大泉エッセイ ~僕が綴った16年 (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
3.84
  • (196)
  • (249)
  • (211)
  • (40)
  • (6)
本棚登録 : 2298
感想 : 268
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840151672

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 元北海道ローカルタレント、いまや全国レベル(?)の存在となった大泉洋さんの本です。16年間、いくつかの雑誌等で連載していたエッセイを一冊にまとめたもの。

    最近『~どうでしょう』をみるようになりすっかりはまってしまているので、『どうでしょう』の裏話ばかりを求めていましたが、大泉洋という才能はそれだけじゃない。広く活動をしています。もっといろいろなモノをみたいと思ってしまいました。

    大泉洋、みたいな、何も傷つけずに人をしあわせな気分にさせる笑い、が欲しい。

  • 北海道以外の人のほとんどは、大泉洋が「TEAM NACS」という名の劇団に所属し、「水曜どうでしょう」という名の謎のバラエティー番組に出演していることを知らないんじゃなかろうか。

    そんな彼の半生を、面白おかしく綴り、ふとした瞬間にほろっとさせる。おじいちゃんとおばあちゃんの話とか、反則だなと思う。
    でも、ナックス、水どうで、笑いをがっしり取ってくる。そして、意外と絵が上手い。

    軍団員必読の一冊。

  • 大泉さんとともに大人になった同世代からすると、何となく自分にダブるものもあって、肩震わせて笑ったりほんのり目頭があつくなったり。

  • 先週、8年ぶりに開催された「水曜どうでしょう祭」をu-stにて、
    3日間のうち実に2日間を配信にて楽しみました。

    折りしも来月からは北海道を皮切りに、順次久々新作放送開始。
    トークの中で思いっきりネタバレしてたけど、それはご愛嬌。
    前作からまたしばらく経っているはずなのに、
    4人のトークにはまったくブレがなく、
    むしろ空白の時期を感じさせない、
    懐かしくも、温かい時間でありました。

    あいかわらずどうバカによる、どうバカのための祭典でしたが、
    印象的だったのは2日目の日中。
    臨床心理学者の方を招いての「どうでしょう考証」的なトークにて。
    ミスターや洋ちゃん、藤村Dやうれしーの熱いアツい思いを直接聴けて、

    やっぱこの4人すごいな。この4人だからできた番組。それをリアタイで観れたことに心から感謝。

    と心から思いました。

    これを経ての、5月に購入以来少々塩漬け状態だった「大泉エッセイ」を、とうとう読み始めることにしたのですが、
    まっさきに読み始めたのは書き下ろしの部分。
    まさに「水曜どうでしょう」について。
    ちょうど祭りにて、洋ちゃんが話していた部分と被るところが多くて、
    あとから読んで逆によかった。とくにモリの件もまんま載ってた。
    それくらい、思いはブレないんだろうなあ・・・

    書き下ろしを最後まで読んで、まずはまさかのほろり。
    泣けました。

    そこからのはじめにもどって、若かりし頃の洋ちゃんからつい最近までの連載まで。(そうか、ananは別途書籍化されてるからないのか・・・)

    当時は唯一「じゃらん」が愛読書だったので、けっこうコラムのネタは覚えていて懐かしかったけど、anもswichも読んでいなかったので新鮮な気持ちで読めました。とはいえ、内容はどこかで聞いたことがあるものばかりだったので、懐かしいほうが先立ちました。
    それでも、わたしはラジオが聞ける環境でもなかったし、あまりその辺を詳しく知らなかったんだけど、おじいちゃんにまつわるエピソードにはこれまたほろり、させられました。そんなことがあったんだなーって。

    洋ちゃんは、今でこそ有名人だし、すっかりテレビやスクリーンでもおなじみだけど、当時は年齢も近いし、なにしろ高校時代の後輩が、リアルに大学で洋ちゃんの後輩だし、そういう意味ではもっとも身近にいる「芸能人」のハシリだったから、その親近感たるもの、一体何と比べられよう・・・ジャニーズにはハマらなかったわたしですが、洋ちゃんに至っては、他の誰もがそうだろうけど、とにかく「洋ちゃん」なのです(なんのこっちゃ)

    なんというか、共に歩んできたというか、
    嬉しいことに、地元を離れることが決まって、これで洋ちゃんの姿を見る機会も減ってしまうなあと嘆いていたら、同時期に全国区で洋ちゃんの姿が観られるようになり、洋ちゃんはどんどんビッグになっていったけど、
    それでも、コアな部分は全然変わってないし、
    変化はしているけど、それはいい意味で進化しているということで。

    先に親になってしまったけど、洋ちゃんが公私共に活躍している姿を見て、
    励まされているのは、間違いなく私もそのひとりで、
    そういう意味では、なにものにも例えがたい
    唯一無二の存在。それが洋ちゃんなのだと思います。
    洋ちゃんの活躍は、わたしの夢でもあるのです。

    正直、わたしはそこまでどうバカじゃないから、
    海外ものあたりからだいぶシリーズおぼろげだし、
    今いちばん覚えているのは、最新作や準新作のあたりだし、
    言うほどにわかです(苦笑)
    でも、水どうをHTBにて、97年の午前中の再放送にて観始めた草創期の
    自負はある(笑)

    ここまで書いて、すごく悔しいのが、
    近年覚えたtwitter連動でのリアル視聴ができないこと(*ノω<*)
    これだけはざんねん。

    関西地方の、一刻も早い放送開始を切に願う。

    • アセロラさん
      onionさん、こんにちは(^-^*)/またオジャマ致します♪

      かねてからonionさんは、洋ちゃんファンなんだろうな〜と勝手に親近感を抱...
      onionさん、こんにちは(^-^*)/またオジャマ致します♪

      かねてからonionさんは、洋ちゃんファンなんだろうな〜と勝手に親近感を抱いていましたが(^^ゞ
      この熱い熱い、愛情たっぷりのレビューに感動しました。

      本当に洋ちゃんは唯一無二。
      進化はしていっても、彼の核の部分は全く変わっていない。

      それは未だに故郷・北海道で番組をやり続けているのもあるかもしれませんが。

      わたしも実は、水どうについては、にわかです(^^ゞちゃんとリアタイで見始めたのが、ベトナムラストランなので(^^;

      (元々鈴井さん好きなので『ドラバラ』派だったのです)

      関西はレギュラー放送されてないんですね。すっかり全国放送されていると思っていました。
      (確か『1×8いこうよ』なんかは、やっていませんでしたっけ?)
      どうか早く毎週見られるようになりますように。もちろん新作も!

      わたしは一足お先にツイッターで実況しながら楽しみたいと思います(笑)
      2013/09/14
    • onionさん
      アセロラさん、コメントありがとうございます!
      「ドラバラ」派でしたか!!これはなかなか!!
      ホワイトストーンズ・・・懐かしいなぁ。

      1×8...
      アセロラさん、コメントありがとうございます!
      「ドラバラ」派でしたか!!これはなかなか!!
      ホワイトストーンズ・・・懐かしいなぁ。

      1×8やってるのかなぁ。
      こっちは「サンテレビ」がけっこうがんばってくれていて、過去のどうでしょうなどをよく放送してくれてました。今はどうだろう・・・
      もしかしたら知らないだけかもしれません。もすこし貪欲に探してみようかと思います。

      そうなんですよね・・・「あまちゃん」以来味を占めてた#リアルタイムつぶやきを、新作どうでしょうでは楽しめないとは・・・ちょっとうらやましいような、北海道だもの、それくらいは特権ないとね、と思うような・・・(笑)
      今後ともよろしくお願いいたします☆
      2013/09/19
  • ここ数年間、私の中でなぜか(?)大泉洋ブーム。
    どこの書店も在庫切れだった時期にどうにかこうにかゲットしたものの、
    読むのが勿体なくて今になってようやく…。
    こういう場合、大抵ハードル上げすぎて「なんだぁ、こんなもんか」となる場合が多いのですが
    この人は私を裏切らなかったー!!(笑)


    面白さはもちろんのこと、途中何度かジーンとさせられたりもあったのですが、
    中でも『好きか嫌いか』が印象的。
    お?なんか真剣に語ってるなぁ!と思いきや
    振り返りコメントでの「当時の彼女にフラれた後の文章」というタネ明かし。
    人間らしいというか、普通っぽくていいなぁと思いました。
    そうそう、この人の魅力は
    笑いがとれて、演技もできて、歌が上手くて、モノマネ上手…と多才なのに
    なぜだか大物「すぎない」、スター「すぎない」ところだと思います。
    なんとも失礼な書き方ですが(笑)
    でもそういう部分を改めて強く感じたエピソードでした。

    他にも『スタンスについて考える』みたいに
    読み手も頑張らなきゃ!と思える文も好き。

    面白い一冊でしたがバラエティー番組に出てる時の大泉洋が一番好きなので
    星は3つくらいで。


    それにしても、よ〜〜くボヤいてるのを聞くのに
    「またグチグチ言ってる!文句ばっかり!」って
    不快にならないのは何でだろう?
    話術?(笑)

  • 実に多才で惹かれる雰囲気を持ちながら、向こう側過ぎない立ち振舞いが、そのまま文章になった印象。後半になるに従って文章構成も、オチも、使われる言葉もどんどん洗練されていく。一人の人として、本として、とても魅力的。

  • 「水曜どうでしょう」も見たことがないなか、TVでの達者な話芸と演技が好きだったので読んだ。やはり初めの方は読みづらさもあるのですが、振り返りコメントがあることで楽しく読了。おバカな話のなかにふと真面目な回がいいバランスでくる。おじいさまのお話、笑えます。
    ますます応援したくなった。

  • 大泉洋さんのエッセイ。トークとはまた違ったスタイルの文体。後ろに行くほど構成が整っていってて、感慨深いものがあった。

  • 大泉くんがなぜいちローカルタレントから、
    今の人気を得るにいたったか?
    理屈でなく分かる一冊。

    心があったかくなり、最後には感動して目頭が熱くなりました。

    長々とベストセラー枠にい続けるのも分かろうというもの。

    なかなかこういう存在感やパーソナリティーの方は芸能界、
    テレビの世界では見ない気が。
    キャラクターで笑わせる芸人がいる中、
    彼もキャラクターでバラエティ番組をやっているが、
    誰も真似できんだろうなぁと。

    そんなにスゴくないんだけど、
    やっぱり普通じゃない。

  • 笑ったり、時にはジーンとしたり。
    その当時ならではの文章を楽しめる。
    メジャーへの軌跡を、ともに味わえる。
    「水曜どうでしょう」の裏話的なものも多く、うれしい。
    ご家族への愛情が、あたたかい。
    愛されて育ったんだなと感じる。
    TEAM NACSの舞台も、見たくなった。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/16-91ac.html

全268件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

おおいずみ・よう1973年北海道生まれ。俳優・タレント。演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバー。大学在学時より出演していた『水曜どうでしょう』は全国で伝説的な人気番組となる。主演映画『探偵はBARにいる』で第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を、『駆込み女と駆出し男』では第39回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、第58回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。2013年に発表した著書『大泉エッセイ 僕が綴った16年』は累計45万部を突破。映画、舞台、テレビ、バラエティと多方面にマルチに活躍している。

「2019年 『騙し絵の牙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大泉洋の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
米澤 穂信
三浦 しをん
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×