ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840213585

作品紹介・あらすじ

人の心の中にはひとつの卵があるという。その卵は心の中で表向きは無いことになっている何者かを貯えながら育っていき、殻の中で生まれ出るその日をずっと待ち続けているのだという。それが殻を破ったとき、その可能性はこのぼく、ブギーポップをも凌いで、世界を押し潰すかも知れない。…そして卵の指し示す運命はここにひとつの対決を生み出す。一人は既に最強で、もう一人はこれから殻を破る。だが宿命の秒読みは二人が出会うそのときまで刻まれ続ける。最強と稲妻、この二人は己の生きるたったひとつの道を見出すため、多くの者を巻き込み避けえぬ激突を迎えることになるだろう-謎のエンブリオを巡る、見えぬ糸に操られた人々の死闘の第一幕がいま上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 「ブギーポップ」シリーズの第8弾で、「エンブリオ」編の前編です。

    穂波顕子(ほなみ・あきこ)の弟の穂波弘(ほなみ・ひろし)は、携帯型のゲーム機で中年男と対戦し、「エンブリオ」というアイテムを入手します。ところが、エンブリオは人びとのなかに眠っている可能性を目覚めさせるという力をもっており、その回収をめざす統和機構の「フォルテッシモ」と呼ばれる青年と、統和機構に背いて行動する「ダイアモンズ」の争奪戦に巻き込まれることになります。

    霧間凪と谷口正樹の師匠である榊原弦(さかきばら・げん)にあこがれ、「サムライ」をめざす高代亨(たかしろ・とおる)は、ダイアモンズの襲撃から穂波姉弟を守ります。彼は、戦いの相手の「死線」を見ることのできる能力にめざめますが、彼のことを本気で戦うことのできる相手と見たフォルテッシモとの戦いで、相手の強さをその身をもって知ることになります。

    今回は、次巻での回収に向けて伏線を張っていく展開になるのではないかという予想を裏ぎって、登場人物たちが最初から派手に動きまわっており、飽きることなく読めました。このままの調子で結末まで突っ走っていくのか、思わぬ展開が用意されているのか、つづきが気になります。

  • 4-8402-1358-5 C0193¥510E.

    ブギー・ポップ・カウントダウン
    エンブリオ浸蝕


    電撃文庫 か-7-8 .

    著者:上遠野浩平
    イラスト:緒方剛志

    発行所:株式会社メディアワークス
    発売元:株式会社角川書店

    1999年12月25日 初版発行

  • 今年の初めに上遠野浩平作品ブックオフで大体揃えて、やっとイマココ。おっそw
    ゆっくりペースで読んで、ペパーミントをダラダラ読んでから、更に期間が空いてやっと今に至る。
    読み始めたら夢中になっちゃって、2日で読んだ。週末だったしね!
    バトルがダラダラ続くって意見もあるけど、2作目3作目と比較すると、大分私には読みやすくなってる!後半読むの楽しみだわ!

  • 今回はまだエンブリオ炎上と話が続く為全ての伏線が回収されたとは言いづらいが、話が全体的に分かりづらい。特にフォルテっシモの能力の想像が自分には出来なかった。プギーポップシリーズの中では、戦闘は今回一番派手で警察官とはいえ一般人の能力を持たない人をここまで巻き添えにするのは初めてで驚いた。さらにブギーポップ自身もあまり登場せず、不運な三平の耳を切る行為しか主な戦闘シーンはない。この後の「エンブリオ炎上」にどう繋げてくるのかが楽しみだ。

  • 感想

    人の異能を開化するようなツールがあったら、一も二もなく僕は飛びつくだろう。そして、奇異な能力を手に入れて後悔する。先がわかっているにも関わらず、先が終わっているにも関わらず、手を出してしまうのは、それほどにそのものが人を惹きつける魅力を持っているからだろう。

    何はともあれ、早く続きが読みたい。

  • “最強”と“稲妻”。
    宿敵同士となる二人の出会いと対決を描く。
    ブギポの異能バトル面が強く出ている作品。

  • 再読

  • 可能性を秘めた人を突破させることのできるしゃべるゲーム機「エンブリオ」と統和機構最強の刺客「フォルテッシモ」、そしてそれに相対するサムライ亨。

    警察沙汰とか結構大事になってしまったけど結局ウヤムヤのままなのかな

  • 完全にバトルものになってしまった。深い内容もあるのだけれどいまいち何を言ってるのかわからなかった

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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