狼と香辛料 (電撃文庫)

著者 :
制作 : 文倉 十 
  • メディアワークス
3.73
  • (313)
  • (385)
  • (603)
  • (20)
  • (10)
本棚登録 : 3005
レビュー : 319
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840233026

作品紹介・あらすじ

行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすることを了承した。そんな二人旅に思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらもロレンスはその儲け話に乗るのだが-。第12回電撃小説大賞"銀賞"受賞作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 古本屋で4巻までのセットが230円だったので購入。
    ラノベにしては文章がしっかりしていてびっくりした。
    中世ヨーロッパのような世界観が行商人目線から描かれています。

    この作品は何よりも会話劇が見所。
    ホロとロレンスの会話に笑ったりしつつ、行商人同士の頭脳戦には素直に感心。

    ホロがただの萌え要員ではなく、何百年も生きた経験から商売のサポートをしてくれるのもいい。
    経済ってほどでもないけど読んでてそれなりに頭は使います。
    銀貨のくだりが出てきてから先が気になって一気に読んでしまった。

  • 絵が可愛い、ラノベである、萌えられる、ロリババア・・
    作品の魅力はいっぱいあるのだけれども、狼と香辛料の最大の魅力は面白いのに勉強になる。親に見せても安心。ここでしょうねw

    為替相場がでてくるラノベは初めてですよ。

    現代知識を中世に持ち込むっていうIFモノは好きだけど、中世商人のレベルでチート無しに活躍する・・
    ファンタジーの枠にとらわれない素敵な小説でした。

  • 「やはり儲け話を持ってくる人達というのはちょっと違いますな」(P.270)


    舞台は中世ヨーロッパ。

    行商人・ロレンスは旅の途中で,豊作を司る賢狼・ホロと出会う。
    狼の耳と尻尾を持った,美しい少女のホロ。
    そんな彼女に翻弄される道中で,ロレンスはある儲け話を持ちかけられる。
    しかし,事はそう簡単には進まない。

    「商売に予想外のできごとはつきものですから」(P.318)


    これはただの,商人と少女の日常物語ではない。

    行商を初めて7年,歳にして25になる若者ロレンスと,
    数百年も生き続け,賢狼と呼ばれる狼少女ホロたちの旅物語である。


    商売の方法・知恵・心構えなど,時代の違いはあれど,
    現代のビジネスにも応用が効く至言が散りばめられている。

    「だまされた時に怒っているようじゃ話になりんせん。
     そんな方法もあるのかと感心してこそ一人前じゃ」(P.134)

    外見は少女にしか見えないホロに諭され,言葉に詰まるロレンス。


    ある商人がロレンスに言った。

    「また商人に戻ろうかなと思いましたよ。今の貴方達を見ててね」(P.270)

    それに対してロレンスはこう返す。

    「やめたほうがいい」
    「あいつみたいなのを拾う羽目になる」(P.271)

    しかし,ロレンスは気づいていない。狼はすこぶる耳がいいのだ。
    ホロがロレンスに言った。

    「わっちもぬしに拾われて飛んだ羽目じゃ」(P.271)

    これにはロレンスも返す言葉が見つからない。

  • おもしろすぎる‼
    その辺のラノベとは、一味も二味も違います‼

    まず第一に、商売というテーマ
    テーマが商売となっている小説はなかなかありません
    商人同士のかけ引きや心理戦
    頭使って読み進めないと、混乱します

    第二に、高尚な会話
    ただダラダラ話されるのではなく、
    巧みな比喩がつかわれたり、
    上手く意味が掛けられていたり…

    第三に、緻密な心理描写
    神という重さ
    孤独という寒さ
    二人という強さ
    それらが、精巧な文章から伝わってきます

    むっちゃ綺麗でした

    アニメも見ましたが、
    やっぱ原作ですね

  • 経済小説としての側面も持っている。旅の伴侶としてのやり取りに商人らしく、そして人間らしい駆け引きを感じ取れる。友達はただ思いやり合うだけではないように思った。

  • 最初は題名に惹かれて購入、あれよあれよと言う間に、続巻を読み続けてきました。実は、この本を読んだ後にライトノベルと言うジャンルがあることを知りました。この本がなかったら、私の本棚は今とは別物だったでしょう。そんな記念の1冊。

  • 商人と狼の出会いと旅立ち・・・

  • 再読
    まだホロたんの口調が安定してないのね笑笑
    「ロレンス!」なんて名前呼びしたの後にも先にも1巻だけじゃ…

  • 【再読】

    以前に読んだときよりは、お金のあれこれを理解して読めたと思う。それでもたまに立ち止まって頭の中を整理しないといけなかったけど…。経済の話というか、商人同士の駆け引きがややこしかったかな。でもラノベでこの手の話が読めるのは珍しいので嫌いではない。
    意外だったのは、1巻ですでに2人の距離が結構近かったこと。もっとゆっくり近付いていくと思っていた…。こうなってくると次の巻を読むときに2人を見る目が変わってくるかも。
    話自体が少し難しいものなのかもしれないけど、文章にも読みづらさを感じる部分があった。もう少し文章も馴染んでくると、さらに面白くなりそう。

  • 入れるならばファンタージー系ラノベではあるが、十分経済小説でもある。

    ケモミミでなぜか廓言葉で美少女な狼の言葉にも惑わされるなかれ

全319件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

第12回電撃小説大賞〈銀賞〉を受賞し、『狼と香辛料』で電撃文庫よりデビュー。他の著作に、『マグダラで眠れ』『少女は書架の海で眠る』『WORLD END ECONOMiCA』(いずれも電撃文庫)がある。

「2018年 『狼と香辛料XX Spring LogIII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

狼と香辛料 (電撃文庫)のその他の作品

狼と香辛料 (電撃文庫) ペーパーバック 狼と香辛料 (電撃文庫) 支倉凍砂
狼と香辛料 (電撃文庫) Kindle版 狼と香辛料 (電撃文庫) 支倉凍砂

支倉凍砂の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
奈須 きのこ
有効な右矢印 無効な右矢印

狼と香辛料 (電撃文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする