- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840236386
作品紹介・あらすじ
シティを支える"マザー・システム"の秘密を全世界に告発した"賢人会議"は、全シティに対し宣戦を布告した。行方不明の兄姉を捜す錬は、兄・真昼が"賢人会議"の参謀として、姉・月夜が"シティ・モスクワ"軍の捕虜として、ともに"シティ・ニューデリー"に向かう事を知る。"シティ・ニューデリー"の議会は、魔法士を犠牲にしながら"マザー・システム"を稼働させ続けるか、魔法士を守るために"マザー・システム"を棄てるかで紛糾していた。ヘイズの助けで"シティ・ニューデリー"に潜入した錬が出会ったのは、魔法士でありながら"マザー・システム"存続を唱える執政官アニルだった…。
感想・レビュー・書評
-
マザーコアになる決心ってどんなのだろうな
余命がないからできたんだろうけど
フィアはそれをしたけどフィアは生きたかった
アニルはどうなんだろう
誰かを犠牲にしないといけない世の中ならいっそ滅びてしまえば良かったのに
僕はあの世界で生きられるだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台はシティ・ニューデリー。
魔法士擁護政策を敷き、全シティの中でもっとも魔法士の住みやすいとされるシティ。
そんなシティ・ニューデリーでの、マザーコア交換を巡る政治劇の舞台に、主要人物たちが勢ぞろいします。
シリーズの「本編」開始にしてターニングポイントでもある6巻上下。
シリーズ中、わたしが一番好きなエピソードです!
マザーシステム交換の賛成と反対に分かれて争う、兄と妹。対立してさえ互いを思いやるその絆に胸を打たれます。 -
ウィズ6上。
とうとう本編開始。
散らばった各キャラも惜しげもなく出てきます。
賢人会議と錬たち(基本巻き込まれていますが)との対立と合わせて真昼と月夜の別れ。
それに合わせて錬との出会いも描かれていて、別れがやっぱ寂しくなります。 -
実は読んでたというオチ(笑
やっぱり今回もヘイズにときめいてましたが、何より目が離せなかったのはクレアでした
依存心とも言える愛情に終止符を打たれ、打ちのめされる彼女をヘイズが精神的に追い詰めてしまったというのが悲しかったです
早く続きが読みたい -
分子運動制御特化型魔法士《炎使い》の話。ウィザーズ・ブレイン「本編」と銘打ち、新展開に突入。行方不明の姉と兄を探す錬と、その協力を請け負ったヘイズ。組織の拡大を図る賢人会議のメンバーたち。シティの命令で賢人会議を追うイルとクレア。各々の目的でシティ・ニューデリーを訪れた彼らは、ニューデリーのマザーコア交換計画を巡る事件に関わることになる。舞台は2199年2月シティ「ニューデリー」。
ウィキペディアより抜粋 -
シリーズ6作目。
物理が苦手の私には、難しく感じてしまうところも多いのですが・・・
でも、設定・世界観が好きなシリーズです。
「魔法士」と呼ばれる物理法則を操ることができる能力者と通常の人が生きる200年後の地球が舞台。
大気制御衛星の事故により雲に覆われ晴れることがなく冬が続いており、わずかに生き残っている人類のほとんどは「シティ」と呼ばれる閉鎖的な都市での生活。
そのシティの機能を維持するための「マザーシステム」には、魔法士が犠牲とならなければならない・・・
本作では、今までのキャラたちのほとんどが集結。
いよいよウィザーズ・ブレインの本編の開幕です。
誰が悪いというわけではないのに、戦わなければならないのが切ないです。
物理用語を知っていれば、より楽しめると思います。 -
炎使い 二人の悪魔使いご対面
-
06/12/13/Wed
-
面白かった。<br>
刊行ペース以外は最高のこのシリーズ。<br>
<br>
歴代キャラの殆どが登場し,物語も順調に進んでいるけど,<br>
どうみても,大団円とは転がらないような気が…<br>
<br>
個性的な善人同士が戦わなくてはならない構図が切なすぎです。