神様のメモ帳2 (電撃文庫 す 9-5)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840238885

感想・レビュー・書評

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  • 前巻の希望の続きを観たくて読み始めたんだけど……
    お話的にはまったく新たな依頼。
    今度は”ヤ”の付く人が出てくるかなりやばい事件だ。

    文章も、作者の語り口も、物語の展開も、
    違和感なく、かなり達者で、読ませる。のだけど……
    この物語は何かが足りない。

    物語的にはいろいろ追い詰められて、
    どうにもならなくなって、
    そこから、逆転していく展開。
    だから、ラストでは、一種の爽快感があっていいはずなのに、
    この物語にはそれがない。
    ただ、ほっとした安堵感はある。

    たぶん、主人公の性格が問題なんだろうなあ。
    ちょっと後ろ向きすぎるのだ。
    それがこの物語の重苦しさを作っている。

    けれど、それさえも作者の計算の内で、
    今後、物語の進行と共に、
    主人公が成長していく姿が描かれるのかもしれない。
    そして、それはアリスにも当てはまるのかも。

    とりあえず、いつか、続きを読もうと思う。

  • 今回はヤクザの資金浄化の為に日本で出稼ぎをしている人達の会社の社長とその義娘の話だった。
    主人公がカタギじゃなくなってしまったのには笑った。表紙でイメージしていた話と違いすぎる……笑

    彩香が目を覚ましたのにもびっくりした!
    結構物騒な世界観だが奇跡はあるのが作風なんだなと思った。

  • レビューは未定。

    評価は3.5つ星です☆

  • アリスの探偵事務所に、メオという少女がたずねてきます。父親代わりの草壁昌也(くさかべ・まさや)という男にボストン・バッグを託されたという彼女は、その後すがたを消した父親をさがしてほしいとアリスに依頼します。ボストン・バッグには二億円の現金が詰められており、アリスの調査によって草壁と闇社会とのつながりをうかがわせる事実が次々に発覚します。ボストン・バッグの金は、草壁が会社から横領したものではないかという疑いをいだく鳴海は、真実に近づいていくことによってかかえ込まざるをえない、アリスの苦しみに直面します。

    テツ先輩、ヒロさん、少佐のニート軍団によるライトノベルらしいコミカルな掛け合いがおもしろく、たのしんで読むことができました。

  • 9784840238885 331p 2009・8・3 7版

  • アニメの第2話~第3話に相当する話。アニメ版に比べると、話が全体的に間延びしていて、冗長な印象を受けた。アニメ版の脚本は、原作の良さを殺さないように配慮しつつ、かなり思い切って手を入れているみたいだね。原作つきアニメのあるべき姿だと思う。ちなみに、この回の脚本は伊神貴世の担当。

  •  ナルミがだんだんとナルミさんになっていく。ナルミさん学校まじでそろそろ行ったほうがry・・ いや学校の描写がほとんどないぜ!

  • メオのパパンの動き等、ミステリーは考えないとダメだなと。
    リズムある書き方を盗む中。

  • 春休みのある日、NEET探偵事務所に駆け込んできた依頼主は、変にテンションの高いタイ人の女の子だった。失踪した彼女の父親が残したバッグに入っていたのは、二億円もの大金。彼女の依頼は、「お父さんを、助けて」ひきこもりパジャマ少女の"ニート探偵"ことアリスと、その助手である僕は、ニート探偵団のテツ先輩、少佐、ヒロさんの力も借りて調査を始める。街の不良を束ねる四代目まで巻き込んでやがて事件は思わぬ方向へと転がり始めるが――。

    メイと名乗るタイ人の女の子は、過去だけを見れば決して幸福一辺倒で生きてきたわけではない。客観的に見ればどちらかというと不運ですらある。なのに、どうしてこんなに強いんだろうと思った。日本にいて生きづらいと感じることもあるだろうに、日本人に対しても屈託なく笑って話しかけることができる。父親のことも信じ続けられる。羨ましくて、ちょっとまぶしい。
    誰かを救える自信がなくて、無力さを噛みしめながらも、そんなメオだからこそナルミは救いたいと思ったんだろうな。現実問題、法律に反することは「悪いこと」。でもそれをする人が本当に悪い人なのかは、表面だけじゃ分からないんじゃないかな・・・。

  • メオたんがピュアでかわいい。
    創作上のニートは何らかの才能がある場合が多い気がする。
    才能あるニートってかっこいい。

著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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