キノの旅 (3) The Beautiful World (電撃文庫)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840217095

感想・レビュー・書評

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  • 連作短編なので、どの巻にどんな作品があるのか、書き出しておきます。矢印以下は、作品のエッセンスに近いところにあるのをちょっと。読者なりにとりだしたもの。まず、足がかりに気になったお話から読んでみたら?

    口絵「愛と平和の国」-Power Play-
       →シズ様は指導者に会って、この国のは城壁が   必要ないほどの、強力無比の軍隊でもあるのか   と訊ねた。   
    プロローグ「雲のなかでも」-Blider・b-
          →真っ白だった。…
    第一話 「城壁のない国」-Designated Area-
         → 「国じゃないね。遊牧民か…」
    第二話 「説得力」-Persuader-
         →逡巡するキノに、老婆はやはり笑顔で、
          「キノ、強くなりたいのでしょう?」 
    第三話 「同じ顔の国」-HACCP-
         →高い城壁が、巨大な円を造っていた。中     央に、大きな建物群とそれに並ぶ街が見え     た。それを、あざやかな緑色の森が……
    第四話 「機械人形の話」-One-way Mission-
         →「あら、驚いた。こんなところで誰かさ     んと会うなんて」
         紅葉の森の中、一人の老婆が顔を出して、
    第五話 「差別を許さない国」-The Years After-
         →「ああ! なんてことを……。ちょっ      と! 旅人さん! これ以上その人達を辱     しめる表現を使うと許しませんよ!」 
    第六話 「終わってしまった話」-Ten Years After
         →こうして私は、十年前のあの日、海賊に     はなれなかった。……
    エピローグ
         →キノと離れて、道の上に止まっているエ     ルメスが聞いた。キノは短く言った。
         「動く人は、誰もいない」 


  • 城壁のない国、機械人形の話が心に残った。
    最後にせつなくなる系の話が好きみたい。

  • キノの旅。差別のない国と、クローン人間の国の話が印象的。
    差別してないと思ってる人が差別してたりするんだよね。差別的な言葉だけ取り締まって言葉狩りだけしても仕方ないよね。
    あと、クローン人間はやめた方がいいと思う。倫理的というより、書いてあった通りに何かあったときに全滅するから……だから「生き残る意志があれば〜」の最後になるんだろうけど。とはいえ出産しなくていいのは羨ましい。

  • 記録

  • NDC(9版) 913.6 : 小説.物語

  • 城壁のない国
    無知は大罪、薬は怖い

  • 記録。

  • 再読

    機械人間の話と差別を許さない国が好き
    機械人間の話は美味しいご飯が食べたくなる
    寂しいお話

    差別を許さない国は面白い
    結構好きな類の話
    井の中の蛙大海を知らず

  • 突然、読みたくなった。
    やっぱりいいな、キノの旅。
    差別を許さない国は特に良かった。
    私も気付かない内に誰かのイジメや間違いに対して
    意見したつもりが、
    それがイジメや間違いになってないかな。

    定期的にも読みたい本。

  • 第1話「城壁のない国」は、麻薬によって土地に縛り付けられた人びとの話。第3話「同じ顔の国」は、クローン人間の国の話。第4話「機械人形の国」は、自分が機械人形だと信じている老婆が登場する。第6話「終わってしまった話」は、旅人を襲撃する海賊になるための試練に失敗した男の話。

    第2話「説得力」には、キノの師匠の老婆が登場します。

    ときおり、この物語の静謐な雰囲気に触れたくなります。

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著者プロフィール

2000年『キノの旅 the Beautiful World』でデビュー。アニメ『ソードアート・オンラインII』の銃器監修も担当。

「2023年 『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXIII ―フィフス・スクワッド・ジャム〈下〉―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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