和の色洒落色

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  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840143790

感想・レビュー・書評

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  • 和語で色の名前というのは、うつくしい言葉が多い。
    その名を今の女の子たちが現代モードで楽しむと
    どんなふうに纏ったり楽しんだりするのかなという本。

    おおたさんのポップで女子なイラストで表現されてて。
    んー、実写の写真とかよりずっとモードな感じ。
    かわいいし…軽く綴られてるように一見見えるけど
    ふっと詩的な場面や言葉が散りばめてある。

    そういうところを拾い上げて読んでゆくと
    「ダ・ヴィンチ」で連載してたというのも頷ける。

    色を扱う資料の重厚さと比較して、この本がつまらない
    というのは、見るべきところを違えていると思うのだ。

    和語の色彩表現から一番遠そうな若い女の子たちを
    使って表現することで、現代でもまだ色の表現が
    映えるってことを伝えたいんじゃないかしら。

    氷色・琥珀色・薄墨…好きな色の名…。
    あなたはいくつありますか?

  • ポイントで購入。季節ごとに紹介する日本古来の色という設定はとても好きだ。うにさんの好みとかは分かるけど、もうちょっと客観的な情報もあればよかった。できれば本物の色見本も載っていれば、本来の色がわかるのに。

  • 春なら

    珊瑚、に萌黄、桜などの華やかな花色で。

    夏なら

    瑠璃色、青磁色、爽やかに透き通る風の様な色で。

    秋には
    朱鷺色や団栗色なんかも落ち着いていてキレイ。

    冬の
    氷色や空色の透明感にも胸がきゅーん♪

    和テイストの色には
    ひっそり自然に溶け込んで主張しない、控えめな美しさを感じます。

    それらを一枚の布地に変えて
    イラストレーターである著者が、美しいデザインの洋服に仕立て上げました。

    夢の様な可愛らしさにうっとりのイラスト集。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「控えめな美しさを感じます」
      色に対する感覚は、美しいモノを一杯見るコトで養われると思って、この類の本は意識して見ているのですが、、、
      「瑠...
      「控えめな美しさを感じます」
      色に対する感覚は、美しいモノを一杯見るコトで養われると思って、この類の本は意識して見ているのですが、、、
      「瑠璃色、青磁色、爽やかに透き通る風の様な」
      色の名前を見るだけで、涼しげな気持ちになれてイイですね。。。
      2012/07/02
    • MOTOさん
      nyancomaruさんへ

      美しいものを見て、画家なら絵で、作家なら言葉で、パティシエなら、それをお菓子で。と。人はとにかく表現が好きなん...
      nyancomaruさんへ

      美しいものを見て、画家なら絵で、作家なら言葉で、パティシエなら、それをお菓子で。と。人はとにかく表現が好きなんですよねぇ~

      色にも名前を…と日本人がつけた名前、とにかく素敵です♪
      そうなんです~
      その名を見るだけで、穏やかな気持ちになれますよね!
      2012/07/03
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「穏やかな気持ちになれますよね! 」
      イメージし易いのでしょうか、落ち着いた感じになれますよね。。。
      「穏やかな気持ちになれますよね! 」
      イメージし易いのでしょうか、落ち着いた感じになれますよね。。。
      2012/07/05
  • 色の名前の多さって、日本の国が自然に調和した生活を表していると思う。

    色の識別は、国ごとの生活の仕方によって分かれているから。

    この本で見る、色の豊かさは日本の良さでもあると思う。


    雲母、と書いて【きら】

    日本は豊かな心の持ち主が沢山いたのだなぁ…

  • 色の本はただ見るだけでも楽しいけど、ポップなファッションと組み合わせた紹介でもっと楽しくなってる

  • おおたうにさんの世界観がとても素敵です。
    感性がスゴいなーと思いながら読みました。

  • よかった。たのしかった。
    たまに飛躍しすぎたコメントがあって一瞬ひくけど、おおよそたのしかった。

  • 色の和名が素敵!!

  • 色彩やらお洒落のセンスにひたすらひれ伏すばかり。情報もぎっしり。おおた先生の色遣いって透明と不透明の中間、みたいな、何とも言えない味わいがありますよね。

  • 図書館で借りて読みました。
    日本の色って、漢字にすると凄いステキ!
    カタカナの色にはない温かみと雰囲気がある感じ。漢字から意味も知ることができますし。
    日本に生まれて良かった。こんなステキな色に出会えて良かった。
    私がこの本の中で好きだなーと思った色は、瑠璃色と空色と桜色。瑠璃色は夕日が沈む時の深い空の色。空色は水色よりももっと薄く澄んだ色。桜色は日本人に馴染みのある桜の色(日本の桜の花びらよりは濃い色だけれど)。この3つに限らずどれもステキな色。
    色にはひとつひとつ役割があって、人の心を癒やす力があって、色ひとつで印象がガラッと変わったりする。
    人には好きな色があると思うのだけれど、それはその人にとって特別な色・何か意味がある色・思い出の色なんじゃないかなと勝手に思ってる。
    著者の私物の小物や洋服たちの可愛さは異常!私も可愛い物に囲まれて暮らしたいな。

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