イリヤの空、UFOの夏 その1 (電撃文庫)

著者 :
制作 : 駒都 えーじ 
  • アスキー・メディアワークス
3.74
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本棚登録 : 1773
レビュー : 160
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840219440

作品紹介・あらすじ

「6月24日は全世界的にUFOの日」新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、その最後の夜、浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った…。おかしくて切なくて、どこか懐かしい…。ちょっと"変"な現代を舞台に、鬼才・秋山瑞人が描くボーイ・ミーツ・ガールストーリー、登場。

感想・レビュー・書評

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  • 私の読書に対する感情の原点。この小説に出会うことができてよかったと思うと同時に、この小説を知らずにいるということが、読書における人生の豊富さを損なっているとすら思う。ライトノベルであるから敬遠するという風潮を持つ人にも、胸を張って薦めることができる渾身の一冊。夏になると必ず読み返してしまう、私にとってのラノベ、小説における「バイブル」。
    「おっくれってるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」

  • 夏というのは光に溢れているのにどこか哀しい。
    その哀しさが匂い立ってくるような作品。

    世界は戦争をしているらしいが街は平和そのもので、何と戦っているのかよく分からない世界で出会う、ごく普通の少年とかなり変わった少女の話。

    描かれる日常がくだらないほどに、青春であればあるほどに、少女の置かれている状況の悲惨さが際立っている。うまいなあ。

    そして真実に近づくにつれ露呈する少年の無力さと幼さ、人間の汚さが本当に、哀しい。

    ちなみに一番好きなセリフは「しいたけ」。

  • 2001年の作品だからか作中には携帯電話が出てこない。携帯電話がでこない夏休みというか夏休み明け。どこか一緒に出かけるためには事前に連絡をしないといけない。そんなころがあったのだと思い返した

  • 小説というよりはマンガのノベライズみたい。ライトノベルとはよく言ったもんだ。しかしこれ、続き読んだらおもしろくなるんだろうか…。読むのに時間かからないからその2までいってみるか?

  • セカイ系SFライトノベル/ とにかく艶めかしくもくすぐったい文体が痺れる/ ライトノベル業界数少ない天才/ そして数少ない秋山完結作/ 秋山がいなかったらラノベなんて読まなかった/ 舐めてみる? 電気の味がするよ/ おっくれってるぅ――――――――――!!

  • シリーズ第1弾。
    ヾ(@^▽^@)ノわはは!なんじゃこりゃ~!!!
    メチャメチャ面白いではないのぉ~
    夏休み最終日に手首に金属の球体が埋まってる少女に出会って
    次の日、彼女が転校して来るところから始まり、
    あくまでも表向きは学校生活。
    そこかしこに懐かしさが転がっている。
    しかし、裏側ではどうやら戦争が起こっているらしい。
    が、そこに重点を置いた書き方はしていない。
    物凄く読みやすい文章と、スピード感がたまらない。
    心の声やら会話やらのテンポも駆け抜けるかの如くですよ。
    物凄く面白かったです。

  • 半分ぐらい読んだところで、続きを読むのを止めてしまった。というのも、まず何が起こっているのかわかりづらい。これは、ストーリーが平坦だからか? あと、文章も、論理的に矛盾していたり、曖昧だったり、脈絡がなかったりと、要するに「話すように」書いてあって、読みづらかった。厳密に言うと、たしかにEasy to readだが、Easy to understandではなかった。ストーリーと文章が、私に半分以降を読み進める意欲を与えてくれなかった。

  • 名作です。
    今のライトノベルの中で、普通の少年が主人公のライトノベルがどれだけあるのか、取り柄もないしパッとしない、普通の中学生が大きな何かに対してあらがってみたけれど、それは結局は逃げであり行動の伴わないフリであり、なし得た何かは謀略の一部で、そんな無力さに打ちひしがれる話です。
    自分の行動が誰かの筋書き通りだったとして、その筋書きがWin-Winであれば、それはそれで幸せな結末と呼んでいいのか。
    自分の無力に泣き叫び、大人の手を振りほどいてみるけど手を差し伸べてくれる大人に安堵し、そんな自分にまた嫌悪する中学生の夏の話です。

    徒然と書きましたが、文を尽くしたところで無意味なキャプションになってしまう気がするので、本作はとにかく読んでみることをおすすめします。

  • 夏になったら読もうと思っていた作品。夏のうちに読み終わるのが目標。
    ストーリーは王道ボーイミーツガール。登場人物の設定も王道だと思う。謎多きヒロインというのも。ただ、思っていたより非日常の割合が多くなっていく気がして、今後が楽しみ。
    やや古めの作品ということもあって、文章にこの時代の香りがするけど、すぐに慣れて気にならなくなった。一気読みできそう。
    気になるのは日常と非日常のバランス。個人的には非日常の部分を多めにしてほしい。日常パートでホッとできるような。あと、最終的に作中の世界情勢や伊里野のことがスッキリ理解できているといいかな…ふわっとした説明に雰囲気で締めるパターンはちょっと苦手なので。

  • 「猫の地球儀」より好き。「最終兵器彼女」を思い出して、懐かしい気分になった。

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