レジンキャストミルク〈3〉 (電撃文庫)

著者 :
制作 : 椋本 夏夜 
  • メディアワークス
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本棚登録 : 185
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840234351

作品紹介・あらすじ

死んたはずの姫島姫の姿で、突然現れた"無限回廊"に、硝子は生まれかかった感情を激しく揺さぶられる。戦いへの迷い。硝子は主人であるはずの晶にさえ、友達が敵になってしまったことを言えずにいた-。そして、晶と硝子との間に見えない亀裂が広がっていく中、"無限回廊"は姫島姫の身体を使って次の一手に出る。計画の主軸は直川君子。それは同時に"壊れた万華鏡"舞鶴蜜の過去にも関わる、これまでで最悪の侵蝕だった!ほのぼの×ダークな学園アクションノベル、緊迫の第三弾。

感想・レビュー・書評

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  •  身近な友人の身の上に起こった出来事に、心を揺さぶられ不安定な状態に陥るヒロイン。
     「機械だから」とおのれの人間らしさを否定してきた彼女に、次第に感情が芽吹いていくが、それは同時に、機械としての完璧が失われていくということ。

     今回のストーリーの核は舞鶴蜜。物理攻撃専門の虚軸の持ち主だけに、全体的に血なまぐさくて痛々しいのが難点……。
     3,4巻は二冊で一つのエピソードという構成ですが、つまり蜜を語るために二冊分用意されているといっても過言ではないです。
     おそらく、全一コンビ除いて主要人物の中で一番設定が作りこまれているのが蜜でしょう。記憶を改ざんしたり傷を治したりといった、応用の利く便利機能を持たず、直情径行に走っては失敗して傷つきを繰り返す彼女は、主人公より主人公らしいぐらいです。いっそもう一人の主役じゃないかと。

     今回、例のネチネチがけしかけてくる敵は、人形を愛する異常性癖者。狙われたのは不安定期まっただなかの硝子。
     彼女を守るべき主人公はトチ狂ってあっさり敗北。こいつほんまに大丈夫なんか。

  • 主人公さえいなければ……主人公パートに感情移入が全然できない。機械としての硝子の今後が気になる。

  • 4840234353 287p 2006・5・25 初版

  • 再読。決して傷つけ合うつもりではないのに、すれ違って傷つけあっていく登場人物たちの動きが胸に痛い。客観的に見たら悪い事をしている訳ではない筈のあの人やあの人の行動が、酷く醜悪に見える。そして、再読すると改めて蜜がどれだけ「初めての友人」であった君子を大事に思っているかが見えてきて、胸がキュンとなる。「怒り」以外の感情を表現できないだけで、本当は誰よりも感情豊かな蜜の不器用な優しさが可愛すぎる。

  • 3巻です。

  • 今回は2巻構成でその1冊目となります。
    姫島姫を固定剤とした無限回廊と城島晶、硝子。
    そして、直川君子を見守る舞鶴蜜が中心となります。

    ハラハラする展開でした。
    あっという間に1冊読み切ってしまい続きが気になっております。
    特に舞鶴蜜が君子の家に行った辺りから。
    新たな無限回廊の手駒は中々に狡猾です。
    無限回廊と晶の駆け引きにも注目します。

    「就職戦隊ハローワーカー」、私もこの番組見たいです。

  • ついに物語は架橋へ・・・。晶と硝子のすれ違いが、いよいよボスキャラ、いよいよ最終回がくるの〜?

  • 前半の硝子の天然具合やらおたおたする晶のほのぼのがよかっただけに後半へのダークとの落差が予想できて凹んだ。
    下巻は一冊丸ごとプリン王国希望。

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著者プロフィール

電撃文庫『ルナティック・ムーン』にてデビュー。他著書に『レジンキャストミルク』『鮮血のエルフ』など。独特の文体とハードでシリアスな作風でコアなファンを持つ。

「2017年 『ファイナルファンタジーXIV きみの傷とぼくらの絆 ~ON(THE NOVEL)LINE~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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