そんな遊びはいけません！ (MF文庫 J い 3-5)

著者 : 岩波零

• メディアファクトリー (2012年2月23日発売)

作品紹介・あらすじ

僕、星河時政は天楼学園唯一の風紀委員。今日も学園の秩序を守るために大活躍…したいんだけど、気の弱さが災いしてうまくいかない。そんな僕はある日、通学中の電車で痴漢に遭う。しかも犯人は、才色兼備のクラス委員長の真城希!?「違うの、時政くんと密着してるうちに、知的好奇心が暴走しただけで-」「希さん。痴漢という罪について、一緒に考えよう?」こうして希が風紀委員になり、さらにクール系お嬢様・神崎明日奈も加わって、3人体制の風紀委員会が始動…と思ったら、希のブラウスに侵入したネコを捕まえたり、潜入捜査で明日奈に恋人の振りをさせられたりして、むしろ僕らが風紀を乱してるような…!?乱れすぎ学園ラブコメ登場。

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月2日]

【Bookwalker】学園唯一人の風紀委員である時政は、ある日電車で痴漢に遭う。その犯人は美少女クラス委員長の真城希。性癖を治すため希を風紀委員にした時政は、衝動的にケータイを遠投する美少女・明日奈も仲間に加え、三人体制で委員会活動を始めるが…。「ザ・ライトノベル」というべき展開で、おもしろいラブコメでした。二人の残念ヒロインや、生徒会長であるブラコン姉の夏帆のトンデモ言動に対する時政のツッコミが非常にコミカル。こういうのキャラ同士の掛け合いが絶妙なドタバタコメディ大好きです。とても楽しい。

[薄螺羽蜻蛉さんの感想 · 2013年1月28日]

思ったほどエロくない。なんか、ほのぼのとしている。
文章的には、まあ普通かな。特に奇抜なところも、稚拙なところも巧妙なところもない。
なんか妙に登場人物の精神年齢が幼い気がするんだが、中学生かと思ったら高校生だった。
キャラが増えてきたあたりから、掛け合いがちょっと面白くなってきた。おバカな台詞の掛け合いを楽しむタイプのラノベみたいだな。わりと笑えるところもある。
珍しく突っ込みがけっこう笑える。珍しい。突っ込み主人公が苦手な俺にしては本当に珍しい。
掛け合いラノベって言うと結構いろいろあるけど、例えば「お兄ちゃんだけど~」あたりと比べると、キャラが普通で返ってすんなり楽しめるかもしれない。
お兄~はキャラが濃すぎて妹と銀以外イラネ、になってたからなぁ。
一巻読了。姉妹との距離感がわりと良かったかな。主人公の姉妹に対する性欲があまり強くない点は好感。全裸にもほとんど反応しないしね。
反面、姉妹のほうは主人公に興味津々なところもグッドかなー。
そんなに描写がエロい訳じゃないんだけど、なにげに丸出し丸見えな展開が多い。
普通の作品だとそこまでは踏み込まない、というか、局部だけは見えなかった的な濁し方をする場面でもあっさりともろだしにしてくる。
でも、描写がエロくないのであまりエロくならないという、ライトなエロコメとしてちょうどいいかもしれない。
あれ、何巻まで読んだっけかな。3巻まで読んだはずだけど・・忘れた。
他の巻は、再読したときに登録すれば良いか。

[masanori83さんの感想 · 2012年3月15日]

主人公の名前が時政って初代執権か！4姉妹は変な人物ぞろい。明日奈が好き。