さよならピアノソナタ (電撃文庫)

著者 :
制作 : 植田 亮 
  • メディアワークス
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本棚登録 : 922
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840240710

作品紹介・あらすじ

「六月になったら、わたしは消えるから」転校生にしてピアノの天才・真冬は言い放った。彼女は人を寄せつけずピアノも弾かず、空き教室にこもってエレキギターの超速弾きばかりするようになる。そんな真冬に憤慨する男子が一人。大音量でCDを聴くためにその教室を無断使用していたナオは、ベースで真冬を"ぶっとばす"ことにより、占拠された教室の奪還をめざす。民俗音楽研究部なる部活の創設を目論む自称革命家の先輩・神楽坂響子とナオの幼なじみ・千晶も絡みつつ、ナオと真冬の関係は接近していくが、真冬には隠された秘密があって-。恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 評価が割といいので全巻一気に買ってみた。
    文学少女を読んでその本を読んでみたくなったように、この本に出てくる音楽を本に合わせて聞いてみたくなる。
    音楽用語が分からなくても楽しめるけれどちゃんと理解できたらもっと楽しめるんだろうなぁ。真冬がちょっとツンが多すぎじゃないだろうか・・どうにも好きになれないんだけど。まだ先があるからもう少し可愛げが出てきてくれたらもっと話に入り込めそうだけど。

  • トラウマで右手の動かなくなった天才ピアニストの真冬とクラシック音楽評論家の息子でロックファンの(クラシックも聞く)主人公とのツンデレラブストーリ。音楽ネタをいれたストーリを書こうというのはわかるが、真冬の設定があまりに無茶。バイオリニストがギターを弾くのとは異なり、繊細なタッチが必要なプロのピアニストがギターを練習すれば左指の感覚が鈍くなるし、使う筋肉も違うのであり得ない。ゴミダメピアノに共鳴してゴミがオーケストラにってどんなファンタジー?はてはベートベンのエロイカ変奏曲をギターとベースでDUOとか全くイメージがわかない。ロックの曲にしてもLed Zeppelin, Beatles, Ben E king, Chuck Berryってオヤジバンドのネタだし、いい加減な解釈が多く、嘘ネタも多い。今日日の高校生はJ-POPかアニソンでしょ?  メインストーリはスランプのピアニストが逃げ込んだ先の高校で主人公とあって、恋に落ちるという平凡なストーリ。主人公もへたれのくせにモテモテむかつく。評価が高いのが不思議な凡作。

  • (1巻を読んだ時点での感想)

    典型的なボーイ・ミーツ・ガール。
    ストーリーも複雑な伏線が絡み合って、というわけでは無く
    正統派なので読みやすい。

    他の作品と一線を画す要因になっているのは 『音楽』 だ。


    物語全編にクラシックやロックが散りばめられており、
    クラシック・ミーツ・ロックとも言い換えられそうな作品。

    音楽に全く触れていない人が読むと
    面白みが半減する(かも?)という、人に勧めるとき少し悩む作品だろう。

    ただでさえ、クラシックは敷居が高いと思われがち。
    ロックも洋楽中心。ビートルズなどの有名曲もチラホラ出てくるが、
    Led Zeppelin なんて今の若い人は好んで聴かないんじゃない?
    …と、いうような敷居が高いセレクトも。


    しかし、演奏シーンでの表現は音楽に詳しい人ならその分ニヤニヤできるものであり、
    疎い人でも、作者の表現が巧みなので容易にその雰囲気が想像できるはずである。
    (誰もが漠然と感じる音楽の楽しさを言葉として表現しているからだろうか。)

    バンドの経験がある人は初めて音を合わせたときの
    楽しさや難しさを思い出す人も少なく無いだろう。


    むしろ、作中に散りばめられる小ネタのほうが読者を置いてけぼりにするかもしれない。
    (ギターには女性の名前をつける…とかね。)

    私は小ネタにはまり、非常に楽しめた。
    楽しみすぎて伏線回収シーンとか、物語の本筋をスルーしてしまった…


    ロックを知らない天才少女がバンドに参加して何を感じるのか。
    主人公との関係は…?そして、なんの曲がどんなタイミングで来るのか!
    2巻以降、非常に気になる作品です。





    〔蛇足として・・・〕
    中盤、Led Zeppelin の カシミール でセッションを行うが、
    この曲の進行がプログレッシブで、クラシックに類似点を求める人もいるそうな。
    そういった意味でこの選曲には作者の意図が隠れているのかな、と推測。

    安易にネオクラシカルを出さない作者に共感すると共に、音楽的な知識の深さに感服。

    30~40代のロックファンに読んでもらって、是非感想が聴いてみたい。

  • 違和感なく読めたラノベなのでうまいなあと思う、音楽できる人が羨ましくなる一冊

  • 【あらすじ】
    「六月になったら、わたしは消えるから」転校生にしてピアノの天才・真冬は言い放った。彼女は人を寄せ付けずピアノも弾かず、空き教室にこもってエレキギターの超速弾きばかりするようになる。そんな真冬に憤慨する男子が一人。大音量でCDを聴くためにその教室を無断使用していたナオは、ベースで真冬を“ぶっとばす”ことにより、占拠された教室の奪還をめざす。民俗音楽研究部なる部活の創設を目論む自称革命家の先輩・神楽坂響子とナオの幼なじみ・千晶も絡みつつ、ナオと真冬の関係は接近していくが、真冬には隠された秘密があって――。恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。

    【感想】

  • 絵に惹かれて購入。一人称が主人公である「ナオ」の視点で描かれているストーリー。ピアノソナタとタイトルにある通り、クラシックの楽曲が数多く出てくる。それも有名どころ。有名だからこそ、文字で音楽を楽しめ、ラブの部分も楽しめる、そんな作品です。

  •  音楽知識の無い私にはさっぱりな部分もあったけれど、心に響く確かなものがあった青春の物語。
     幼いゆえに越えられない壁、若さゆえにしてしまう無茶。そういった様々な要素が混ざり合ってこんなに暖かい物語を形成しているのかと思うと、何故か人間とは如何に感動屋なのだろうとか感じてしまう。

     ただ、難点を挙げるなら物語の大部分が主人公とヒロインの心の交わりや音楽に終始しているので、その他の様々があまり印象に残らなかったように思えた。バンドを作ることが当初の目的であったはずなのに、ラストになっても設立されないことなど気になる点は多かった。

  • ヒロインのわがままっぷりと主人公の鈍感っぷりがいまいち好きになれない。
    随所に出てくる音楽に関する薀蓄は割りと好き。

  • 評価:☆4.5

    恋と革命と音楽が織りなす、ボーイ・ミーツ・ガールストーリー!


    機械弄りが得意な冴えない聴き専主人公・桧川ナオが、ワケあって今はギターを演奏している元天才ピアニスト・蛯沢真冬と出会い、変わっていく。そんな王道ボーイミーツガール。

    ヒロインの真冬は口が悪いツンデレガールなわけですが、自分の非はきちんと認められる良いツンデレですねw

    最初のガラクタ山での出会いや神楽坂先輩・千晶との演奏で熱を感じるところ、そしてドア越しの真冬とのセッションと演奏シーンが印象的。やはり音楽ものはいい。

    後は夜空の下、二人で語るシーンなんかも雰囲気が伝わってきて好き。

    一度は捨てたベースを諦めずに探し続けるナオ。いつの時代も女の子のためにがむしゃらになれる男ってのはいいもんですよ。

    続巻にも期待。

    「六月になったら、わたしは消えるから」

  • 面白かった。

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著者プロフィール

杉井 光(すぎい ひかる)
高校卒業後、フリーター六年・ニート三年経験。
2005年、『火目の巫女』で第十二回電撃大賞小説部門銀賞を受賞。
代表作にテレビアニメ化された『神様のメモ帳』、『さよならピアノソナタ』など。漫画原作者として『こもりクインテット!』『電脳格技メフィストワルツ』などに関わっている。

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