灼眼のシャナVI (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1221
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840226080

作品紹介・あらすじ

人との交わりを知らずに生きてきたシャナ。彼女は、一人の少年と出会い、今までにはない不思議な感情に芽生えた。人との交わりに自信が持てない吉田一美。彼女は、一人の少年と出会い、心にちいさな安らぎを覚えた。二人の想いが交錯する中、少年・坂井悠二は、何を思うのか-?「調律師」と呼ばれるフレイムヘイズが三人の前に現れるとき、すべてが動き出す。奇才・高橋弥七郎が放つ学園ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 「教授」ことダンタリオンとの戦いを描いたストーリーの前編です。

    調律師のカムシンとベヘモットが御崎市にやってきます。彼らは、この町の歪みをなおすために吉田さんに協力を求めます。ところが、彼らとの会話によってこの世界に起こっている「本当のこと」を知り、悠二がトーチかもしれないという可能性に思い至った吉田さんは動揺してしまいます。

    シャナが料理に挑戦したり、悠二が吉田さんとミサゴ祭りに出かけることを知って動転したり、千草と祭りを楽しみながら静かに悠二へと想いを馳せたりする、ラブコメ・パートが楽しめました。「恋の鞘当ても心理アクション」という「あとがき」のことばはどこまで本気なのかわかりませんが、そうした読者の期待にも十分にこたえてくれる巻です。

  • 人は、与えられた情報(必要な情報とは限らない)と経験と思い切りで、選択をし続ける。その選択は時に正、あるいは誤、さらには、正誤と断じきれない場合もあるだろう。そして、ある選択は終わりを意味せず、その後、何度でも選択を続けていかなければならない。経験値を増やしながら…。絶望にならない限り…。だが、気弱な少女の選択は絶望を生んでしまうのか?

  • 面白く読めた。1巻にくらべて文章上手くなった。吉田一美さんのターンだった。

  • ダンタリオン編の前編。

    カシムンの登場で吉田もあちらの世界へ関わることに。

    ラブコメ要素多めではあったがやっぱり読みにくい。

  • 今回の話の核は「選択」。
    主要キャラの悉くに選択を迫られます。
    が、この巻は導入部。次巻が本編みたいな感じです。
    中心人物は吉田さんかな。そして、シャナの心境変化あたりが見ものですね。
    ただ、延々とまだかまだかって感じだったので不完全燃焼って感じでした。
    次巻の展開に期待です。

  • 2012 1/13読了。WonderGooで購入(古書)。
    シャナ、マージョリーともにいずれは街の歪みを直しに「調律師」がやってくるので街を出なければいけない、という話を悠二/佐藤・田中に話し、それぞれくっついて旅にでるか否かを考えこむ。
    一方で吉田は件の調律師と出くわし、街が「トーチ」まみれになっていることを知り、悠二たちがそうだったらどうしようと悩みだす。
    お祭りの夜にいろいろ自体が動こうというその瞬間、紅世の徒の策謀が動き出し・・・というところで引きになる、完全な助走巻。

  • 吉田さんとカムシンの話。教授の会話の読みにくいこと。

  • そんなにおもしろくなかったな。

  • (ストーリー)
     御崎市に、平和な日々が訪れる。本来なら、使命をはたしたフレイムヘイズは、その土地を離れるのが常なのだが、なぜかシャナは離れようとはしなかった。悠二に、あなたの体の中の宝具をねらって、この先も紅世の徒がやってくるから、この町を離れようと言うシャナだったが、悠二は心の準備が出来ていない。
     一方、悠二を思う吉田さんは、その頃出会った調律師カムシンに、世界の本当の姿を見せつけられていた。とまどい、恐怖し、悠二がトーチかもしれないということに思い至る吉田。だが、そんな彼らにも、刻々と紅世の徒の魔手が迫っていたのだ。

    (感想) 
     田中や佐藤が、マージョリーと自分たちの関係を、漫画にたとえて池くんに聞いてみたり、悠二がシャナと自分の関係を映画にたとえて池くんに聞いてみたり、池くん絶賛人気者、という感じですが、吉田さんとはうまくいってないようで(汗)
     高橋さんの面白いところは、こういう、かっこいーはずのキャラクターが、妙にどこか間抜けて描かれてしまう、というところでしょうか。マージョリーもどこか間が抜けてるし、シャナだってちょっと天然なところがあったりする。シャナがだんだん、自分の恋にきづいていくシーンの描き方は、恋が育っていく過程を丁寧に描いていて、これはなかなかよいなーとおもっております。そのうち、どんなオチになるかはまだわかりませんが、いい方に期待が裏切られるんじゃないかと思ってます♪

  • この巻は戦闘がないですがこういうのもいいです。

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著者プロフィール

電撃文庫『灼眼のシャナ』著者

「2015年 『カナエの星(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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