デュアン・サーク(6) 銀ねず城の黒騎士団<下> (電撃文庫 ふ 1-17)
- メディアワークス (2000年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840214797
作品紹介・あらすじ
デュアンたちは今、オルランド国に来ている。実はこの国、国王と重臣の仲たがいから政情不安な状況にあった。そこで、友人でもある王子チャールズの身を案じたアニエスに頼まれ、いっしょに様子を見に来たのだが…なんと、デュアンとオルバが王直属の家臣・黒騎士団に逮捕されてしまった。どうやら権力闘争に巻き込まれたらしい。一方アニエスは王子から相談を持ちかけられる。城の中庭に封印されていた魔王が解き放たれたというのだ。ほぼ時を同じくして、重臣が謎の赤騎士たちを率いて城に攻め込んで来た。魔王と関係があるのか?陰謀渦巻く宮廷物語はクライマックスへ。
感想・レビュー・書評
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デュアン、下巻では活躍を見せてくれました!ホッと一安心。
人間て、自分よりか弱い人間がいると、強くなれると言いますか、自分がしっかりしなきゃ!と言う母性本能?父性本能?のようなものが生まれるのかなあ。
やはりデュアンはフォーチュンに比べ、冒険感?戦闘シーンが本格的?でハラハラしますね。普段戦闘シーンとかって退屈だし好きじゃないんですが。深沢先生の書くそれは何だろう?女性だからか、私にも抵抗無く読める。きっと内面の葛藤などが書き込まれているから。ただの客観的な描写でなく。
私は幼いのか、淡々と事実?見えているものだけを描写した文章よりも、もっと主観的と言うのかな?内面を描きだしたような文章により移入するんですね。そう言うのって女性作家さんの方が多い気がする。
まあそれも行き過ぎると筆者だけの世界、みたいなことになっちゃって、読み手は退いちゃうんですけどね。逆に言えば、そう言う描写で読み手を惹き込めるって凄い。
私も自己満に終わらない文章を書けるようになりたい。読み手を楽しませられる、かつ自分も楽しい、そんな。詳細をみるコメント0件をすべて表示