私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS)

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  • メディアファクトリー
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レビュー : 91
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840148924

感想・レビュー・書評

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  • この人の世界、やっぱり好きだなあ。舞台を沖縄に限定したことで、いつものファンタジーっぽさが薄れてリアルな感じになってる。沖縄ならこんな事もあるかもしれない・・・沖縄旅行に持ってって、一晩に一話ずつ読んでいくといいと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「沖縄ならこんな事もあるかも」
      ナルホド、、、
      本から書店でして貰ったカバーを外さずに、読む予定。。。表紙怖過ぎ!!!
      「沖縄ならこんな事もあるかも」
      ナルホド、、、
      本から書店でして貰ったカバーを外さずに、読む予定。。。表紙怖過ぎ!!!
      2013/03/02
  • 沖縄を舞台にした怪談短編集。沖縄用語が
    怪談話しを民話的にしている。

  • 土地柄の独自性が強い沖縄怪談は感性的にあまり理解できないが、恒川作品の雰囲気と合っている。

    「弥勒節」
    「クームン」
    「ニョラ穴」
    「夜のパーラー」
    「幻灯電車」
    「月夜の夢の、帰り道」
    「私はフーイー」

  • 沖縄綺譚集

    2018.6再読

  • レビューを読んでいると、恒川さんを好きな人の言葉のセンスの良さを感じます。趣味がいいですね。
    本書は、じわっとした恐ろしさがわりと淡々と描かれていて読みやすく味わいがありました。

  • 沖縄が舞台のホラー短編集。
    幽霊的な怖い話というより、人間の裏の顔の不気味さやファンタジーっぽい印象を受けた。
    表題作「私はフーイー」が一番印象に残った。

    うーん、でもやはり夜市が一番強烈な印象を受けた。

  • 沖縄を舞台にした怪奇短編集。
    ゾッとするほど恐い話というのはなかったけど、沖縄独特の雰囲気を感じる本だった。
    全編にわたって沖縄の言葉、風土が描かれていて、暑い地域独特の怪奇というのが雰囲気を醸し出している。
    そして、いくつかの話には不思議な生物というか妖怪のようなものが出てくるのが特徴。
    本当にそういうものが言い伝えとして沖縄にはいるのだろうか?
    そんなことを感じながら読み終えた。

    「弥勒節」
    ヨマブリという怪現象のある島。
    ヨマブリとは光の精のようなものでそれに触れたものは病気になるか最悪死ぬ。
    妻をヨマブリによってなくした男性は島を訪れた老女から胡弓を譲り受ける。
    彼がその胡弓を弾くと不思議な現象が起きる。

    「クームン」
    クームンという生き物のいる集落。
    クームンの家には無数の靴がぶらさがっている。
    靴をもっていくとクームンは願いを叶えてくれると言う。
    ある日、小学生の少年が家から逃げてきた少女と出会い、その少女を一晩クームンの家にかくまってもらう。
    大人になった二人は再開するがその際、彼は大人になった少女からある事を聞かされる。

    「ニョラ穴」
    人を殺してニョラ穴という洞窟のある無人島に逃げてきた男。
    そこには男と同じように人を殺した事のある男が住んでいた。
    妄想癖のあるその男は洞窟にはニョラという怪物がいて、そのニョロは凄い臭いがするのだと言う。

    「夜のパーラー」
    パーラーで知り合った女性と体の関係をもった男。
    男は女から自分を娼婦にした老女を殺して欲しいと言う。

    「幻灯電車」
    自分たち一家の秘密を握る男を殺した女性。
    殺人にもちいたのは謎めいた男から買い取った貝の毒。

    「月夜の夢の、帰り道」
    十四歳の時に殺人をし少年院に入り、その後出所してまた人を死なせた男。
    転落人生を歩む男はまともに生きようと訪れた沖縄である不思議な光景を目にする。

    「私はフーイー」
    船で島にたどり着いた一人の女ーフーイー。
    姿を変えることができる不思議な女はその島で死んでは生まれ変わる。

    どの話も恐いというよりは不思議な雰囲気、ノスタルジックな雰囲気が漂っていた。
    暑い今の時期読むと余計雰囲気があると思う。

  • 図書館

    相変わらずの恒川ワールド

    面白い。

  • 「私はフーイー」恒川光太郎◆沖縄怪談短編集とあります。ホラー的な怖さだけではなく、人間の嫌なところや怖いところも含まれていて、なんだか気持ちがぞわぞわします。クームン、ニョラ穴、フーイーなど、沖縄独特の言葉に、どこか遠くへ連れて行かれるような気がしました。

  • おどろおどしい装丁画に恐怖を煽られます。タイトルがちょっと抜けた感じで損しているような。文庫化の際、月夜の島渡りと改題されました。沖縄という南の島がもつ陽気さとはうらはらに、その歴史や風土には厳しいものがある。それを色濃く反映している。魑魅魍魎の怪談ではなく、漠然とした闇あるいは恐怖がジワジワと押し寄せて来る。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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