- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840154109
作品紹介・あらすじ
金髪でいつもにこやかな自称頭脳労働担当の美形少年、フィン。黒髪で目つきが悪くいつも肉体労働担当を押しつけられる青年、クレイ。彼らが回収し、配達をするのは「出されなかった手紙」「書かれなかった手紙」「本当に欲しかった手紙」「普通じゃない手紙」など、本来なら届かなかったはずのメッセージ。彼らは"永遠の昼下がりの森"から輝く霧を通り、時には吸血鬼の城砦に、時には半獣半人の異種族にと、時も空間も超えて「手紙」を回収し、配達に行く。世界をささえる、ささやかな祈りを、明日をつなげる夢を、どこにでもいる「あなた」に届ける。"郵便屋"たちの物語が、今、始まる。
感想・レビュー・書評
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作者さん、話作りが上手いですね?
世界観はSF。BLを臭わせるバディ。かわいい女の子と出会う一話完結の人情もの。
ただ文章が少々読みづらくて…ラノベってこういうことがあるからなぁ。
スオウさんの絵柄に合わせた小説を書くという企画だったそうで、バックに落ち着いた空気が流れているのはそのためだろう。『キノの旅』などが思い出される。
人物同士の会話のノリに懐かしいテイストがあるけれども。
フィンは1巻の時点では掴み所がない。クレイは意外と青臭くて熱い奴というギャップ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「永遠の昼下がりの森」この名前にときめいた。
基本的に一話完結なので読みやすい。
もっと耽美な話を求めてたのでそこはちょっと残念。 -
届けなければいけない手紙があれば
それを片手にどこへでも。
連続、といえば連続ですが、どこの話から読んでも
そう困った事にはならないかも?
人間ドラマ、というか、歴史の中での交差。
最後まで読むと、これはもしや…という接点が。
重要なのは手紙を届ける事。
なので、話によっては不思議状態で終わっていますが
どこかしらの話で、どこかしら顔をのぞかせています。
それを見つけるのが、ちょっと楽しかったですw
しかし…世界のどこかで暮らしている彼ら。
己の分屋に特化しすぎている輩というのは
それはそれで非常に…。
好きなのは4話目。
子供達わんさか、罠わんさか
分かりやすい大人わんさか♪ -
セカイを支える郵便屋という世界観と、クレイとフィンのキャラは良かった。ツギハギだらけの世界という割りには種族をバラけさせただけで、少し肩すかし、全く違う世界観は続刊に期待?
せめて、もうちょい中立性を示すエピソードがあれば、白い霧側の行為が面白く思えるのだろうか。 -
設定はおもしろいですし筋書きもいいんですがどことなく薄っぺらい気がしてしまいました。雰囲気は好きです。
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クレイとフィンのキャラとか世界観は好きだなぁ。
ただ手紙の届け先だったり手紙自身だったり?なキャラがアクが強すぎる人ばかり。普通なの教師くらいか。
めんどくさいひと続きで後半になるにつれ食傷気味な感じ。 -
世界観やキャラクターなどは良かったのですが、文が微妙でした。