9S<ナインエス> IV (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 482
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840227605

作品紹介・あらすじ

真目家を根底から覆すという驚異の遺産"天国の門"。その力を求め、一つの地にすべての勢力が結集する。麻耶とADEM、そして由宇。その前に立ち塞がったのは、マジシャンの傀儡と化した闘真だった!マジシャンは去り際に予言を残す。三日以内に"天国の門"を渡さねば、この街に血の雨が降るだろう、と。なす術もなくマジシャンたちを見送るしかなかった由宇と麻耶は、互いの感情を乗り越え手を結ぶ。"天国の門"とは?遺産を取り出す方法とは?二人はぶつかり合いながらも真実へと迫っていく。そして運命の日-最後に笑うのは果たして!?俄然ヒートアップの第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4冊目。"天国の門"編の下巻。段々と闘真の人格が融合しつつ、傀儡からもほぼ自力で脱した成長っぷりはすごいと思う。麻耶と由宇の掛け合いも読んでて楽しいし。ただ最後らへんの蛟とクレールの場面は少し悲しかったなー。また蛟は出ないものか。そして闘真と由宇の二人で逃避行へ!この後どうなるのか

  • 由宇、変異体、真目麻耶、勝司、マジシャン、闘真、【天国の門】に魅せられた者たちが都市地下の巨大空間で相対する。都市数万人の命を人質に【天国の門】を要求するマジシャン。マジシャンに洗脳された闘真を取り戻すため、由宇は【天国の門】の鍵を開ける奇想天外な計画を遂行する。

    2巻連続で続いた変異体編の後半。今まで以上にさまざまな要素が盛り込まれ複雑なストーリー展開を見せます。遺産技術の悪用を防ぐため【天国の門】を追っていた由宇だが、闘真の危機を知り彼を助けるために動こうとする。なんだかんだ言って闘真のことを想う由宇がいじらしい。

    スフィアラボ事件で犬猿の仲だった由宇と麻耶の関係が今回の事件を元に大きく発展する。同じ男を想う者同士通じ合うものがあるのか、世界最高峰の知力を持った女性二人の共闘が本巻の読みどころ。

    それにしてもLAFI意識体が元になった変異体は、由宇や闘真以上にチートくさい。精神世界が肉体へ影響する変異体の能力は、人間の体を異形の化け物に変化させるだけでなく、ビル丸ごと一つを飲み込む肉塊の巣窟へと変貌する。触れたものを飲み込み進化する速度はあらゆる生き物を凌駕する。どうやって物語を終わりに導くのか、はらはらしましたが最後は結構あっさりとした終わり方でした。

  • 萌さんが漢過ぎてやばい

  • これめちゃくちゃ面白いです^ ^
    Ⅲ.Ⅳ巻を通して読んで分かった事ですが、話や構成に無駄なところがなく会話の要所要所に伏線が散りばめられています
    闘真の2つの人格が融合していく描写がかっこよかったです♪( ´▽`)
    次はADMSがメインらしいので今から楽しみです^_−☆

  • 真目家を根底から覆すという驚異の遺産“天国の門”。その力を求め、一つの地にすべての勢力が結集する。麻耶とADEM、そして由宇。その前に立ち塞がったのは、マジシャンの傀儡と化した闘真だった! マジシャンは去り際に予言を残す。三日以内に“天国の門”を渡さねば、この街に血の雨が降るだろう、と。なす術もなくマジシャンたちを見送るしかなかった由宇と麻耶は、互いの感情を乗り越え手を結ぶ。“天国の門”とは? 遺産を取り出す方法とは? 二人はぶつかり合いながらも真実へと迫っていく。そして運命の日―最後に笑うのは果たして!? 俄然ヒートアップの第4弾。

  • 9Sシリーズの4巻目!これは3巻と合わせて上下巻になっている下巻です。3巻の勢いのままに読んで、すごくテンションの上がってしまいましたね。

    3巻のレビューにも書いたとおり、主人公編の後半。迷っていた心を定める闘真を追っているとこちらも自然と熱くなってしまいました。そして、最後の5巻に続くあの引き。5巻の展開が気になって、気になって仕方なくなりました!5巻早く読みてぇぇぇぇえええ。

  • 「天国の門」編下巻。闘真と由宇の見逃せない戦いもあり、マジシャン、クレールの正体もわかる。真目不坐も登場する。あとは峰島勇次郎だけか。

  •  上下巻の下巻です
    闘真vs由宇
     そしてマジシャンの正体が判明します

  • (よし、シリーズは最初の奴にしかコメントいれないようにしよう)

  • 「天国の扉」争奪戦、後編。読み終わって考えてみると、無駄な設定や話が全く無いことに驚きを通り越して溜め息が出る。作品としてのクオリティが凄い高い。真目家当主・不坐も表舞台に登場し、いよいよ峰島勇次郎本人へ近づきつつあります。間もなく佳境か。ストーリーも然ることながら、人間関係が少しずつ変化していく様子が見所ならぬ読み所かと。

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著者プロフィール

電撃文庫『9S<ナインエス>』が大ヒットし、現在も続く長期シリーズとなっている。大胆な設定と躍動感あふれる筆致には定評あり。幅広いジャンルで活動中。

「2018年 『0能者ミナト<11>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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