僕らはどこにも開かない (電撃文庫 み 8-1)

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 439
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840230407

作品紹介・あらすじ

鎖の音がする。高校受験やら恋愛だかで辛苦を味わっている奴らを縛る、鎖の音。世界という濁流の中に流れる様々な情報で、張りぼてでしかない見てくれを形成し、それを正解だと信じ切っている奴らを縛る、鎖の音。-がちゃがちゃ、がちゃがちゃ。その音から逃げ出したくて、俺は-。電撃が贈る衝撃の問題作、登場。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて買ったラノベ

    読めば読むほど味が出て面白くなる

    ラストはバッドエンドでもよかった気もするけどこれはこれでアリ

  •  わたしは土ツボにはまるように読みました。けど、問題作とは、、、、そこまでいってないような気がしました。けれど、おわりがキレイになっていたので満足。
     問題作、というと「バトルロワイヤル」やら「溝鼠」なんて作品をおもいうかべてしまうわたくしですので、そこまで問題作あつかいしなくてもいいとおもいます。
     、、、なぜに問題作あつかいなのかは、作品に登場するキャラが変なのもあるとおもいますが、そのなかのキャラのくちぐせが「ああ……人を殺したい」なわけです。殺したい、ともうのは人間みなおなじだとおもっている自分も変態なのでしょうか、とかおもったり。
     また、あとがきに「人がいやがるようにかいた」とありましたが、自分はそれほどでもありませんでした。自分ふがかく作品は、この本以上に人が気味悪がってくれるような作品をつくりたいと、目標ができました。

     この本は学校での自主勉強のときに流し読みしたので、そんなにうまくかけないのですが、きっちり読んでおけばよかったと思ってしまうような本でした。個人的には、こういった作品がすきなんです。また、この作品にかんしては終わりがとてもよかった。途中で人が死んだのはしかたがなかったようにもみえまいしたが、、、まぁ終わりよければすべてよし、そう思えるえたさ作品でした。

  • かわいい女の子が声をかけてくるって始まりはちょっと抵抗がある……ご都合主義的な感じがして。キャラが狂ってるのは嫌いじゃない。そして「僕らはどこにも開かない」という諦めは大事だったりする。

  • 苦手系ではあります。

  •  初期の作品だけれど、不思議さんよいうか思考が特殊過ぎて理解の外に行ってしまうというか。
     それぞれの考えていることは、なんだか難解のような単純であるよな・・ 綺麗にはおらせているなぁとは思いました

  • かれこれ何ヶ月かかかっての読了(おそっ)
    お話が難しかったです。
    殺すシーンとかあって正直うわって思ったけど最後はハッピーなのかな?
    普通に幸せな感じで終わってよかったです。
    とりあえず秋山くんは苦手なタイプw

  • 全1巻。挿絵が全くない。

  • 解釈が一通りではない、いろいろと考えさせられる、そんな文章が随所に散らばっていて文学らしさが多少垣間見える。

    秋田に刺殺されて意識が薄れていく最後、時雄は今まで聞こえていた鎖の音が他の誰でもない、自分自身を縛りあげている鎖の音であることを確信する。鎖とはいわゆる常識、共通認識、固定概念といったものを指し、それらを遵守している優等生ほど「鎖に縛られている」と表現する。つまり、今までずっと鎖に縛られている人達を嫌悪していた、殺人願望を常に抱いていた時雄もまた、ステレオタイプの枠組みに当てはまっていた人だったことになる。

    私は時雄がどうして鎖に縛られていたのかがわからなかった。友人いわく、殺人に憧れてはいたものの実際は人を殺さない、殺人というステップまで足を踏み出せなかった「常識」に囚われていたからという可能性がある。しかし、時雄が最後のセリフを言うまでの流れの中で時雄が人を殺せなくて後悔をした場面は記憶の限りない。

    機会があればまたもう一度、そこの部分だけでも読み返したい。

  • 私はどんななんだろー
    柊くんぽいのか?
    ようわからん。

    全体的にびみょー

  • 精神の中の話だったから、最初は全然意味わかんなかった。でも読んでいくうちに少しずつ分かってきた気がする。展開がわかりやすくて、読みやすかった。

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著者プロフィール

『空ろの箱と零のマリア』『Fランクの暴君』(ともに電撃文庫)『恋する殺人オーディション』(MW文庫)など、多くの著作を持つ実力派作家。

「2019年 『利他的なマリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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