タイム・リープ あしたはきのう<下> (電撃文庫 た 5-2)

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  • メディアワークス
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840205597

感想・レビュー・書評

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  • タイムリープがコントロールできるようになることは、危機感覚をコントロールすること。
    物語の終盤、フラッシュバックして冒頭に戻る、
    ということは?
    くちづけ は乙女の危機か?


    リスペクト⇒nico314

  • 深みはなくライトノベルらしく軽いまま終わりましたが、展開はそれなりに楽しめました。面白かったら子供にもと思ったけど中学生には駄目かな。

  •  ラノベとして面白かったと思う。
     突然訳の分からない状況にあって混乱する女の子の様子はとても可愛らしかったし、何より若松君の信念が一貫していて気持ちいい。かっこいい。
     感情の動きもとても丁寧に描かれていたし、ふたりの話としてすてきだった。

  • ラノベミステリ第8位。どこの古本屋にもなくて、初めてAmazonのKindle電子本を買って読んだ。なるほど、タイムトラベルじゃなくて、タイムリープなんだ。今話題のBTTFはタイムトラベルだから、過去や未来の自分に会ったりする。タイムリープは、時を過ごす順番が違うだけなので自分には会わない。例えば月火水木金を、火金水月木と過ごすことになる。一見、学園青春風なのに、理詰めで話が進む。どこか説明口調だし、理系のレポートっぽくもある。不思議な作風だけど、いきなりのリープではじまり、謎だらけの状況が、だんだん掴めてくると、ほのぼの日常がサスペンスに変わる。この起承転結が見事で、読むのがとまらない。クール男子からの壁ドンを期待するような、主人公女子高生の甘え目線に引きそうになるけど、我慢できる範囲。最後まで残されるプロローグの伏線が、エピローグでさらっと回収されてスマイルエンド。ラノベのはしりと言えそうな古い作品だけど、この完璧なストーリー展開は、ラノベ耐性のないオトナも大丈夫。もっと上位でもいいクラシックな傑作。

  • 上巻で散りばめられた謎があっと驚くところで回収されていくのが快感です。翔香の命を狙う存在が現れ、物語は急展開。翔香を守り、タイムリープを終わらせるため、若松たちの静かな戦いが緊張感を高めてくれます。最後はパズルのピースが全部はまった様で、何とも言えぬ充足感に満たされました。さすが名作と言われるだけのことはありますね。おまけの短編もなかなかに面白かったです。久々に大満足。

  • 時間軸の話が読みたくて、図書館に言ったら目の前にそんな感じの題名じゃん。と思って手に取りました。
    絵が古かったので、棚に戻そうとも思いましたが、その時借りたい本がなかったので、上下巻で借りました。
    大当たりで、一気に読んでしまいました(笑)
    こういう話が読みたかったの!!!
    という感じです。

  • 何年も前に手放して、再び読みたくなって再購入。やっぱり大好きですタイムリープ。
    思えば、深夜にやってた電撃系のラジオでラジオドラマとして放送されていて、そこから文庫へと流れたんだよなぁ。
    余談ですがラジオドラマの声優さんは、翔香役→久川綾さん、若松役→緒方恵美さんでした。

    パズルがどんどんはまっていく感覚は壮快。くわえて、タイムリープそのものを利用した作戦も好み。
    上巻に比べて下巻の勢いは落ちましたが、ラストのオチがきれーいに纏めてくれて、大円満。すごいプロットだなぁ。

    これからも時折読み返したくなると思うので、もう手放しません。オススメです。

  • 10年以上間をあけての再読。
    ずいぶんといろいろな本を読んできたつもりだが、改めて面白かった
    今の小学生中学生が読んでも違和感ないんじゃない?
    家電使ってるところに時代を感じるけど、教師による犯行ってむしろ最近ぽかったり

  • いわゆるタイムトラベルもので、主人公が時間を行ったり来たりするお話しです。

    タイムトラベルと一口に言っても、同じ「時間」を繰り返して色々な可能性を経験するような話しもあれば、過去や未来に行ったりするものの主人公が過ごす「時間」は結局は一つだけという話しもあります。
    この「タイム・リープ」は、後者の方。時間を行ったり来たりするのは主人公の意識のみで、体は元の時間軸に沿ったままなので、時間的な重複はありえないのです。

    そのため「意識」が跳躍した時間の部分には、後で別の話しが展開される事が分かっているので、どこの「時間」が抜けているかが頭の中で整理されていれば、「次にこの時間に飛ぶかな」っていうのが分かってしまう。どうしても展開が読めてしまうのは、この仕組み上は仕方ないのだけど、それでも、穴の空いたジグソーパズルにピースがはまっていくように、段々と穴が少なくなっていって最後にピタッとお話しが完成するのは読んでいて心地良かったです。

    後で何回も考えてしまうようなタイムトラベルものの複雑さはなかったけど、ミステリーな展開にもワクワクしたし、十分楽しい小説でした。

    あ、もっと翔香と若松君のラブストーリーが読みたかったかなぁ。

  • (図書館)

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著者プロフィール

1967年生まれ。静岡県出身。第1回電撃ゲーム小説大賞《金賞》受賞作『クリス・クロス』(単行本・メディアワークス刊)で作家デビュー。代表作に、実写映画化もされた『タイム・リープ あしたはきのう』(単行本/電撃文庫・アスキー・メディアワークス刊)がある。

「2022年 『新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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