陰陽ノ京〈巻の5〉 (電撃文庫)

著者 :
制作 : 洒乃 渉 
  • メディアワークス
3.86
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本棚登録 : 238
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840237642

作品紹介・あらすじ

晴明不在の京に現れた、夜盗の影-そこには天狗の業と思しき痕跡が混ざっていた。調べにあたる陰陽寮の暦生、賀茂光榮に協力し、慶滋保胤は愛宕の天狗、小五郎の元へと出かける。一方の晴明邸ではその頃、帰りを待つ時継や貴年達の元に、不穏な気配が-。優れた道士の体を求める妖、鶴楽斎。その鶴楽斎に操られる天狗の猛丸。彼らの暗躍によって、保胤達の平穏な日々は一転、緊迫の事態を迎える!第七回電撃小説大賞"金賞"受賞シリーズ第五巻。四年に及ぶ沈黙を破り、今、ここに復活。

感想・レビュー・書評

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  • 円亀という外法師が命を落とし、彼が封じていた妖(あやかし)・鶴楽斎の封が解かれてしまいます。ともに封じられていたはぐれ天狗の猛丸(たけりまる)を従えて、盗賊の源九郎の身を乗っ取った鶴楽斎は、さらに術を自在に使える道士の身体を求めて、京の町に姿を現わします。

    鶴楽斎はまず、渡会祥元(わたらい・しょうげん)の屋敷を襲います。ところが、すでに祥元は行方知れずになっていることが明らかになります。そこで鶴楽斎は、晴明に狙いを変え、彼の留守中に屋敷に入り込み、時継、晴明の妻・梨花、そして次男の吉昌を人質にとります。

    その夜、鶴楽斎は晴明が来るのを待ちながら、酒を飲んでいました。ところが、人質でありながら明るく気丈に振舞っていた梨花が意識を失い、彼女の身に封じられていた「天一」を名乗る妖の意識が現われます。宴会の席はまたたく間に凄惨な状況へと変貌し、あっけにとられる鶴楽斎に、天一は彼が人間だった頃の名前を告げます。

    今回も保胤の出番は少ないのですが、時継が活躍するので個人的には満足です。吉昌絡みの展開だけは、ややとってつけたような感もあって少し残念に思いましたが、メイン・ストーリーとなる、梨花や鶴楽斎にまつわるの展開は楽しめました。

  • 安倍晴明の妻梨花という存在がよく出て来るためいったいなんの伏線かと思えば、ここに落ち着いた。
    梨花の天真爛漫さからすれば喜ぶべきことなのかもしれないが、私は梨花に移入してしまって、結末に切なさしか感じられなかった。義昌が梨花にも呼びかけてくれたのなら、と思わずにはいられない。
    ぼんやりと読んでいたから過去の因縁に巻き込まれた話として読んでいなかったが、以外に伏線はきちんと張り巡らされていた。驚かされるのも一考かもしれない。

  • 主役が…ね(´・ω・`)主役が好きやねん…

  • *2010.8 *2013.2

  • 2011年4月 読了

  • 何時の間にか5巻と外伝が2冊、出ていました。
    ずっと好きなシリーズですが、続きはもう出ないものと諦めていたので
    またこの世界とキャラクターたちに触れられてとても嬉しかったです。

    相変わらず、どの登場人物も脇役にならないのがすごい。
    吉平くんがどんどん成長されている…。笑

    別軸らしい、メディアワークス文庫の方も読むのがたのしみです。
    保胤軸のこちら側もゆるやかに続刊してほしいなあ。

  • 続きが出るとは思いませんでした。この作者の中で一番好きなシリーズなので嬉しいです。
    梨花の『酒乱』の謎が氷解。うん…確かにこれは、人様には見せられないですね。(苦笑)
    吉平の弟吉昌、初登場。兄弟いたんですね、一人っ子だと思ってました。
    声も出るようになって、(それにしても産声って水中呼吸からの切り替えのはずで、これが出ないってことは呼吸が出来ないってことじゃないかと思ったり)ひと段落。これからどうなるかは分かりませんが、向けられる愛情は分かっているようなので問題ないかと。
    吉平と貴年は…まあ順調?(笑)放っておいても、貴年は吉平には勝てないっぽいので、きっと押し切られることでしょう。
    時継と保胤の場合は、保胤の覚悟が決まるか否かが分かれ目でしょうか。特異な家柄といっても、紛れもなく貴族ですからね、時継は。この時代では、身分違いということになるのでしょう。まだ彼は、時継をそこまでの目では見ていないようにも思えます。童女並みの天真爛漫さを発揮する時継にも、問題はありますが。どこまで分かっていっているのかとか。でもまあ、娯楽小説なのでそこはそれ、早いとこ覚悟を決めていただきたいものです。

  • 本屋で見かけて出てたのかと思ってその場でパラ読みした思い出

  • 派手さはないですが、人の持つ優しさとか暖かさをとても魅力的に描いてくれる作品。

  • <FONT color="#666666">"迷い"というのは、あえて捨てるものではない。
    折り合いをつけながら、延々と延々と、引くずっていくものじゃ。
    そうしていくうちに、答えらしきものが見えてくることもある。
    先に迷いを捨ててしまっては、その答えは見えぬ。
    ― だから迷え、悩め。
    </font>



    3年ぶりの新刊らしい。
    読んでた記憶があるのは高校2年ぐらい。あぁ、若かった(*´-д-)-3
    1巻を読んだ時は中学生、夢枕さんの本を読んでいたので、タイトルみて手にとってみました。
    いやー懐かしい。

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著者プロフィール

第7回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞。「陰陽ノ京」「輪環の魔導師」(電撃文庫)ほか。

「2018年 『ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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