GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

著者 :
  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840222372

感想・レビュー・書評

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  • 架空の欧州を舞台に、暗殺者として人生を改変されたサイボーグ少女と大人達のバディを中心に描かれる諜報モノ。
    両者は任務のための相棒としてだけでなく、庇護者、兄妹、あるいは遠く叶わぬ恋愛関係として、死と隣り合わせの舞台内でいびつな人間劇を繰り広げてゆく。

    まだ一巻の時点ではそれほど達者なタッチではないが、舞台相応に痛みとウィットの効いた台詞回し(「案外どこかのスナッフ・ムービーに出演してたのかもね」「薬で尊敬を得たのか」等)や、細かなシーン描写(ティーソーサーの傍らに開けられた無数のシュガースティック、放り投げられるぬいぐるみ等)は節々に垣間見られる。
    聖なる傷を負わされた子供達の救いの無い姿、抗いようのない運命下での残酷な振る舞いに、僅かながらな安息とともに満たされるものと引き替えに、他の切実なものを奪い去られるのに近しい喪失感がじっとりつきまとう。
    一巻の時点で非常に息苦しく美しい作品だった。

  • 前情報一切無しで表紙見て衝動買いした漫画はこれっきり。少女・イタリア・重火器で戦う、なんて設定だけで私の心を掴んで離しません。もう大好き。義体と担当官の関係性もそれぞれ全く違っていて、フラテッロそれぞれのエピソードをスピンオフで一冊の本として読んでみたいくらいです。
    エッタの「殺す理由は十分に」、ペトラの「くそったれのアレッサンドロ!」、トリエラの「ばかなひと でもうれしい」って台詞がとっても好き。ヒルシャーさんがトリエラを酷使しまいと自分から任務をこなして負傷した時、トリエラが一度部屋から飛び出して、やっぱり戻ってきてヒルシャーさんを抱きしめるシーンが本当に泣けて仕方ない。

  • 「不幸を宿命づけられている少女たちの一握りの幸せ」というテーマが丁寧に描かれている1巻。

    特にリコの話には「ガンスリンガーガール」という作品のハードボイルドさが顕著にあらわれていて、印象的。

  • 「普通の女の子じゃダメなんですよ」って悲しすぎる言葉だ

  • 少女と云う脆さ

    女と云う強さ

    愛と云う重さ

    • hiironoshishiさん
      そして、戦いと云う哀しさ
      そして、戦いと云う哀しさ
      2013/03/02
  • あれ? ヘンリエッタってそんな甘党だったけ

    あ、うん…最近あまり甘く感じなくてね
    それでついお砂糖を足しちゃうの

    よし 今日からヘンリエッタを砂糖女と呼ぶ

    うう

    いいんじゃない? 『若者よ 若いうちに愉しめ』よ

    なにそれ『誰の言葉』?

    『私の言葉』さ

    (第1話 天体観測)

  • せつない。けどどうしても惹きつけられる。みんな大好き。女の子たちに切なさを覚えるのは勿論なんだけど、苦悩して葛藤するオッサン達に胸が痛くなりつつときめく。オッサンと幼女の組み合わせが好きなのでこれはほんとに大好きです。

  • ・少女を殺人の道具として改造・洗脳している。
    ・政府の汚れた仕事をさせている。
    ・薬の副作用で短命化、任務で死ぬか薬の作用でボロボロになって死ぬ運命にある。

    等とちょっとハード過ぎる設定ではあります。
    しかしその過酷な運命の中で生きる少女達は一人一人が個性的で各々のドラマがあり、境遇から死に際まで様々です。

    現代イタリヤを舞台とし、主人公達は政府側として、テロリストとの戦いを中心に話が進んでいきます。

    戦闘もので絶えず死と向き合う展開のマンガは数多くありますが
    戦う動機付けとして、国が抱える社会問題(貧富の差、差別問題等)を掘り下げいて、面白いと思います。

  • 女の子と銃……!

  • 僕には合わなかったようです。

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