Missing12 神降ろしの物語 (電撃文庫 こ 6-12)
- メディアワークス (2005年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840229968
作品紹介・あらすじ
聖創学院をむしばむ多すぎる数の怪談-だが、その怪談はある時期から徐々に数を減らし始めていく。同時にいくつかの特定の噂がささやかれる頻度は著しく上がっていき…その先に待っているのは、魔女の望む世界なのか-。超人気現代ファンタジー第12弾。
感想・レビュー・書評
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聖創学院を蝕む多すぎる数の怪談。しかし、『携帯電話が死人の声を受信する』という噂が急速に広がると同時に、その数は減っていき……。それは果たして何を意味しているのか、最後の『物語』が動き始める。最後に待ち受けるものとは。
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グランドフィナーレ前の12巻。
この間で前々から気になっていた亜紀とのシンクロ率がぐんと高まって、
聡明でさばさばした普段の彼女とは違う一面が見えてきます。
本当はずっと世界に違和感を感じていたし、妬ましくも思っていて、
其れでも世界を変える事は出来ないと知っていたから、諦めていただけなのでしょうね。
魔女の囁きによって、硝子の獣としての彼女が目を覚まそうとしています。
俊也は途中までは、不安定でしたが、前巻ではっきりと自分を取り戻して、
そうして漸く恭介を理解できたという何とも皮肉なお話。
少女と魔女は紙一重、と云うよりも此処での魔女は少女そのものだと思います。
余りにも純粋でありすぎる魂は、却って罪深いと云いますか。
誰が悪いとかもうそういう問題でもなく、
其々何を成したいかが重要という事なのでしょうね。 -
現代だからこその恐怖。
デジタルの怖さ。 -
ミッシングは当時怖いもの見たさに読んでた。
夜お風呂に入るときに数字を数えないようにしてたし、もーいいかい?とかいわないし、合わせ鏡も極力しないようにしてた。
怖いのに、ぐんぐん話に引き込まれていて、きっと今読んでも面白いんだろうなぁ。そしてとても怖い。 -
再読。
最終エピソードということでいよいよ詠子たちとの対決。
まぁ、向こうはあんまりその気は無いみたいですが。
クライマックスで黒服も出てきて、次の完結編は一体いくつの勢力がぶつかることになるのやら。
摩津方のスタンスが一番読めない感じかな。 -
表紙に、6人以外が登場…ある意味、なるほど、な表紙でした。
まさにこの状態が、見られる…というか、想像出来るとは?w
やっと魔女の目的が分かりましたが、それはとても『普通』のもの。
とはいえ、相手がきちんと認識されている『人』であったら、の
話になってしまいますが。
ある意味、子供がもつ純粋な願い、でした。
別れた彼らと、使いっ走り状態になった彼と
彼らと彼の間の彼女。
すっきりと己を取り戻した彼の事も気になりますが
このばらけた状態で…というよりも、あの老人含めて
何するつもりなのでしょうか?
むしろ次で終わる事にびっくりな感じでもありますが。
そして絵本(?)の続きが読みたいです。 -
いよいよ終わりに向かって動き出す物語……。どこに何が埋められているのか分からなくて、目が離せない。
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Missingもいよいよ魔女のお話しにっ!!
少しだけ魔女の過去が垣間見える絵本の
続きがすっごく気になる。
13巻ではその後どぅなったのか書かれているのかしら??
あと残り一冊。
どぅいぅ終わりを迎えるのかワクワクですww -
今回ようやく心の形についての説明がありました。登場人物たちもそれぞればらばらに動き始めてなにやら不穏な空気。前に読んだ本がかなりガッツリ字が書いてある感じだったので、初めてスラスラと読んでみたけど、これはある程度のスピードで読んだ方が臨場感が出るんじゃないかと今更ながらに思った。あと1巻で終わりなんだけれども。
それにしても、毎度亜紀の心情描写がリアルで自分に似すぎていて怖いw