灼眼のシャナIX (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1108
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840228817

作品紹介・あらすじ

-"ミステス"を破壊するのであります。突然現れたヴィルヘルミナは、冷酷に告げた。-破壊なんて…させない!シャナは凍りつき、そして拒絶する。強い絆で結ばれたはずの二人が、"ミステス"悠二を巡り対峙した。シャナが"一個のフレイムヘイズ"と"一人の少女"の間で葛藤するなか、ヴィルヘルミナは無情の悠二破壊を敢行する-!激動の第9巻。

感想・レビュー・書評

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  • ヴィルヘルミナとの再会を描いたストーリーの後編です。

    かつて愛情を注いで「完全なフレイムヘイズ」に育てたシャナが、一人の少女に変わってしまっているのを目にしたヴィルヘルミナは、悠二の破壊をもくろみます。

    天道宮でシャナを育てたアラストールとヴィルヘルミナは、「家族」といってよいほどの強い絆で結ばれていたわけで、その二人が悠二の処遇をめぐって戦うことになるという展開なので、若干重いストーリーになってしまいそうなのですが、彼らのカウンター・パートに配置される悠二、千草、貫太郎の「家族」の信頼関係が、強いものでありながらもどこか息をつくことのできるようなゆるやかな雰囲気を帯びているので、読者にあまり重苦しさを感じさせません。

    戦いを終えたところで、ヴィルヘルミナの口からミステス「零時迷子」が、さまざまな「紅世の徒」の目論見が絡み合う中心に置かれていることが語られていて、物語の全貌がほんの少し姿を現わしたという感じがします。

    それにしても、貫太郎って何者なんでしょうか。

  • ネタバレ 悠二の父親の登場(これにはホント驚いた)に、シャナの疑似母ヴィルヘルミナへの対抗と、親・大人との関係性を深める巻である。まぁ説教臭い物言いも散見されるので、もし高校生時に読んだら「何にも判らんと何言うてんねん」という感想になったかもしれないが、流石に今となれば、成程と思うことも多い。一方、シャナは兎も角、悠二はもう少し反抗的、あるいは独自の意見を持っても良いと感じる。いい子ちゃん過ぎるのは、お話としても考えものかも。PS.シャナではなく、悠二が物語・謎の核に据えられてきた。セカイ系の様相益々強固。

  • 悠二の両親が登場するが。。ここにきて坂井夫妻最強説が。
    一体何者なんだろうな、あの父親。

  • よみおわった。

  • ヴィルヘルミナ登場&頑固者発揮&零時迷子の秘密の話。貫太郎△。

  • 灼眼のシャナ9 高橋弥七郎
    (ストーリー)
     ヴィルヘルミナは、シャナが堕落したと決めつけ、暴力でシャナをおさえつけようとするが、シャナはそんな彼女を大嫌いだと言ってのける。そしてファンシーパークでの吉田と悠二のデートにもやもやしていたシャナは、悠二の両親のデートに参加し、悠二の後をつけはじめた。ヴィルヘルミナが悠二をねらっていたからだ。しかしヴィルの意図は、実は別なところにあった。
    (感想)
     悠二のお父さん登場です。貫太郎って、間抜けな名前……(笑) しかし、この人もただものではありません。いったい、なんの職業をやってるんだか。
     ヴィルヘルミナの、弱みを見せたくないがゆえの暴走って、いかにもヴィルらしくて、よかったです。とはいえ、悠二の中の零時迷子、ますます謎が増えてきましたね。
     「永遠の恋人」が悠二の真実を知って、どう行動するか。ちょっと興味が湧いてます。

  • アニメの「無情のヴィルヘルミナ」あたり。
    とっても頑固なカルメルさん。デート。再会。

    プロローグ

    1 母の城
    2 帰る場所
    3 過信と痛撃
    4 抗う子供たち

    エピローグ

  • この巻は、ヴィルヘルミナの話という印象が強かったですね。
    シャナが完全なフレイムヘイズであるために、それを変えていこうとする邪魔なミステスの坂井悠二を破壊しようという話です。
    もちろんそれだけでなく、ヴィルヘルミナ・アラストール・千草の話し合いも良かったですね、千草はいい母親だなとか思いました。
    それと最後の方に、悠二が知恵だけでなく、戦闘の方でも少し活躍できたので、これからどうなっていくのか少し期待したいと思いました。

  • ヴィルヘルミナがメイン。これもつなぎストーリかな。

  • ・・・。

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著者プロフィール

電撃文庫『灼眼のシャナ』著者

「2015年 『カナエの星(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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