AHEADシリーズ 終わりのクロニクル(7) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (1096ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840232401

作品紹介・あらすじ

2nd‐Gの概念下で命刻の攻撃を受け、危篤状態に陥った新庄…。一方、その命刻は詩乃を抱え、かつてTop‐Gで新庄の両親が作り上げた、概念創造機械ノア=バベルへと向かった。そして、マイナス概念の活性化により、全てが喪われる運命の日-。佐山たち全竜交渉部隊は、己の全ての力と想いを込め、最後の戦闘を開始する!果たして、彼らは滅亡の危機から世界を救うことができるのか!?全竜交渉は、未来への道を拓くことができるのか!?オールキャストが揃い、「終わりのクロニクル」、遂に感動の完結。

感想・レビュー・書評

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  • 「終わりのクロニクル」最終巻です。

    佐山と戸田・命刻(とだ・みこく)の戦いによって、田宮・詩乃(たみや・しの)は命を落とし、新庄も危篤状態に陥ってしまいます。命刻は、新庄の両親がつくった概念創造機械「ノア=バベル」へと向かい、世界を消失させて新たな世界をつくり出そうともくろみ、佐山たちはその企図を阻止しようと戦います。

    千ページを超えるヴォリュームで、最終決戦でありながら一気に決着がつけられるのではなく、正直なところ途中若干もたついてしまっている印象もありますが、それでもこの大冊を一気に読ませてしまうような熱い展開となっています。個人的には、シリーズ全体を通して満足できる内容だったように思います。

  • 読んだ―!

    分厚く重かったけど、苦にならないほどの内容でした!
    ただ、これだけの分厚さはあれどまだまだ読み足りないし、知りたいと思う過去があるなと
    (出雲/風見の出会いとか、大城・到の言う「先輩」であり、Sfが"誰の代わり"だったのか、などなど)。

    新庄君がよく死にかけたり、メインキャラは当然のこと、名も知れぬサブキャラ達まで熱かったり、まさか学校の生徒達が全てUCAT関係者だったり(そういえば以前ディアナが「よくこんなに集めた」とか言ってたような?)、正直この厚さのモノに感想書こうとすると文字数も文章力も足りないのがもどかしい。

    "・――佐山と新庄の意思は、永遠に共にある。"結局はハッピーエンドで終わり満足できる読了感を味わうことが出来ました。

    ラストに素直にデレる佐山は卑怯で全部持ってかれた感もありますが。

    それにしても、最後に少し出た「英雄院」という孤児院は一体誰が建てたものなのだろうか(ハジさん?)
    あと、1巻上冒頭の場面はいつにあたるのかね(最終決戦後?)

  • 言おう

    佐山の姓は悪役を任ずると!
    ────我、この行いと後世に一切の後悔無し!
    ────我、この行いと先達に一切の懺悔無し!
    ────我、この行いと、かつてといつかに対して一切の躊躇いなし!!
    佐山の姓において世界に命ずる!!


    ────世界よ


    我の望むままに動くといい!!

  • シリーズ最終巻。
    2巻分のボリュームをむりやり1巻にまとめたみたいな分厚さ。
    初めて読んだとき、作品内と現実で日付が一緒だった。
    夜中、クライマックスへと読み進みつつ、時計を見る。
    今、実はどこかでこいつらが、とか想像したりして。
    ・・・テンションの上がりよう、半端なかった。
    これ以降、境界線上のホライゾンが出るまでの間、都市シリーズを探して本屋を駆け回ったのが、よい思い出。

  • 4840232407 1091p 2006・3・25 3版

  • やっと読み終わりました!分厚いけど読むのが止まらない!ぶっ続けて読むと手が固まって痛い;

    1巻を初めて読んだのは今から5年くらい前。その時は5巻下まで読んでストップ。その後も3巻くらいまでをうろうろと何回か読んで、やっと読み終わりました。
    境ホラⅣ下までの時間つぶしのはずが、境ホラ放置になるくらい集中してしまった。
    小ネタが被ってたりで何か嬉しい。
    (・ω・)bとかね?

  • たくさん笑い・涙・燃えさせていただきました。特にこの7巻だけで何度ゾクゾクさせてもらったか。本当のオールキャストだった最終決戦は怒涛の展開でシビれるシビれる。御言が駆け抜けていくシーンからラストにかけてはいろんなキャラが出てきてホントに世界を賭けた一戦だなと感じられてもう。ちょいちょい挟まる笑いもよかった。それぞれのキャラクターが非常に魅力的な作品でした。軍の面子、特に竜美はあまり好きになれなかったけど、大団円に加われてスッとした。

  • よかったよかった。
    よかったよかった!!
    去っていった人たちにはなんかやっぱり涙も出るけど。うう……。至さんなにあれここにきて……。
    至さんって、やっぱり由紀緒さんを大事に思ってた、の? で、いいのかな? 違うの? だから裏切られたと思ったときに一番憤ったのかなあと思ったんだけど。

    しかし厚さも半端ないけど熱さも半端ない。
    概念解放での各Gのまだ描かれていなかった過去とか、決意とか、そんなのはもう興奮するしかないよね……!
    なにより3rd-Gがひどかった。おまえ……ここにきてお前……!! ああいうの弱いんだってば……!

    ラストでこれからへ向かって駆ける二人の前に現れたいつかのひとたちはなんかいろんな意味で反則だと思いました。ああいうの弱いんだって……!!(二度目)

    よく考えたら、新庄三途の川渡りかけてたのに一晩中とかすごいなあ。
    あと新庄の体は、「切から変わるのが少し遅れてる」って言ってたし、もしかしたら運の体が必要な間は、体も切り替わらないのかもしれないですね。

    佐山が成したいことってなんなんだろう。

  • 泣いた

  • バイブルです。

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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