衣子(めんま)の幽霊が現れます。めんまはじんたんが小学5年生の時に沢に落ちて死んでしまった女の子です。当時、じんたんを中心に一緒に遊んでいた仲間、あなる、ユキアツ、鶴子、ぽっぽとめんまの6人で、「超平和バスターズ」の仲間として毎日遊んでいましたが、めんまがいなくなってから疎遠になっていました。みんな心に傷を持って・・・。
じんたんの前に現れためんまは何故かみんなと同じように成長していて、何かわからないけどお願いがあって、そのお願いを叶えるために、再び「超平和バスターズ」のメンバーが集まり始めます。
アニメを見て泣いた人も楽しめる内容と思います。 -
マリーさんによる、ノベライズ上巻。
「ゆきあつめんまバレ」まで。
のっけから、しもねたワードで始まりますが。
悪い言葉を照れ隠しに使いつつ乙女チックな展開が続きます。
アニメ版を細かく分割して、順序、アレンジ、オリ展開を入れた再構成版とみるとよいと思いました。
ただし、アニメ版より尺が足りないので省略されたエピがやや目立ちます。
また、上巻では、舞台が「秩父」とは明確に書かれていません。
気になった点
・みんなの再集合の場 マクドナルド
・秩父橋の描写があまりない
・∞花火
・めんまの存在に皆早めに気付く
・ゆきあつめんまによしよし
・まさかのつるこめんま
・パッチンはつるこは拾っていない?
などなど、ディテールを楽しむノベライズです。
いや、図書館でかりましたが、下→上と読むはめになり困りました。 -
上と下で終わらすため、進行は早い。アニメを見ているから場面の想像がしやすいが、もし本から入った人だと、少々伝わり辛いんじゃないかという疑問がちょこちょこ見えた。
この本のメリットは、ずばり、アニメと違って登場人物それぞれ(主人公の仁太以外)の視点を見られることだ。あの花ファンにとっては「へ〜◯はそんな風に思ってたのか」という別の形で見れる楽しみがある。 -
期待して読んだのですが……読了してから、素人の小説を読んだように、満足感が得られなかったです。
わたしはアニメを推薦します。