密室入門 (メディアファクトリー新書)

  • メディアファクトリー
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本棚登録 : 137
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840142205

作品紹介・あらすじ

世界最初のミステリ小説『モルグ街の殺人』は、密室モノだった。以来170年、密室は数え切れないミステリ作品で扱われてきたが、その魅力や可能性が示し尽くされたわけではない。密室とは何か?密室を分類すると?現実的に密室は作れるのか!?本格ミステリの第一人者と、ミステリ愛にあふれる一級建築士が古今東西の作品を例に挙げながら、密室の謎と可能性に挑む。斬新なアイデアと刺激に満ちた、驚くべき対談集。

感想・レビュー・書評

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  • 「なぜ密室を書くのか?」
    「そこに、それがないからだ」
    だそうですが。そりゃねー、無理だよね、現実には密室。建築士連れてこなくたってそんなことはわかってます。
    でもやっぱり面白いんだもの密室物。数々の制限と出尽くされてきたネタを掻い潜りどう面白いものが出せるかって。

    エレベーターに棺桶を入れるスペースがあったのは知らなかった。
    あと有栖川先生って面白い人だな。不動産チラシの見取り図につい死体を描いてしまうそうです。

  •  個人的に大好きな密室ミステリは「本陣殺人事件」と「斜め屋敷の犯罪」である。前者は小学生のころ少年マガジンの特集記事で見開きの図解を見せられ、概要を知ってから読んでも面白かった。同じ特集でノックス「密室の行者」のトリックを明かされたのはコ・ノ・ウ・ラ・ミ……。絵で見せられれば一目瞭然のトリックなのだ!

  • ネタは「密室」一本。
    さすがに一冊丸々じゃあ、話もそれるだろうと思いきや、ひたすら密室・密室・密室。オミゴト!
    往年の名作が一堂に会す懐かしさもさりながら、最近の作品もあり(ゆうても「硝子のハンマー」とかですが。このトリックは忘れられない)それなりにあり。有栖川有栖、遅筆なわけだと納得。

  • ミステリ作家・有栖川有栖と建築家・安井俊夫による密室対談。
    文章のそこかしこから二人のミステリ愛、とりわけ密室への並々ならぬ愛が垣間見られて、微笑ましい。
    有栖川さんはミステリ作家である前にミステリファンの読者だと言っておられるように、その知識量は半端ではなく、安井さんがこんな感じの、というのを受けてそれは、、、と解説されるくらいたくさんのミステリを読んでおられる。一方で安井さんはミステリで描かれる建物を専門家の目で解説し、その上でミステリだからこそ許される建物の魅力にまで迫っておられる。二人の脱線しまくる盛り上がり方も、はたから見ていても楽しそう。
    古今東西いろんなところで繰り広げられてきた密室の分類・解説の単なる焼き直しではなく、今後の密室ミステリの将来にも言及した、新たな密室解説書となっている。

  • 密室のあれこれ。
    対談の形で、楽しめます。

  • ミステリ作家と建築家による密室談義。
    いまは町中でも防犯カメラがたくさん設置されていて、社会は密室化してきている。夜に銀行のATMにいて、扉が開けられると物凄く怖い・・・
    なるほど。

    個人的には密室モノといえば、綾辻行人の館シリーズ好きだった。邪道だろうけど。

  • 推理小説家と建築家の密室談義。建築家の視点から見た密室はこれだけだろう。

  • ミステリー作家の有栖川有栖氏と建築家でミステリーファンの安井俊夫氏が「密室」について対談した本。
    密室の定義や分類、建築家から見た密室や鍵・窓・床下などの建築事情、密室の未来、などミステリーファンでなくても楽しめる内容。
    巻末には両氏がオススメする密室の名作ミステリーが3つずつ載っているのも良い。

  • とりあえず、ここに載っているのは全部読もう。

  • 作家・有栖川有栖と建築士・安井俊夫の対談。安井俊夫が密室トリックに使えそうな建築ネタをあれこれ披露し、有栖川有栖が即興でアイデアをぽんぽん出していくという、見事にかみ合ったやりとりが面白い。対談の終盤では時代とともに変わっていく密室トリックへの期待をこめた展望も。まさしく密室ミステリを読みたくなる一冊。

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著者プロフィール

有栖川 有栖(ありすがわ ありす)
1959年、大阪市東住吉区生まれの小説家・推理作家。有栖川有栖・創作塾の塾長。
同志社大学法学部法律学科卒業後に書店へ就職。それまでも学生時代から新人賞や雑誌への投稿を繰り返していたが、1989年江戸川乱歩賞に投稿した『月光ゲーム Yの悲劇 '88』が東京創元社編集長の目に止まり、大幅に改稿した上で刊行し、単行本デビューとなった。1994年、書店を退職して作家専業となる。1996年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。1999年から綾辻行人と共作でテレビ番組『安楽椅子探偵』シリーズ原作を担当する。
2003年、第56回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した『マレー鉄道の謎』、2007年発表作で「本格ミステリ・ベスト10」で第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」で第3位、「黄金の本格ミステリー」に選出と高く評価された『女王国の城』など、多くの作品がミステリ賞で高く評価されている。
2000年11月より2005年6月まで、本格ミステリ作家クラブ初代会長を務める。

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