モーフィアスの教室 (電撃文庫 み 6-20)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840241496

作品紹介・あらすじ

東京郊外の高校に通う岸杜直人のクラスで、多くの生徒達が見た不思議な夢の"教室"。その夢の中で怪物に喰われた者は、二度と目を覚ますことはない-。悪夢に囚われた友人達を救うため、直人は傍若無人な幼馴染み・久世綾乃と共に夢の秘密に迫る。やがて直人は、自分の夢の"教室"にだけ、不思議な扉があることに気が付く。なぜか綾乃は、「その扉を開けてはいけない」と直人に忠告するが…。現実世界を浸食しはじめた「悪夢」を直人は止められるのか?そして綾乃の知る真実とは-。

感想・レビュー・書評

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  •  いまいち面白さが伝わってこなかったなぁという印象が強い。
     簡単な概要としては、主人公はよく悪夢を見るがある日それまでとは異なる悪夢を見るようになる。実はそれはクラスメイト達も共有する夢だった。そしてその悪夢の中で怪物に食べられた人間は二度と目を覚まさない。
     最終的にその怪物と主人公が対決することになるのだが、強大な敵に対して何の能力もない主人公が迎え撃つ場合、大抵ご都合主義的な展開になってしまうが、この作品も同様なのがどうしても残念。

  • ラノベ?
    主人公は高校生。
    クラスメートが眠ったまま目を覚まさないという事件?がおこり、それに無理やり巻き込まれていくうちに、自分の運命を知る。
    みたいな。

  • 雰囲気がいい、サスペンスホラー物
    ストーリーがかなり上手いので、読み進めやすかった。キャラも立っているのでシリアス作品が苦手な方でも読みやすいのではないだろうか。
    イラストも綺麗ですし無難な一作です。
    オススメはシリアスを読みたい人、ホラー物が好きな人

  • 「ビブリア古書堂」から逆流入。ラノベだとか娯楽小説だとか純文だとか、そういう括りにあまり意味を感じないのだが、それでも「これは(あまり良くない意味で)ラノベだなあ」と思ってしまう。「ラノベにありがちなこと」を無理矢理詰めているような。その辺りをもっとこそぎ落として、描写を緻密にすることで「ビブリア」になる感じだろうか。この著者はもっと文章に対する執着が強いはずだ。だからこそ気になる投げやりな部分がある。それが媒体ゆえならばもったいないことだ。どのみちシリーズ物なので、もう少し読んでみるべきかもしれない。

  • 三上延さんの本を探していて,「モーフィアスの教室」を見つけてすぐに買って読みました。
    表紙の絵が見ての通りかわいいから,どんな話かと思ったら,夢の化け物に頭を食いちぎられたり腕から血がぽたぽた垂れたりする箇所が最初からあり,怖いホラーかと思いながら読み進めていきました。

    戦う相手である夢神の正体がよくわからないまま綾乃の言われるまま戦いに挑んでいく直人。主人公の直人とその幼馴染,綾乃。2人のつながりがなんと夢の世界でのある役割や○○族(王国)と関係がある。
    予想外の展開にハラハラしながら読んでいきました。

    普通にある学園ものではなくSFホラーで,他に似たような作品を私は知らないので余計におもしろかったです。小学生から大人まで楽しめます。

    三上延さんはビブリア古書堂の事件手帳を書かれた方。イラストは越島はぐさんが栞子さんの雰囲気をいい感じに描かれていました。
    モーフィアスの教室はイラストは椎名優さん。全く違う雰囲気で,綾乃の表情がすばらしい。しかも表紙だけではなく,口絵も楽しめるプレビュー・コミック。もうその絵を見たら,早く中身の作品を観たくなる。そして,話が進んで口絵の場面ではまた口絵に戻って確認したくなる。

    おそらく1(「モーフィアスの教室1」ではなく「モーフィアスの教室」です)を読んだら2.3.4と最後までイッキに読みたくなりますよ。

  • 電撃の缶詰をぱらぱらと見ていて出会った作品。
    この不思議なタイトルに惹かれて読んでみました。
    主人公は男の子。
    そして夢神という不思議な存在と人類との共存を目の当たりにする、なんともファンタジーなお話。
    しかし、一見楽しそう、ですが、結構ホラーです。
    本当に夢神が存在するような感覚が生に味わえる作品です。
    でも、怖くても、どんどん読んじゃう、ホラー苦手じゃない方にオススメの作品です^^

  • 夢神という悪夢から生まれる存在を封印する物語

    全員が共通の夢を見ることから始まる事件が恐ろしくて、眠れなくなりそうになった。
    登場人物も魅力的で女性キャラクターがツンツンしていてかわいらしかった。
    残酷な描写が結構多いので苦手な人は注意した方がいいかも。

  • 全4巻完結

  • まず注意。個人的に「○○」(そして上に小さなカタカナでルビがふってある。シャナとかもちらりと立ち読みして、用語満載なの見た瞬間購買欲が無くなった…orz)系統の特殊用語が嫌いなので、その分マイナス補正がかかってるやもしれません。


     序盤(日常描写)は個人的にほぼ100点満点。しかし…中盤以降の設定は少しいきなり過ぎて「え、まじで?急だなぁ…」と思わずツッコみたくなってしまうかもしれない。


     あれだ、涼宮ハルヒの憂鬱で長門が電波を発信し始める魔のP.119(ページ数はうろ覚え)に近い感触。もしハルヒを読んで、そこで読むのを辞めた人にはやや苦しい内容な気がする。


     文体はやや硬め、でもその方がサスペンスホラーな雰囲気には合ってるから苦手な人でも気にならない程度だと思う。


     だが残念ながらそこまで怖かったり緊迫したりはしないかもしれない。やはり↑の設定で肩透かしを食らったのが原因かなぁ。


     全体としてうまくまとまってはいるものの、突出した印象はない感じ。登場人物達の描写量やキャラ付けもまだ完全とは言えず、2巻も出るようなのでひとまず続刊に期待したい1冊でした。




     …あっ!言い忘れてた!




     表紙のメインヒロインはツンデレです

  • 古本市場 350円
    シャドーテイカーでは純珪一さんとのタッグってことで読んでたけど、、正直どこまで読んだかは覚えていない…あれ?終わったっけ?と思ってたら、今度は椎名優さんとのコンビで出てたライトノベル。
    正直あまり期待はしてなかったんだけど、期待以上の作品で、買って良かったなと。
    主人公達が悪夢と戦う話。毎度の事ながら戦闘描写はうーん?って感じだけど、それを補う世界観とキャラの魅力でグイグイ読み進むことができた。二巻も中古で見かけたら即購入だろう。

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著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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