魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉6 (MF文庫J)

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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840149624

作品紹介・あらすじ

ブリューヌの動乱より半年。客将としてライトメリッツで過ごすティグルは、ジスタート王の要請を受け、霧と森の国アウヴァールへと旅立つ。密使としての航海中、ティグルは薄紅色の髪の幼げな少女と出会う。立派な作りの斧-"崩呪の弦武"ムマを持つ彼女こそ、放浪の戦姫オルガ=タム。なりゆきで彼女と同行することになるティグルだったが、アスヴァールの地にはさらなる"運命の出逢い"が待っていた。容姿、人望、才能-そして確かな野心を持つ青年の名は、タラード。一将でありながら"王"の形を平然と説く青年に、ティグルの胸に去来するものとは…?いくつもの邂逅が新たな伝説を刻み征く!最強美少女ファンタジー、待望の第2部開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 第2部スタート.ライトメリッツでの微妙な立場を利用されて,内乱真っ只中のアスヴァールへの道中記.第1部はティグル自身の治める領地を守るためだったのが根本にあったけど,第2部は2つの国を守るために行動する.最後の戦姫やいずれ強敵になりそうな将軍も登場し,舞台を一気に広げた感じ.ティグルはすっかり自分で考えて自分で行動する立派なリーダーになっており,昔の頼りない感じが懐かしい.ライトメリッツにティッタも来ていて安心した.

  • 第二部開幕。同著者の『千の魔剣』より軍記モノの側面が強いですね。御使いを申し付けられたティグルだけど、いろんな思惑が絡んで他国の内乱に巻き込まれる羽目に。そして七人目の戦姫登場。合間でチラッと出たヴァレンティナといい、戦姫に好かれすぎだろう。まあ展開上巻き込まれ体質じゃないと仕方ないか(笑)次はソフィーを攻略か(ぇ そういや挿絵が全くなかったけど絵師さん大丈夫かな。

  • 今度はロリで来たか。他国への政治的、軍事的介入はあまり燃えないんだがどうだろう。

  • 本文イラストないラノベって、久しぶりに見た気がします。

    時系列的には前巻ラストの、ほんの少し前から。ティグルがアスヴァール王国に向かうことになった経緯の説明から物語りは始まります。
    そして、エレンやリムといったライトメリッツの戦姫と離れ、7人目の戦姫:オルガとの旅が幕を開けます。

    といった第2部のスタートだけに、途中から入るのも多少可能な内容となっています。
    ただ戦記モノである以上、読み進めるうちに、やはり他の戦姫も絡んでくることになりますので、既刊は読んでおくにこしたことはないでしょう。

  • この第6巻から第2部スタート。
    物語の舞台は異国へと移り、主人公以外の登場人物も一新された新章がスタートした。
    内容的には相変わらず面白い。おそらく、個人的な「好きなラノベシリーズ」を数え上げたら十指に入るくらいには好きなシリーズ。
    ただ、残念なことにこの6巻、イラスト担当の体調不良ということで挿絵が一切存在しない。
    巻頭のカラーページすら使いまわしで、純粋な新イラストはカバーイラストのみという非常に寂しいことになっていた。
    実のところ、前巻から挿絵担当が代わっていたのだが、イメージの違う別人に描かせるくらいなら、元々イラストを担当していたよし☆ヲ氏が復調するまで挿絵なしで行こうという判断なんだろう。
    確かに、前の5巻では挿絵がイメージと違い戸惑った。これなら無い方がいいかも、という考え方もうなずける。
    が、やはり挿絵が無いのは非常に寂しい。特に、今回から登場した7人目の戦姫オルガがかなり良キャラなので、彼女の挿絵が見られないのは残念極まりない。
    ところでそのオルガ、カバーイラストでは巨大な戦斧を担いだ幼女として描かれている。
    このイラストから俺が連想したキャラクターは、活発的で無邪気、感情の起伏が激しく、活動的な少女というものだった。
    しかし、実際に登場したオルガはそんなイメージとは真逆のキャラクターだった。
    感情の起伏が乏しく、表現が控えめで無口。未成熟な体で、女性としての自意識の低いキャラ。正直、大好物です。
    類似するキャラでパッと思いつくのは、ゼロの使い魔のタバサや、緋弾のアリアのレキなんかだな。
    基本的には、綾波の系譜に連なるんじゃないかと思う。
    この6巻だけを見ると、メインヒロインが完全にオルガになっている。
    エレンをはじめとした他のヒロイン達はほとんど出番が無い。
    先にも述べたように、オルガは好きなタイプのヒロインなので、この6巻だけではなく、「第二部のヒロイン」になってくれたらうれしい。・・・だめ?やっぱり?( ゚д゚)
    気の早い話だけど、いずれティグルが7人の戦姫を従え、人の王として化け物たちと戦う日がきっと来る。
    それが楽しみでならない。( ´∀`)

    ↓↓↓以下、購入前メモ↓↓↓
    購入予定。1-5巻は既読。
    ラノベの世界では、でたらめに強いヒロインキャラに流されるだけの無能無個性主人公が多いんだけど、川口士の書く物語は主人公の少年が強く、しっかり活躍するので好きだ。
    この魔弾の王シリーズも主人公がしっかりと活躍するし、物語の中できっちり役割を果たし、存在感を出しているので楽しみにしている。
    また、必要以上にラブラブ萌え萌えしていない点も高ポイント。
    基本的にはハーレムタイプなんだけど、主軸は戦記もので萌えはあくまでもオマケ、というスタイルが自分の好みに合っている。
    5巻で第一部終了、6巻からは新章に突入するらしい。読むのが楽しみだ。まあ、話はまだ続くようなので、ある程度ためてからまとめて読みたい気もする。

  • ロリっ娘登場で行方不明の姫様の変装かと思ったら、新キャラの戦姫だった。ソフィーが捕まっていることだし、続きが早く読みたい。

  • 2部開始ということで、半年後の話。
    そういや7人目って登場してなかったんやな。
    ええスタートやったと思う。

  • この巻から、第二部の始まり。ブリューヌの動乱から半年後、ティグルがライトメリッツの客将として遇されているところから物語は再開する。この巻で放浪している戦姫オルガとティグルが知り合う。表題からするとティグルが魔弾の王になって7人の戦姫を従えるという大団円を迎えると思うのだが、話の流れからするとまだまだかかりそう。もう少し話をスピードアップしないと飽きてしまうかも。

  • 第一部でティグルの成長と戦姫の紹介が大方終わって、
    第二部からはいよいよ竜具・ティグルの黒い弓・ガヌロン・ヴォジャノーイ等の異形の怪物、
    あたりの核心に迫っていきそう。楽しみ。

    ティグルの弓から察するに、
    「七つの竜具とティグルの黒い弓、宝剣デュランダル」の武器は十の神々と対応してるっぽいから
    そうなると、残り一つは他の国から出てくるのか、
    タラードかガヌロンあたりが隠し持ってるのか…

    最終的には、
    竜具&黒い弓のティグルチームv.s.ガヌロン率いる怪物集団
    になりそうだけど、タラードはどっち側なのかが非常に気になる
    (テナルディエと同じで踊らされてるだけかもだけど)。

    彼の「野心」の正体と、頁316辺りのルドラーの独白部分の懸念、「タラードの言葉の偽り」。
    アスヴァールの民への想いに偽りは無さそうだが、本当の野心のための下準備も兼ねていて、んでアスヴァール編終盤でひょこっとガヌロンが出てきそうで怖い(笑)。
    デュランダルでも狙ってるのかな。あるいはガヌロンと手を組んでる(つもりで利用されてたり)のか…


    それはさておき、ティグルが王になるとしたらやっぱりジスタート王なのかな。
    戦姫の信頼を得て。
    MFはハーレム必須だけど、こーゆー風にレーベルの特色生かすのはなかなかすごい(笑)。
    そーすっと、ブリューヌの忠誠とアルサスはどーすんだろうね。
    ブリューヌ・ジスタート連合王国誕生とかかな。

  •  少ない兵で城攻め! 燃える! アスヴァール国はイギリスがモデルかな。

     今回登場するタラードって、なんかラスボスになりそうな気配まんまん。主人公に並ぶほどの弓の名手だし、策も編めて人望もあって、王の器量みたいなものも見せつけてくる。

     挿絵が一枚もないね。口絵も再利用っぽいし、イラストレータさんの体調はまだ芳しくないのかな?

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著者プロフィール

2006年、第18回富士見ファンタジア長編小説大賞にて「戦鬼」で大賞を受賞。

「2015年 『魔弾の王と戦姫 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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