- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840235921
作品紹介・あらすじ
無数の階層が連なる"塔"のかたちをした世界。各階層は神の代行機械であるアントロポシュカによって管理されていた。しかし管理する階層に住む人間が"幸せ"に暮らせる世界を作る、という命題を与えられ階層世界を運営してきたアントロポシュカたちは、永い時間を経て、その多くに狂いを生じていて…。"幸せ"に狂った世界の中を、少年・サドリは相棒のカエルとともに海を目指して塔を降りてゆく。かつて交わした「彼女」とのただひとつの約束を果たすために。優しくて残酷な、神様と世界のお話。
感想・レビュー・書評
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友達に「何かいい本無い?」と聞いて「泣けるぜ」と紹介されたのがこれでした
(´;ω;`)ウッ・・・
確かにええ話や・・・;
世界観がちょっと異質で、読み始めは怖いの5割違和感5割でしたw(結局慣れましたが
全2巻なのが少し残念ですorz
・・・今思うとなかなかの女たらしっぷりだ主人公詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わたしはとても大切な作品となりました。西村悠さんへ素敵な作品をありがとうございます。
西村さんの作品はどれも大好きなので、他の作品も読み進めていきたいと思います! -
しゃべるカエル(機械)は予想外に雌型でした。
表紙を見るとラブコメや萌え系に見えるかもしれませんが、違います。
塔の世界を一層一層下りながら旅する人の話。 -
塔の外の世界を目指して様々な世界を冒険することになるのだが、どの場所も一筋縄ではいかず、切ない描写や管理システムの暴走による危険なシーンなどがあり、飽きさせない作りになっていた。
いわゆるプロローグが一番最後の章にあるので、最初は戸惑ったが、管理システムや鍵と門の存在など気になる設定が多い。 -
どーしようもなく切ない
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階層によって世界が違うという独特の世界観がすごく好きです。
印象深かったのは光のない世界の話です。
真っ暗なのに鳥がさえずっていて、自然があるんです。
面白いので是非。 -
友人の小説。
世界観がとてもユニーク。
短編であることで、とてもさくさく読める。