LAST KISS (電撃文庫)

著者 :
制作 : 高梨 ひつじ 
  • メディアワークス
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本棚登録 : 281
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840221603

作品紹介・あらすじ

"私が死んだら、お兄ちゃんはきっと泣くと思います-"重い病気を持つ中学二年の井崎由香。夏休みに一時退院した彼女は、これまでほとんど接触のなかった兄の智弘とともにひと夏を過ごす。生まれて初めて兄に買ってもらった帽子、二人で出かけた六甲山上の植物園、兄の幼馴染のかんネェに連れていってもらった須磨の海。何気ない日々の中で、少しずつ兄への気持ちは形を変えていく。やがて訪れる悲しい結末は変えられないと知りながら…。

感想・レビュー・書評

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  • 「由香、パンに挟んだだけだよ」
    「それが一番大切な仕事よ。何をどういう組み合わせでどのくらい挟むかってところでサンドイッチの出来の良し悪しは決まるんだから」
    「でも由香、そんなのあんまり考えなかった」
    「いいの。それで。才能ある人間は考えてなくても出来るんだから。考えながらじゃないと出来ない奴ってのは、要するに才能の不足を補うために頭を使わざるを得ないってだけなんだから。」
    「そうなの?」
    「そうよ。世間で頭いいって言われてるような奴なんて、みんなそんなもんよ。いわゆる知識先行型で口ばっかり達者な、実際には何の役にも立たないボンクラね。何も考えずともちゃんと生きられる奴が一番偉いの」
    「ツッコミ入れるときに『なんでやねん』と『アホか』しか言えなくなったらおしまいじゃない」
    「うん。あのね、話すとね、聞いた人と話したことを半分こできるんだって。だから、辛さも半分になるって。」
    「ああ、そういう事もあるんやろうなあ。けど、それやったら余計話されへんわ。由香ちゃんに辛い事押し付けたり出来へんもん……」
    「心の中にしまったまま死んじゃうと、秘密も一緒に消えちゃうから」
    「ああ、まあな。でもそれやったら死んでも秘密守れるやん」
    「ううん。違うの。大切なものだから、消えちゃうと寂しいの」
    「さっきからアンタ溜め息ばっかりついて、アタシが気づくの待ってたでしょ?女々しい真似しやがって。」
    「え?いや、別にそういうアピールをしたつもりは……」
    「違うの?だったらそういう態度は表に出すな。鬱陶しいから」
    「考えなくていいから。とりあえず思いついた事から喋りな。初めは支離滅裂でいいから。喋ってるうちに分かってくるから。こっちもアンタも。」
    「まあそれくらい別に。どうせ減るもんじゃないし」
    「だってお兄ちゃん、かんネエといる時、由香のこと忘れてる……」
    『俺は貞淑な男の鑑なんや。』
    『グーでみぞおちに一撃って、コイツ……。』

  • 昔読んだことがある本。
    学校においてあったので読んでみて、結構良作だった気がします。
    妹の兄への思いがすごく純粋で素敵な作品だった気がします。

  • 文体があわない、ストーリーがバレバレ.....。
    というわけで、今ひとつのめり込めなかった。
    アニメにしたらいけるんじゃね?

  • 兄貴に感情移入できなくて泣けない。お題からして泣かせる話だと思ってたのに泣けない。兄貴の心情がしんどい。

  • ある程度慣れはするがしかし、思い返せばやっぱり主人公の関西弁とつまらないボヤキが読んでて辛い。
    発刊から時間も経った今読むと、ストーリーは時代相応といった感じで良く言えば懐かしい。
    イラストには不満大。

  • 全1巻。これが『ロボット妹』と対をなすとは!

  • 無口で病弱な妹。
    その扱いに困り、避けてきた兄。

    退院してきた妹と過ごす夏休み。

    それは、なんだか
    新しくて、
    ちょっと退屈で、
    せつない、
    限られた夏の物語。

    好きだっていう想いを
    あなたにだけは
    忘れてほしくない――

  • まあ、普通の悲劇。兄妹ものとしては及第点。

  • 病弱妹として王道で、展開はわかりきっていたのに泣いてしまった

  • まず大阪弁がキツイ。独白部分が寒い大阪人みたいで感情移入できない。

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著者プロフィール

第7回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞者。代表作『天国に涙はいらない』『私立!三十三間堂学院』。

「2017年 『剣と炎のディアスフェルドIII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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