終わりのクロニクル 4(下) AHEADシリーズ (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840229135

作品紹介・あらすじ

佐山と新庄は、祖父の代に交わされた4th‐Gとの「約束」を無事果たそうとするが、はたして4th‐Gが秘めていた「約束」の真意とは何なのか!?その一方で、ある書類により思わぬ方向に動きだした5th‐Gとの全竜交渉の行方は!?植物の世界4th‐Gと、機竜の支配する世界5th‐G。かつて佐山の姓を持つ者と4th‐Gが交わした約束は全竜交渉に新たな答えと謎を与え、5th‐Gは一つの決着を求めようとする。それぞれが過去の想いを秘め、2つの世界を相手にした全竜交渉が、ここに完結する!大好評AHEADシリーズ、第9弾。

感想・レビュー・書評

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  • ダン・原川とともににしていたヒオ・サンダーソンは、覚・千里コンビと米国UCATのオドーの戦闘に遭遇してしまいます。いったんはヒオと別れることに自分を納得させようと試みた原川でしたが、やがて思いなおして彼女の傍らにいることをえらびます。

    一方佐山と新庄は、米国UCATの要求を伝えに来たロジャーとの交渉に臨み、同時に彼らにまつわる過去の出来事もすこしずつ明かされていくことになります。

    最後は、自分に託された使命を知ったヒオが、佐山たちのいる戦いの舞台に立つことを決意し、「サンダーフェロー」と名づけられた機竜とともに、5th-Gの核を宿す機竜「黒陽」のもとへ向かいます。

    主要なキャラクターがそろい、「軍」の新庄に対するアプローチも加わってきて、物語もいよいよ佳境に入りつつあります。

  • 再読。米国UCATと4th-G黒竜、5th-Gとの決着。これで武神に続いて機竜が仲間に。面倒に巻き込まれるとわかりきっているのに気になる女の子のために文句を言いつつ突っ込んでいける原川がカッコイイ。ディアナのジャンルはまとめると"巨乳手付かず人妻外人女教師"ってとこか。長いわ!今回苦労したのは巻き込まれた原川は当然として、風見だよな―とか思ったり。"一人の少女の心を動かせなかった世界など滅びて当然だ(p364 by佐山)"

  • 4840229139 515p 2005・2・20 再販

  • 下巻なので謎解きと戦闘メインになります。
    原川とヒオとサンダーフェロウが素敵過ぎます。メカ好きの方にもオススメ!

    それから4話は出雲風見ペアが結構動いていますね。
    佐山と新庄に対しては先輩としてお節介したり、原川とヒオのことではかつての自分たちの出会いについて思ったり。かなり出番多めです。

    他、あの夫婦の人外っぷりに驚きつつも萌えたり、米国UCATがいい味出しています(笑)



    原川とヒオがお互いに思うこと。彼らが選んだこと。得た力。
    そして黒陽は――。

    最後は切ないです…。
    4話が本当に好き過ぎて困ります(笑) このお話がターニングポイントで以降は収束に向けて一気に加速していきますよ!

  • 4&5Gの話です。
     実質5G
      後半は話が加速していい感じの進み方でした。

     機龍も武神みたいな変身して、反則じゃないかな。ルールを変えてしまっている気がする。

     米国UCATは道化となり、オドーはいい人でした。

  • この物語の核となるのは全竜“交渉”というだけあってか、御言の交渉描写は好きだな。それを契機にして話が(当巻上の)終幕へ向かうスピード感も一気にギアチェンジしてるのが個人的に好み。そんなことをあらためて感じられた4巻でした。逆に後半も後半で一気に動くことを考えると、前振りが長ぇっとも言えるのかしら(笑)黒陽とヒオの最後のやりとりはちょっと切ないね。全てを思い出してしまったから余計に。

  • ・下巻ということで上巻で出た複線などを回収しつつ盛り上がっていくのが素晴らしかった。そして、これからのことも交えつつ結末に持っていっていて続巻が早く読みたくなった。

    ・言葉回しが面白い。

    ・過去、現在が交差してさまざまに絡まりあっていく様を見てるとすごくわくわくする。

  • 引き続きけもけもずとかがかわいい巻。
    あとややエロにはそろそろ引いてもいいのかなあと思い始めました。でも美影さんは見限ったりしないんだよねー
    もげろ。

    まだ読んでないのでどんなんだったかしらってだいぶ曖昧なんですが。
    あ、ラストの原川腕枕のヒオは萌えた覚えがあるなあ。

    やっと最終巻まで残すところ五冊になりましたが、ここからが本当の地獄だ……(笑)

  • 主要人物、そして敵対する「軍」
    大体の情報がそろってきましたね。
    そしてもう一人の主要人物もまた…

    今回はギャグの場面は控えめです。
    シリアスメイン。
    だんだんと明らかになっていく
    新庄の出生の秘密…
    でもまだまだ何かがありそうですね。

    メカがたくさん出てきたのには満足。
    そして3rd-Gのあの人も
    さりげなく出てきていましたし。

  • <感想>
    段々と面白くなってきますた。。
    やっぱ川上稔はこうでなくちゃ。

    このスピード感と変態っぷりあってこそですよ。(ぇ

    佐山の5thとの交渉も中々に見物だし。。
    ホライゾンホライゾンホライゾン(黙

    うはぁ新刊楽しみー(ぉ

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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