図書館内乱

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 9478
感想 : 964
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840235624

作品紹介・あらすじ

「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメント第1位に輝いた『図書館戦争』有川浩、最新刊!!図書館の明日はどっちだ!?やきもき度絶好調のシリーズ第二弾、ここに推参。

感想・レビュー・書評

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  • 図書隊のみんなと、もし知り合えたら。。。

    郁・・・「王子様」関連の話題を振って、火を噴くほどに赤面する様子や、鍛えあげた腹筋から叩き出す腹式呼吸の悲鳴を楽しむ。

    堂上・・・「背がのびる」グッズをプレゼントして、「このアホウ!」と、怒鳴られたい!

    小牧・・・にっこり笑った顔のまま、正論で滔々と諭されたい。

    手塚・・・兄の慧の話題に持ち込んで、すねたりいじけたり、強がったりするさまを、つぶさに観察する。

    柴崎・・・本音でつきあえるまでなんとか仲良くなって、ポーカーフェイスのうしろに隠した毒舌と、ちょっとかわいい愚痴を聞きたい♪

    玄田・・・男気あふれる突拍子もない決断に、振り回されたい。

    という妄想はともかく、図書隊の面々のバックグラウンドが明らかになって、ますますおもしろい第二作!
    アニメ化の際、カットされてしまった小牧と毬江ちゃんのエピソードも見逃せません。

  • 図書館ではいろんな陰謀が渦巻いてますが…
    恋愛要素満載です。
    新展開にワクワクします。

  • 図書館戦争シリーズ第二弾。
    一作目より、登場人物各々をフィーチャーした内容で、少しスピード感にかけてしまったところもあるが、主要メンバーの別の顔も垣間見えて、面白かった。
    今後の郁と堂上の関係が気になる。

  • 郁の苦手な展開に、はらはら。読む手が止まらなくなり、今回も一気読み。
    今回は、柴崎の魅力が光った。
    『レインツリーの国』のエピソードにもほっこり。
    改めて、再読したくなった。
    最後の展開も、意外。
    続きがとても気になる。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-4894.html

  • 非常に面白かったです。一気に読んでしまいました。

    前巻よりさらに面白さが増しています。前巻の時に感じたアニメ的な状況設定が大分消えていて、よりリアルな人物描写、心理描写になっています。

    小牧、柴崎、手塚のそれぞれの設定がよりリアルに感じるようになってきて、郁、堂上を含めて皆に感情移入してしまいました。

    前巻を読んで一番気になるキャラクターだった柴崎をこんなふうに描いてしまうなんて!という驚きとちょっと残念なような思いが混ざった気持ちですが、ますます柴崎がどうなるのか気になってきました。

    郁の状況も急展開してきましたし、次巻がかなり楽しみです。

  •  言わずと知れた図書館戦争シリーズの第二作。

     主人公、笠原郁は身長170cm、高い身体能力を持ち、そんじょそこらの男には負けない体育会系女子。だけど、高校生の時に自分を助けてくれた図書隊員の「王子様」を思い続けている乙女な面も。関東図書隊の図書特殊部隊に所属している上官の堂上篤、小牧幹久、同期のエリート手塚光らとともに日夜図書館の防衛に励んでいる。
     ところが両親には図書館の、それも戦闘職種であることを言えずにいるまま、郷里の水戸から両親が武蔵野の関東第一図書基地にやってくることに……。

     「両親攪乱作戦」の他にも、図書隊の原則派、行政派と裏側での争いなど、ハラハラドキドキのアクションあり、郁と堂上の恋あり。
     一気に読み進めてしまいました。

  • 図書館戦争に比べて、時代背景とか設定がわかっている分物語に入り込み安くて、案の定ハマッた。
    小難しいところはさーっと読み進めるとして、登場人物の恋愛模様が気になってしょうがない。
    次作は一体どんな風に始まるのか、楽しみ。

  • おおお!
    有川浩すごい!

    憲法を学んだことがある者ならたいてい知ってる図書館絡みの有名判例が2つベースになってて、世界観に説得力を持たせてる。
    表現の自由、検閲、知る権利、プライバシー、少年法。現実に問題となったものが、ちょっと過激なこの世界でも真正面から問題となり、しかもそれが書物という形態で描かれてることを考えると、有川浩すごい!としか言えなくなってしまう。

    あっちこっちカップルだらけなのは、甘んじて受け入れるから、次巻も期待してる。

  • 堂上教官と郁の距離がかなり縮まって甘々な会話が多い一方で、小牧や柴崎、手塚といった脇役たちの過去や裏の気持ちも描かれはじめて、より面白くなってきた!
    言葉の文法がおかしいときがたまにあって、気づくとけっこう目に入るかも…。
    でも早く第3巻が読みたい!

  • 「図書館戦争」の2巻。主人公を取り巻くレギュラーキャラクターの各人を掘り下げた描写あり、キャラクターの性格形成プロセスがわかり愛着が深まった。事件も複数起こり、飽きずに一気に読めた。完結編を読むのが楽しみです。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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