図書館危機

著者 :
  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840237741

感想・レビュー・書評

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  • 前作に引き続き、ドキドキ楽しみながら読めました。
    胸キュン具合も半端ないです。

  • あーもーすっごく面白かったですー。一本の映画を観た後って感じです。トラブルを一気に放り込んで、すっきり解決しちゃうような。爽快感溢れる一冊でした。この読後感がまたたまらないです><

  • 図書館戦争シリーズ三作目!!

    あー面白かった。
    とうとう夜中の3時です。
    明日仕事なのに・・・
    夢中で読んでしまった・・・

    だいたい一冊400ページ、三冊め、1200ページ読んだところでやーっと堂上教官の・・・私としては超甘いところというか、きゅん!!っとするシーンがありました。

    これも、1200ページ読み込んでやっとでてくるから、こんなにきゅん!!っとするんだろうな。。

    図書館から借りて読んでいた本たちでしたが、いずれ購入しようと思います。

  • 分類 913/ア

  • きゅんきゅんする恋愛小説はきゅんきゅんより内容が濃すぎて。最後の章辺りは難しくて悲しくて苦しい内容でした。

    ラスト三ページくらいは自然に涙が出てて、こんな苦しいのは感情移入しているからなんだろうなとおもった。
    どろどろの場面とか感情が多くて有川さんのきゅんきゅんに慣れてたらギャップにやられるかもですね。

    郁と堂上のちょいちょい入ってくるいちゃいちゃは楽しいです。もうおまえらくっついちゃえよ笑

  •  主人公の郁を含め、その周囲の人々の心の機微、成長などが伺われる大変中身の詰まった一冊となっています。
     個人的には柴崎、手塚、稲嶺にフォーカスした話を織り込んでくれてとても嬉しいです。それから、玄田隊長と折口さんの関係ににまにま。
     後半へ進むにつれて次第に内容は重くなっていくものの、軽やかで自由な文体故か深刻な状況であっても重くなりすぎず、すっきりとした気持ちで読み終えることが出来ました。
     次巻への楽しみも含めて星5つ。

  • カミツレ…花言葉は、苦難の中のちから。

    日々成長する郁に、与えられる試練もちょっとずつ重くなって。
    でも、郁なら乗り越えられる、きっとカミツレに手が届くよ、って思える。

  • 「床屋」という言葉を差別用語として、強く弾劾するメディア良化委員会を逆に打ち負かしてしまう作戦の格好よさ!
    茨城遠征で、武装している敵2人にひるむことなく立ち向かう潔さ!
    普段の豪快な立ち振る舞いがそのまま戦場で生かされている。
    そんな玄田隊長の活躍が見られる。
    そして、その隊長を始め図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)の面々が一目置いている稲嶺指令の勇退は、原則側をかなり贔屓目に見ている読者としては嘆かわしい限りだが、
    筋の通っている漢気が感じられる。

    3卷目、一気に読み進めたこともあり、多少飽きて(読み疲れして)きているところがあるから、最終巻は少し時間を開けてから読もうと思う。

  • 安定のラブコメ。

  • 堂上と郁のやりとりにきゃーきゃーしたりとか、読み聞かせの時は余計な言葉挟まない方が…とか、小牧みたいに大事にしてくれる彼氏いいなぁとか色々あったけど、

    終章がもう。


    泣いた。




    どっぷり入り込んでしまったので、続きが気になって仕方ありません。
    どんどんキャラクターに愛着が沸いてくるね。


    架空の設定、しかしそこで起こる問題は現実世界でもいくらでも起きている問題でもある。
    考えさせられたし、恥ずかしくない自分でありたいと思った。

  • 〈内容〉正化32年の秋、同期の手塚光の兄から「王子様」の正体を告げられ、郁はどうしていいかわからなくなり……。一方、玄田竜助隊長のもとには、『週刊新世相』記者・折口マキから出版事情の相談が来ていた。

  • 表現の自由

  • 安定の第三巻。徐々に終わりが近づいているのを感じるが、楽しさは失われず。

  • 図書館戦争第三弾。検閲に引っ掛かる差別用語、図書館内痴漢、図書隊内イジメ。
    少し暗くて、重く考えさせられるテーマが多かったかな。

  • 言葉狩りって今でもあるよね~ってちょっと考えさせられた・・・。

  • 図書館戦争シリーズ3作目。


    郁の王子様の招待が発覚して、よりはらはらドキドキな展開です。

    もう、どこまで突き進むのこの人たち!!

    って思わずにはいられない。。


    そして、今回は郁の実家への任務です。

    良化隊の制服をモチーフにした作品「自由」

    この作品をねらって両者が火花をちらします。

    そして、茨木の図書館館長、この人物のせいで

    防衛部がとても弱くなり特殊部隊を応援依頼を出したことから、物語は始まります。
    業務部が偉くその下に防衛部がいる、このピラミッドが出来てしまったために、
    一般の職員にもひずみがうまれてます。

    その上、館長は図書隊の味方ばかりをしていない、むしろ敵としか思えない行動をとります。

    その結果がどうなるのか…


    今回のオススメは玄田体調の銃弾撃たれシーン。とてもかっこよく男の生き様を感じます。

  • 今回も面白かったっ! ややコメディ部分が少なく、シリアス路線だったけど、笠原&堂上にニヤニヤさせられたw 図書館の話をガッツリなら、恐らく途中で 挫折しちゃうんだろうけど、このラブコメ部分が あまぁ~い蜜です。面白い。 あと、表紙のイラストを読んでる途中で 何回も見て「あぁ!コレか!」と言いながら 読むのが楽しい。ペットボトルと手塚が居た!

  • 図書館戦争シリーズ第三弾。
    茨木での悲劇。浮き上がる水戸図書隊の実情。
    図書館戦争史上最も暗い回。
    それでも今日。図書隊は戦い続ける。

  • これを読み終わって、何を言えばいいのだろう。

    稲嶺司令の退任は、ひとつの終焉である。
    そして、公的機関なら。だれが責任者となろうとも
    変わりなく市民のために運営されなければならないのだ。

    フィクションでありながら、
    私も自ら公僕として在った時のように
    この話の中の組織のその後を憂いてしまった。

    不思議な小説だ。

    本当に恐ろしいことは、静かに起こるものと
    唸りをあげて何かを蹂躙するもの、共にありえることを
    私にそっと囁きかけてくる。

    そして、吹けば飛ぶような人間が
    心をもって働くことで 世の中が回っているんだと

    大丈夫だとも、囁きかけてくる。

    早く,次のページを指が探している。

  • 郁が王子様から卒業して、堂上を見るようになって、ようやく恋心を認めるだけじゃなく、柴崎に嫉妬しちゃうまでになるし
    柴崎と手塚はお互いの立ち位置とか相手に対する感情とかがいろいろ代わってきたし・・・とか、ここだけ思うとラノベみたい
    でも、その一方で、弱者の弱みに付け込む所がいけ好かない痴漢事件に茨城県展の事件
    今回は結構重かったかな 後半が特に
    読んでて何度顔をしかめたか やっぱりいろいろと考えさせられたり、思う所がある

    思う所があると言えば、結構好きなのが、床屋さんというか俳優さんのインタビューの話
    これもまた、障害って言葉がどうとか、一巻目の感想にも書いた病名の欠陥という言葉がどうとか、そういうところを考えさせられる
    当事者から苦情がそれなりにでも出ない限り、制限しなくてもいいんじゃないかなって思うよ 時によっては気にし過ぎに思えたり、何を言ってるんだと思ってしまうこともあるしね

    あと、昇任試験の話は結構好き
    重くなる前の息抜きって感じがしないでもないけど
    アニメでも結構好きなところ

    最後の話はなかなか読み進められなかったな
    ちゃんと噛み締めて読んでいかないと、混乱しちゃいそうで
    玄田隊長と行動も、稲嶺司令の決断も、知ってても、何度読んだり観たりしても、はっとしてしまう そしてその行動と思いに、やっぱり何か思う所があるんだよね
    "図書隊が被るのは血" この言葉がすごく重たかった
    自衛隊は守るための組織とは言え、場合によっては私達国民のために己の手を血で染めることがあり得なくもないわけでしょ
    これがアメリカとかだと、血で染めるのは多いわけで・・・
    軍隊に対しては怖いとか暴力でなんてとか、作中に似た様な意見もあったけど、そんな思いを抱くだけじゃなくて、彼らもまた一人の人間で、その手を何かしらで染めている可能性があることを忘れちゃいけないのかなって思った


    にしても、堂上怪我しなかったな・・・
    映画観た後、友達と、"堂上教官、二度も怪我したっけ?"って思ったけど、やっぱり勘違いだったな
    もう、アニメ、微妙に革命の内容取り入れてんじゃんよ 紛らわしい

  • 読書熱が下がっていたので
    マンガみたいにタラッと読みたくてこれ
    会話文が時々微妙だけど、さすがの読みやすさ
    飽きずに読めたので星3つ

    なんだかんだ文句言いつつ読みたくなる作家だな

  • 7月の11冊目。今年の101冊目。

    いやー地元の図書館でやっと借りられました。続きは早く読みたかったのでね。うーん、ちょっと読んでいてこっぱずかしい部分が増えてきましたね。しかし、面白いことは間違いないです。ただ、文句をつけるなら、やっぱりたまに「え、これって誰のセリフ」とか、「うん、この文章どういう意味だ?」ってのがありますね。なんかこういう架空の機関の設定って難しそうですが、読んでる側もそれなりに解釈するのが大変ですね。

  • やっと手に取ることが出来て、一気に読み進みました。真っ直ぐな郁は可愛いし、全力で生きてるって感じが羨ましいアラフォーの私・・・。読んだ後は若返った気がします(笑)。

  • シリーズ3作目。
    どんどん突っ込み所が増えていってるような気がするけど・・・これも図書館シリーズの良さってことかな?
    郁のドタバタはそろそろどうでもよくなってきた。
    これだけではとても話が持たない。やっぱり脇のキャラの魅力でもっているシリーズだと思う。
    メインの恋愛模様はやきもきというよりかイライラしてくる。

  • 稲嶺司令のシーンだけ少し感動した
    ずっと先の将来、あんな人になれたらと思った今日この頃
    柴崎×手塚の回になると思っていた予想が外れた…
    一応、次でラストかと思うとわりと早かったなあと
    ただ、別巻ってどんな位置づけなんだろうか…?

  •  図書館シリーズの三作目。
    読んだ友達達が言ってたように、話が進めば進むほど読むスピードが上がるね。
    週末は娘を昼寝させてゆっくり隣で本読めるのであっという間に読了しました。
    テンポのいい戦闘シーンを読みながら、改めて文字だけでこれだけの迫力を伝えられるなんてすごいな、と思った。
    コインランドリーでのシーンがかなり好きです。
    次も楽しみです。

  • コインランドリーのくだりが、図書館シリーズで一番好きなシーンです

  • 図書館戦争シリーズ3冊目。 

    2冊目「内乱」ラストで、「王子様」について知った郁がプチパニックを起こしていて、でもそれが堂上だったことについてのショックじゃなく、本人に王子様について熱く語っちゃった恥ずかしさと、その時いつも嫌そうだった堂上に対して…っていうのがまた乙女でいいですね! 底上げがあってもなくても、どっちでも同じじゃん!好きなのばればれじゃん!と周囲には非常に分かりやすいのに、本人たちはそこに思い至ってないっていうのが、かわいくって仕方が無いですよ!
    郁と堂上の関係はさておき(だってラブラブになるのは分かりきっている!)図書館界はどんどんと波乱含み。事件はいろいろと起こっていっています。
    『王子様、卒業』では、図書館や書店に頻繁に出没する悪質な盗撮・痴漢男の捕り物劇があり。(でも本当に書店は痴漢がでますよね…私も「あれ?」ってことは何度かあった…)
    『昇任試験、来たる』では、郁・手塚・柴崎らの昇任試験でそれぞれの意外な一面なんかが見られ。(手塚の不器用さは本当に微笑ましい/笑)
    『ねじれたコトバ』では、折口記者の手がけた人気俳優インタビュー記事をめぐっての、対メディア良化法への頭脳戦が交わされ。(確かに言葉には過去がありそこに差別的意志が混じったこともあるだろうが、その事実は消すべきじゃなく内包して変えるべきだと思うんだ私)
    『里帰り、勃発』では、増援のために入った水戸準図書基地での歪んだ組織形態と発生したヒエラルキー、そして忍び寄っている『未来企画』の罠を感じ。(しかし手塚兄はいまだに性格が掴めません・・・案外ユカイな人じゃないのか?怖いけど)
    『図書館は誰がために』では、茨城県展警備壮絶で血塗れた攻防と「血にまみれる覚悟」を見せ付けられ、そして老兵が去る…。(カミツレの小鉢とラストシーンは少し涙腺が緩みました…)
    シリーズ本編はあと1冊です!(別冊はあるけれど、ここに提示された『ゆがみ』を主題にするのは本編だけ、ですよね?)
    どういったカタチで終止符が打たれるのか…楽しみです。

  • おもしろい!

  • 第2 図書館は資料提供の自由を有する。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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