アリソンIII〈下〉 陰謀という名の列車 (電撃文庫 し 8-11)
- メディアワークス (2004年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840226813
作品紹介・あらすじ
東側の連邦に暮らすヴィルとアリソンは、友人で西側軍人のベネディクトにチケットを貰い、豪華大陸横断列車に乗り、ストーク少佐という軍人と知り合いになる。列車の旅を楽しむヴィルとアリソン。しかし、次々と列車の乗務員達が殺されて状況は一変してしまう。犯人がわからないまま、ヴィルとアリソンはベネディクトやストーク少佐と一緒に戻る事に。そして、さらなる事件が…!話題騒然となった上巻プロローグが示している事とは?時雨沢恵一&黒星紅白が贈る胸躍るアドベンチャー・ストーリー-遂に完結。
感想・レビュー・書評
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シリーズ最終巻。前巻で起こった事件の解決編です。
アリソンたちの乗った列車が何者かによる攻撃を受け、ヴィルとストーク少佐は列車に積載されていた対戦車用ライフルで応戦します。そんななかベネディクトは、ストーク少佐に対する不信感を強めていきます。さらにイーエンがとつぜんアリソンたちに襲いかかり、アリソンとヴィルは身を守るためにイーエンに銃を発射することになります。騒ぎを知ったストーク少佐とともにテロル氏の客室に踏み込むと、彼はすでに自殺していました。
最後に列車がリリアーヌという町に到着し、全員がそろったところでヴィルの推理が披露されることになります。エピローグは、次世代のリリアとトレイズへの引き継ぎになっています。
ストーリーよりもキャラクターの魅力の方が勝っている印象の作品でした。とくに前巻と本巻では、それまで以上にストレートにヴィルへの好意を示すアリソンの魅力が印象的です。同じ著者の「キノの旅」シリーズに比べると、よくも悪くもライトノベルらしい作品だと感じました。 -
アリソン〈3 下〉陰謀という名の列車 (電撃文庫)
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事件の真相がなかなか見えず、少しややこしかった。状況説明の文章も多かったような…。ラストは予想からさらにひっくり返されて驚いたけど、シリーズの終わりらしい締めだった。上巻で気になっていたその後の話も、下巻で裏側が見れたので満足。
短い巻数でまとまっていたシリーズで、ラノベらしく読みやすい作品だった。1巻でキレイに終わっていたから続きはいらないかな、とも思ったけど、この終わりが読めて良かった。 -
しっかりと伏線を回収しての最終回でした。
ヴィルの頭の回転には、毎度驚かされます。
なんであんなに、色んなことわかるのでしょう。 -
"まだヴィル君の魔法は終わっていないので"アリソンシリーズ完結。以前に読んでたので話は知ってたけどやっぱり面白いな。ヴィルはホントもう魔法遣いだよね、皆を幸せにしていく。それにしてもヴィルの答えはそれでいいのか?と少し心配になってしまう(笑)それとヴィルの肉親についてとかもうちょっと何かあるのか知りたかったかな。何はともあれ話は次の世代へ
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アリソン可愛い。アリソンがいるからこの作品は輝くな〜
シリーズ最後は個人的に面白さ(ワクワク感、冒険感)だけだと、前作までの方が上でした。今回は列車だし、アリソンよりヴィルの魔法使いっぷりが目立って、物語回収という感。
リリアが読みたいよー! -
完結編ということで、これまでの伏線が
きれいに回収されているのは流石だなと。
登場人物にまつわるあれやこれやの謎が
すっきり解決される形になっていて、
完結編としては文句のない出来だと思う。 -
アリソンシリーズ最終巻。
どんでん返しが何段構えなんだって感じの驚きが…。
テロル氏の名前を初めに見た時は、こんなに絡んで来るとは思わなかった。
もう何回も読んでいるけど、事の経緯を忘れてしまって毎回騙されてしまう…。
ヴィルの頭の良さはもはや異常…