図書館危機

著者 :
  • メディアワークス
4.17
  • (1805)
  • (1209)
  • (993)
  • (36)
  • (11)
本棚登録 : 8546
レビュー : 863
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840237741

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 図書館シリーズの第3弾。

    遂に郁の仕事が親にばれて、恋の話も少しだけ進展。外部実戦の初参加、稲嶺司令のまさかの進退問題。今回も面白かったです。

    ところで郁が酔っぱらった手塚にスポーツドリンクを飲ませて更に酔いが回ってしまうくだりがありますが、私もちょっと酔った時にスポーツドリンクを飲むことがありますが、それによって更に酔いが回った記憶がないのですがどうなのでしょうか…。

  • 折口さんが人気俳優をインタビューすることになり、その俳優の大好きなおじいちゃんの職業の呼称をきっかけに、また争いが勃発・・・
    よくこんなにネタが思いつくなぁ。
    次で最終巻と思えない進捗です。
    面白かった♪

  • 2014年9冊目「図書館危機」読了。

    あんまり続けざまに同じ作家さんは読まないのだけど、ラブコメモードからどうしても抜け出せず、図書館シリーズを読み続けている。

    だんだん図書館戦争の世界観に違和感がなくなってきた。そんな世界観の中での人間関係がまた面白い。

    とりあえず、続きのシリーズは文庫で買ったので、満員電車でハードカバーを見るのからは解放される。(けっこう恥ずかしかった…)

  • すっかりハマってしまった第3弾。
    1,2作を楽しんだ方なら間違いなく楽しめるので、安心してついて行きましょう。

    堂上と郁、不器用ながら少しずつ距離を近づけていく、その空気感がやっぱりいい。
    もう安定感すらある2人のベタ甘も、もちろん健在です。

    郁ちゃんって、たまに抱きしめたくなるほど可愛いよね。
    うん、まさにそんな感じ。

    また少し変わりつつある手塚、柴崎の展開と共に、最後はこの世界をどうまとめるのだろう。
    早く読みたいような、もう少しとっておきたいような。

    良化委員会側は何を信じ、どんな正義の元に彼等と戦うのか。
    そちらサイドからの世界も見てみたいと思ってしまう。

  • 図書館シリーズ第三弾。主人公郁もついに入隊三年目を迎える。お馴染みの図書隊が、茨城に応援遠征に向かう。そこは郁の故郷。特殊部隊に所属している事実を知らない母親と、ついに真っ向から衝突する。今回は、親と子の考え方の違いや葛藤も大きなテーマだったように思う。
    そして、また公序良俗を掲げた社会問題の側面も強く感じた。
    この物語は、単に図書館という変わった設定だけがウリな訳ではない。普遍的な問題を取り上げ、それが物語を何層にも厚くしている。
    キャラクターそれぞれの目線で進んで行く展開もリアリティがある。
    次の巻で最後なんて寂しい・・・。

    そして郁と堂上教官の距離も縮まりつつあり、こちらがついつい赤面してしまうようなもどかしい胸キュンシーンが沢山盛り込まれていて、更に堂上が好きになってしまった。チビだけど正義感強くてマジでカッコいい!

  • いつもながら盛りだくさんの内容で。メインの2人も好きだけれど、他のカップル?も、好きなので楽しかったです。

    まず痴漢。あれはよくわかる。私は声も出せないし正当防衛もできないから、囮の2人のたくましさが羨ましい。男性陣のぽかんとした感じと嫌悪がさわやかでよかった。ああいう人たちと関わりたいな。
    次に読み聞かせ。わかる、よーくわかる。読むのは緊張するけど、子どもの目線に立つのは楽しかった。やっぱ私は子どもが好きだ。ただし、札付きはあしらえないが。
    後半の言論統制や無抵抗主義、戦闘の方がインパクト強いんだろうけど、今はそんな気分じゃないってことかな。
    オトナの喧嘩って改めて「すごい」と思う。

    さ、次が楽しみだ。

  • 研究室の共用棚にあったので,ようやく読んだ。作中の絵画「自由」事件は富山県立近代美術館事件(1986),沖縄県立美術館事件(2009)で大浦信之の「遠近を抱えて」を下げた事件を思い出させる。小説では展示し,そこで図書隊と良化委員会の大規模な抗争が起こる。

  • おもしろいシリーズ

  • このシリーズ、特にこの巻はあま~いだけじゃないです。

    ら甘いのはあくまで調味料で、本筋はバリバリの陰謀情報&戦争物ですよ。

    とっても社会派。

    私は池上彰さんじゃないので、こういう難しい部分のリアリティとかはよくわかりませんが、十分ワクワクするし、考えさせられます。

    表現の自由が奪われた時、奪われそうになった時、それがどういうことなのかということを読み手にしっかり考えさせてくれます。

    主人公の郁と同じ視点で、一生懸命考えさせられる。

    小学生にはちょっと難しいかもですけど、中学生ならわかると思われるので是非読んでいただきたい!!


    私は、映画やドラマのスタッフとして、報道では無いけれど表現する側のお仕事をしていたりするのでやっぱり色々と考えます。

    だから、エピソードの1つで

    ある人気若手俳優が自分の生い立ちについて雑誌の取材を受ける。
    ところが発表の直前になって、俳優側から記事の差し止めを求められる。
    理由が分らないので、俳優本人に尋ねてみると、自分を育ててくれたおじいさんの職業を記事上で『理容師』にされたことが逆鱗に触れたらしい。
    インタビュー中、自分はずっとおじいさんを『床屋』と表現していた。
    それは「軽度の差別用語」として規制されている言葉だったので雑誌には載せられなかったのだ。
    『床屋』であることに誇りを持って生きているおじいさんにこんな記事は見せられない!

    というところから始まる話には正直、はっとさせられました。

    言葉1つ、表現の方法1つで、誰かの生き方や誇り、思想までもを傷つけることがある。

    それを改めて思いださせてくれました。

    私の仕事は、主に台本に書かれている場面に適した撮影場所を探してくることなのですが、条件的に厳しい時、『そういう風に見える場所』で代用することは多々あります。

    『普通の視聴者にはわからないから』という心が動いている時も、確かにあります。

    でも、例えばドラマを見ている方がそういう場所の専門家だったりした場合、とても不愉快になる可能性もあるのです。

    そこのところ、普段は分っているつもりですが仕事で追い詰められたりすると妥協してしまう自分が居たりする事を反省させられました。

  • 主人公の母さんがリアル。

著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

図書館危機のその他の作品

有川浩の作品

ツイートする