AHEADシリーズ 終わりのクロニクル(2)<下> (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 633
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840225151

作品紹介・あらすじ

 今まで味方であったはずの2nd-Gとの全竜交渉は、佐山と月読の事前交渉により一つの方向性を与えられていく。誰もが過去を忘れないために、そして目を醒ますために……。
 かくして、一度は恭順した2nd-Gとの戦闘が開始された。突然、知覚不可能となる“歩法”を使いこなす軍神・鹿島と剣神・熱田。
 名が力を持つ概念空間の中で、はたして佐山たちは彼らに勝利し、無事、概念核の八叉を封印することができるのか!?
 そして、相反する二つの道に対して、佐山が、鹿島が、新庄姉弟が、それぞれ選んだ答えとは!?

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    マサカシンジョウノヒミツガアンナナイヨウダッタトハー。

    新庄の嘘についてと2ndGとの決着。

    『平穏は願うものではない 
    当然あるべきものだ 
    そのために努力はしても願ってはならない』

    2ndGの現状維持をも認めない理由になるほどと納得してしまった。

    戦闘シーンは模擬戦ということもあり軽いノリではあったけど、それでも熱いものがありました。
    まあ、「ハゲフラッシュ」が全てを持っていった感じはありますが・・・

  • 2nd-Gとの事前交渉で、佐山と対峙した月読・史弦(つくよみ・しづる)は、「現状維持」の保証を約束してほしいと持ちかけます。しかし、何と佐山はその要求を却下します。「現状維持」という方針が意味するのは、2nd-Gの人びとが自分たちの世界の過去に向き合うことを避けることにつながっていることを鋭く見抜いていたのでした。佐山は改めて2nd-Gの人びとに、彼らの世界と彼らの能力に向き合うことを要求します。そして鹿島もまた、そうした自分自身の中にある要求に気づいていました。こうして佐山たちLow-Gと鹿島を中心とする2nd-Gとの交渉が本格的にスタートします。

    一方、そうした佐山と鹿島の態度を見て、新庄もまた、自分の秘密を佐山に打ち明けることを決意します。

    新庄運/切が秘密をカミングアウトするに至る心理的なプロセスが、うまく描かれています。

  • 君が痛みを感じていたとき、君を護りたくなったら君を護ろう。

    君が独りを嫌だと感じたとき、君と話をしたかったら君と話をしよう。

    君が悩みを抱くと決めたとき、君を大事に思ったら君を一人にしよう。

    君がここにいたくないと思ったとき、君を想うならば君を嫌おう。

    そして、

    君が誰かと親しくありたいと思ったとき、君を見たならば、私は君の隣に立とう。

  • 484022515x 483p 2006・4・5 12版

  • 2nd-Gとの交渉終了。

    歩法や八叉の謎が解けました。なるほど認識のズレですか、自分をわざと乱すことで破ってましたけど熱田ならそれでも同調できそうなもんですけどね。

    そういえば「熱田」ってやっぱり剣神と直接関係ない名前なんですね、ずっとどういう解釈で剣神なのか謎だったのでわかってよかったです。

    まぁ熱田さんラスボスポジションは鹿島に取られるわ、好きな人は佐山に取られるわでしたけどね、剣神(笑)。

    八叉の問いの答えはそこそこ読めてたんですけど、そのあとの焼き殺しに対する対処って思いっきり力技なんですね。てっきり何か明確な解決法があるんだと思ってました。

  • 2nd-Gとの交渉終了
     2はぬるかったですね。模擬戦だし。

     運切の種明かしの巻かな。

  • 熱く、温かく、爽やかに風が吹き抜けて終わった感じです。厚さ相応にいろんなことを思いながら読めた二巻二冊でした。多様なキャラが出てきたけど、インパクトとしては、御言くん変態。シリアス展開の中で大樹先生と大城御老体がいいスパイスに感じます。あと、ボルドマンって…名前の裏設定がbald manとつながるなら周到な伏線回収ですよね?(笑)

  • 鹿島夫婦も熱田さんも好きだけど、田宮家姉弟のやりとりが好きです。
    悪役を任ずる佐山はまだまだかっこくなると思う!
    変態だけどな^^

  • <内容>
    今まで味方だった2nd-Gとの全竜交渉は佐山と月読の事前交渉により一つの方向性を与えられていく。
    誰もが過去を忘れないために。そして目を醒ますために。
    知覚不能の歩法を使いこなす2nd-Gの剣神、鹿島と熱田と佐山ら全竜交渉部隊の戦闘が始まる。

    <感想>
    あぁぁぁぁ戦闘をもっと面白く書けるでしょぉぉ。
    あれ、それともあれかな?川上稔 ここから進化したのかなぁ?
    最後の2nd-G VS Low-Gはもっと熱く書いて欲しいなぁorz
    そして最後の八叉の再封印のところがよくわからんorz

    でも、鹿島の奥さん・奈津とか新庄運・切の話はそこそこ楽しめるたなぁ。
    特に奈津さんっっグッと来ましたよ〜〜

    にしてもホント読むの時間かかるなぁorz

  • 今回は新庄のひみつがわかって、話が少しは動いたかな。そして、周りのキャラの変態っぷりはもはや神です。

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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